降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★整理部は絶滅危惧部である。

2012年11月28日 | 新聞

【写真は本文と関係ありません】

スポーツ新聞が、紙面担当した整理記者名を「レイアウト・日刊太郎」などと入れているのはいいことだと思う。
記事取材者が記者名を入れて責任をとるなら、黒子の整理部だって入れるべきじゃん。
第一、特ダネを書いた取材記者に社長賞、局長賞が出るのに、
降版時間を守り(当たり前か)いい紙面製作をした整理部に出ないのは不公平ってもんすよぉ~、部長ぉ、局長ぉ(←金一封ほしさじゃないですよ)
と降版後、酔っぱらったときに言っていた(←酔っぱらっていないと言えません)。

【注】いい仕事をした整理部記者や、間一髪ミスを見つけて、事故・トラブルを防いだ校閲部記者に対し、「金一封」を出している社もあります。

「レイアウト・安倍晋三」「紙面製作・野田佳彦」。
特集面やフューチャー面に入れている新聞もあるが、一般紙には、なじまないのかもしれない。
1ページ当たりの掲載記事量がここまで減ると(たぶん、10年前の半分ではないかなぁ)、
専門職ではない人たちでも、それなりの紙面は組み立てることはできるし。

--新聞社の整理・編成部は絶滅危惧部だと感じている。
地域版の外注化に始まり、
さらに来年以降、各支社に置いている整理センターなどの編集機能を、本社に一本化する動きも加速していくと思う(来春、そうする社もあるねぇ)……。



(ToT)

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