降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★伊集院静さんは380円だった。

2014年06月19日 | 新聞/小説

【写真は、本文と直接関係ありません】
本がたまってきたので、ブックオフに持っていった。
単行本は、
新刊書店で販売中でも、
売れ筋の人気作家でも、
買い取り価格は................だった。
(持ち込んだ本はいずれもカバー汚れナシ、ページ折りナシ、書き込みナシの3ナシ美本〈のつもり〉でした、笑。
また、地域で多少の買い取り価格差があると聞きました)

▼単行本@買い取り価格380~210円也
・馳星周さん『帰らずの海』徳間書店、本体1,600円
→買い取り価 380円。
徳間書店創立60年記念出版!……は買い取りに全く関係せず(笑)。
僕の好きな函館を舞台にした警察小説なんだけど、
北海道→哀愁→ああ、哀しき人間の罪
パターンのような........。

・伊集院静さん『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』集英社、同1,600円
→買い取り価 380円。
人情味あふれる、昭和のスポーツ新聞記者らと、伊集院さんの心の交遊を描いた作品。
いねむり先生もそーだけど、伊集院さんには人を惹きつける魅力があるよなぁホント、と感じた。

・伊集院静さん『許す力/大人の流儀4』講談社、同926円
→買い取り価 210円。
大重版がかかり20万部突破。市場に流れ込んできたためか……210円というのがちょっと〝許せない〟。
*小説中心に単行本、ほかに5冊。

▼新書@買い取り価格一律70円也
・日本経済新聞社京都支社編『おどろき京都案内』日経プレミアシリーズ、日本経済新聞出版社、本体850円
→硬派でも軟派でも、新刊でも既刊でも、新書は問答無用(笑)一律70円!
おなじみ日経支社の京都案内シリーズ第3弾。
なるほどね!へぇ!連発の京都ウンチク本なんだけど、巻頭ガイド地図がもうちょっと何とかならないかなぁと思うのだ、毎回…。

・河野至恩『世界の読者に伝えるということ』講談社現代新書、本体800円
→70円!
*岩波新書など、ほかに6冊。

▼文庫@買い取り価格一律50円也
・浜田文人さん『善意の罪/チーム・ニッポンの信義』光文社文庫書き下ろし、本体580円
→50円!
「ここにいるのはプロの記者だ!」日本新聞社特別取材班「チーム・ニッポン」シリーズ第2弾。
NPOの闇に切り込んだストーリー展開は面白かった。
でも、文庫書き下ろしというのはなぜか、登場人物の会話ばかりで話が進んでいき改行連発なので、本の下部が真っ白なのだ、どの本も............文庫書き下ろしの特徴なり。

・久間十義さん他『それでもお金は必要だ!』日経文芸文庫・日本経済新聞出版社、本体700円
→50円!
数ページ読んでから気づいた……『人はお金をつかわずにはいられない』の改題文庫化だった。
改題って、怖い。
*角川文庫など、ほかに6冊。


断捨離ができたうえに、MEVIUSスーパーライトが2箱買え、セルフじゃない喫茶店で珈琲が飲めてケーキも付いたから、まぁいいかぁでございます。

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