推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

ご案内

「推手(すいしゅ)」とは、太極拳の2人でする練習の事です。
套路(型)と推手は車の両輪で、両方やらないと上達は見込めません。

套路は1人でも練習できますが、推手は相手が必要です。
ならば、太極拳好き同士でお互い練習相手になろう、というのがこのサークルの目的です。
対練専門の謎の集いです。
太極拳やったこと無い方でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。
お問い合わせはこちらまで。
suishucircle@yahoo.co.jp
右の「メッセージを送る」からでもOKです。

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2022.12.31 「来年こそは」をUP

旦那芸を超えろ

2016-02-25 01:18:58 | 日記
サークルとしては参加人数が増えた方がいいんでしょうけど、ここら辺は難しいところです。
あんまり増えると、まず場所に困ります。
例えばメンバーが50人になったとしたらスタジオとか会議室という訳にはいきません。
利用料ワリカンも50人から20円ずつ集めたりとか、面倒です。
だから湖西と愛知でそれぞれ常時10人くらいのメンバーでやるのが最終目標ですが、人数よりも熱心な人が集まる方が重要です。
まあ、隅っこでこっそりやっている謎の集団、ぐらいがちょうどいいんじゃないでしょうか。


さて2月・如月最後の金曜練習。
参加メンバーは5人でした。
毎度ありがとうございます!


何か壊したりケガさせたりしない限り、どんな突拍子もない練習でもいいというのが推手サークルのウリです。
側から見ているとよく分からない内面の探り合いをしている人達もいます。
また、側から見ているとハラハラするような倒し合いをしている人達もいます。
両極端ですが、どちらも「技」をうまくかけるための練習です。

この「技」というのにも段階があって、まず相手が逆らわず受けてくれる状態で100発100中の精度で作動させなければなりません。
これが出来るのが「旦那芸」のレベルです。
旦那が手習いをして「どうだスゴイだろう」と人に見せれるぐらいという事です。
まず、これが出来なければ動き回ってこちらに攻撃してくる相手に技をかけるなんて無理でしょう。
武術の技は上手く作られていて、理にかなっていれば素人でも発動します。
長年練習している人との差は、それをパッと出来るかどうかです。

そこから徐々に相手に動いてもらって、そこに旦那芸を掛けられるようにしていきます。
しかし、ここに大きな壁(というか崖)があるようです。
目の前に人がいると言うだけで力任せになったり、手だけで技をやろうとしたりしてしまいます。
剣術の達人が「目の前の敵を大根だと思って斬れ」と言っていたそうですが、そういう心構えが必要なのでしょう。

という事で、まずは旦那芸の習得、次にそれを人に自在に掛けられるよう、みんなで練習したのでありました。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。


練習後の懇談会では、色々混じり過ぎていて何の武術だか分からない武術、の話題で盛り上がりました。
武術は、1つのものを磨いていくのが結果的に早道です。
ごちゃごちゃ学んで混ぜると訳が分からなくなります。
それに1つのものを習得するだけでも長い時間がかかるのに、たくさんやってしまうと単純に1つ辺りにかける時間が減ってしまいます。
もしどうしても色々やりたいなら、1つの武術をしっかりマスターしてから、次、という方が良いように思います。
それと、原理が真逆の武術を同時に学ぶと効果を相殺しかねないので、極力似ているものをチョイスすべきでしょう。