先週までクーラーを使っていたのに、今日は長袖が必要なくらい涼しくなりました。
昨日まで夏!今日から秋!!で分かりやすいですね。
そんな秋の風が吹く佐鳴湖公園・北岸広場にて、5回目の金曜夜練習会FNP・Ⅴを行いました。
メンバーはHKさん、HMさん、管理人の3人です。
4人の時は3組作ってじっくりやるのですが、今回は3人でクルクル交代しながらやってみました。
中国武術の対練の中には2人で1人を狭いところに追い詰めて袋叩きにする、みたいなのもあるので、今度奇数メンバーの時にやってみたいです。
さて、最初はいつものように単推手から。
3人総当り。
推手が面白いのは、人によってまったく受ける感じが違うところです。
先生の影響もあるし、個人の体質や気質なども関係してくるでしょう。
最終的にはどこをどう押しても全然手ごたえがない、とか、押しまくっている方が訳分からなくなって目を回しちゃう、とかになれば良いみたいです。
四正推手の後、HKさんから四隅(しぐう)の推手というのを教えて頂きました。
太極拳の技は「八法五門」13の基本原則で成り立っています。
「八法」の表が「四正」、それを補うのが「四隅」、という関係です。
漢字が難しいので日本語読みすると、
ホウ、リー、セイ、アンで四正、サイ、レツ、チュウ、コウで四隅です。
四正はわりと門派による解釈が共通していますが、四隅は色々な捉え方をされています。
それはさておき、やってみます。
この推手は足を前後に運ぶ歩法が入っている為、上半身の動きとうまく連動させなければなりません。
さらに、四隅のチュウというのは肘技、コウというのは体当たりの事で、相手がこれを仕掛けてくるのを逆に取ろうとしたり、受け流そうとしたりして返す、という結構複雑な動きです。
下へ投げ落とす様な技も含まれていて、結構過激。
さらに、HKさんは強靭な下肢をお持ちなので、それで低く引きずり込まれて崩される、というオプションもありました。
こういうのをやると、基本功の大切さが身に染みて分かりますねー。
非常に勉強になります。
そんな感じで2時間、あっという間に過ぎてしまいました。
涼しい夜風も熱気で心地よかったです。
参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。
今後も時々佐鳴湖公園で推手しようと思いますので、見かけたら気軽に仲間に入ってくださいねー。