降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★ヤマ罫が変わった?

2014年12月08日 | 新聞


以下のことは、とてもマニアチックなコトで、
「だから、どーしたというのだ?」
「なにか問題でもあるというのかね?あーん?」
と言われかねないのだけど。

レイアウト・紙面構成がオーソドックスな日経新聞のヤマ罫(けい)が変わっていた。
朝日新聞タイプの、長めのヤマ罫になっていた=写真中央が日経、右が朝日、左は読売新聞

活版時代を含め、2種類がある。
▽ヤマ罫=罫上下に3~4倍(*)のアキがある。記事を分ける・遮る。
▽仕切り罫=罫上下にアキがない。ビチビチ。
主に、記事をオサエルときに使う。
読む人が左段から右下段に目線を移そうとしたら
〝おっとぉ~、こっちは別な記事だから来ちゃダメよ~ダメダメ〟
という感じの罫(笑)。

朝日と日経新聞のヤマ罫は、上下に1.5倍ほどのアキがあり、
読売・毎日新聞は3~4倍アキの、従来型ヤマ罫
................だから、それが何か問題なのか?と言われても困るのだけど。


(*)倍=ばい
新聞編集で使う単位。
文字サイズのほか、画像サイズ指定でも用いる。
1倍は88ミルスで、1段1行15字組み時代の偏平活字の縦サイズ(←現在でも人事欄などで活躍中。横は110ミルス)。
コンピューター組み版・編集(CTS)では、11ミルスを「1U」(ユーはユニットの略)とし、
1倍=88ミルス=8U
とした。

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