降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★読売Yさん、また書き下ろし!

2012年12月21日 | 新聞
年末年始に読みたいなぁ、と既に買っちゃった本(敬称略)。
▽浅田次郎『すべての愛について』幻冬舎文庫@幻冬舎
→ 未収録だった藤原伊織さんの対談が載っているので。

▽伊集院静『別れる力/大人の流儀3』講談社
▽五木寛之『選ぶ力』文春新書@文藝春秋
→ 「……力」つければいいってもんじゃないと思うけど(笑)

▽堂場瞬一『over the edge』早川書房ハードカバー
→ 毎月、新刊を出している読売新聞の売れっ子委員・堂場瞬一=Y之辺さん【関連記事=11月25日】。
今月は、読売グループの中央公論新社から書き下ろし『警視庁失踪課・高城賢吾/牽制』(中公文庫)=写真。シリーズ累計100万部突破とはスゴい。
――書き下ろしですよ! しつこく重ねて書くけど、どうして、こんなに量産できるのかしらん。

いま読んでいるのは、去る10月に41歳で急逝した流通ジャーナリストの金子哲雄さんの『僕の死に方/エンディングダイアリー500日』(小学館)。
金子さんが好きだったオレンジ色で明るくデザインされた本だが、中身はとても重い。
突然「末期の肺がんです」(その後、肺カルチノイドと分かる)と宣告を受けたら、うろたえてしまい、
僕には金子さんのように「その日」を、静かに計画的に受け入れることはできない、と感じる。
「今回、41歳で、人生における早期リタイア制度を利用させて頂いたことに対し、感謝を申し上げると同時に、現在、お仕事等にて、お世話になっている関係者のみなさまに、ご迷惑をおかけしましたこと、心からお詫び申し上げます」
ましてや、通夜・告別式の会葬礼状として、生前書いておくなんて。
…………享年41、身につまされる。



( ̄人 ̄)

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