「宇宙人はいるのか?」
という問いに「間違いなく居る」と答えられます。
宇宙に浮かぶ地球という星に住む我々はまぎれもない宇宙人です。
では、太極拳によく出てくる「気」はあるのか?という問に対してはどうか。
これは「分からない」としか言えません。
「ある」とも「ない」とも証明できないからです。
特に「ない」の方は「ない」証拠を全部挙げなければならないので不可能です。
(地球の他に人類がいるかどうか、宇宙全部調べなければ「いない」と証明できないようなものです)
「ない」と証明できないなら「ある」可能性が残ります。
という訳で「気」があるかどうかは不可知論を取って「分からない」とさせて頂いております。
今月ラストのFNP。
5人とやや少なめの参加者と思いきや、意外なお客さんがみえました。
首都圏から静岡に出張された帰りにわざわざ湖西まで推手しに寄ってくださったというSKさんです。
遠路はるばるありがとうございます!
せっかくですからレギュラー全員で代わる代わる手を合わさせて頂きました。
SKさんのご専門は楊式太極拳だそうです。
しかも非常に柔らかく力みがない、「これぞ楊式」というイメージ通りの推手です。
こちらが攻めて行こうとするとスーッと流されてしまいます。
実に不思議です。
レクチャーもして頂きました。
管理人が受けた指摘は2つ。
「とにかく力を入れないこと」と「腕の意識は消さないこと」です。
特に按をかけるときに腕が死んでいるのをズバリ見ぬかれてしまいました。
普通、相手が押し込んでくると腕に力を入れて拒絶してしまう所ですが、あえてそれをしない。
と言って腕が「あるだけ」だと相手は全然怖くないので平気で突っ込んできてしまいます。
腕に意識を込めて相手を「読む」ことが必要で、そうやっている腕なら押し込まれた時に逆に相手を自滅に導いてくれるそうです。
力を入れず、さりとて意識は抜かず、という感覚が非常に難しいのですが、SKさんのご指摘で目からウロコが落ちた感じです。
ベテランのお2人は普段通り攻めの推手で挑んでおられました。
いつもはあまり「何式」という意識がなくやっていますが、楊式vs陳式という図式がはっきりしている様な戦いでした。
HMさんは3回ほど手を合わせていたので、よほど気になったご様子です。
HDさんもご自分で推手しただけでなく、SKさんが他の方とやっているのをじっと見ておられたので、何かひらめくものがあったのでしょう。
先日のブログで「刺激が欲しい」みたいな事を書いたら、正しく刺激的な方が来てくださいました(笑。
SKさん、また静岡県にお越しの際は、是非遊びにいらしてください。
よかったら6月12日の推手サークルジャンボリーにもどうぞ(笑。
という感じで思わぬお客様に大満足のFNPでした。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。
いつもの練習後懇談会になんとSKさんまでお付き合いくださいました(笑。
太極拳を通じての不思議なご縁に驚きと感謝の念を抱くばかりであります。