FNP当日には、なぜか雨が降りません。
今日なんか朝からひどい雨だったのに、夜には月が出ていました。
異様な雰囲気で雨雲が蒸発するんでしょうか?
恒例のFNP、23回目の今日もたくさんの方が参加して下さいました。
総勢8名でやるとエアコンが効きません(笑。
熱気が凝縮している様な感じです。
翌日会議室を使う人は「この部屋、妙に暑いな」と思うのではないでしょうか。
さて、練習です。
推手サークルではルーチンワーク的な推手や対練もやりますが、どちらかと言うとメンバーそれぞれが課題を持ってきて「研究」する方が多いです。
自分が取り組んでいる武術で、
「どうもうまくいかない」
「何か足りない」
という所を仲間の力を借りて解決していくのです。
参加されている皆さんは、ただ練習したいというより解決の糸口を求めて来られているのではないでしょうか。
色々な取り組みがされています。
主には太極拳上のひっかかりですが、実際に当て合う格闘技に推手や太極拳の技を応用しよう、という試みをされる方もいらっしゃいます。
逆に太極拳をやる人からすると、スピードもパワーもあるコンタクト系の格闘技に自分たちの技をどのように用いていくか検証する事にもなるので、お互いに勉強になります。
練習が始まるとカオス状態になって、どんな研究がされているか把握しきれません。
分かる範囲内で紹介してみます。
管理人は四正推手でうまく行かない所があったため、Aさんと一緒に解決策を考えてみました。
特にジーをアンで強く押された時に、サッとポンに切り替えるコツとタイミングを模索します。
色々やってみた結果、ジーをしっかり張る事と、相手にしっかり「押させる」のが良いんじゃないか、という事になりました。
うまく行くとアンが強ければ強いほどポンでクルリと返せて、自然にリーにまで入ります。
もっとうまく行けばジーで押されたのを1周してジーで反撃出来る様になるかも知れません。
昔、太極拳は「光板拳」とか呼ばれていたそうです。
「光板」とは中国語で「つるつる」を表すそうですが、そんな感じで出来たら面白いんじゃないかと思います。
HKさんは推手の中に套路の技を盛り込んで流す試みをされていました。
型をそのまま使うのは難しいので、型の概念というか求める所を使うんだ、という様な事をおっしゃっていました。
型一つ一つの中にある「こういうつもりでやるんだ」みたいなポイントをレクチャーして頂いて大変勉強になりました。
その他、ハイキックの使い方と防御とか、とにかく自由にやりあうとか、時間を目一杯使ってそれぞれのツーマンセルで試行錯誤が繰り広げられていました。
一応20分で相手を変えるようにしていますけど、後半は熱が入ってどうでも良くなりました(笑。
「適当」がモットーの推手サークルですから、これでOKです。
練習が終わった後、センターから追い出されても研究の熱は冷めず、深夜まで武術の話が語られ続けました。
これもFNPの醍醐味の一つでしょう。
管理人が株で大儲けしたら推手会館を建てますので、泊り込んで存分に楽しんで頂きたいと思います(笑。
という事でFNP23も盛況でした。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。
次回FNP24は9月19日です。
こちらも宜しくお願い致します。