降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★事件を呼ぶ整理記者、優勝を呼ぶ記者。

2010年11月22日 | 新聞
面担のとき、やたら大事件が起こった。それも、降版間際。
皇居の異変、墜落、金メダル、薬物、爆発、大地震、津波……。
せっかく作った(?)我ながら読みやすく素晴らしい(笑)最終版を、共同通信「ピーポ」速報で何回アタフタ組み替えたことか……。

翌日、デスクに
「大事件に当たるのは、整理者としてはいいことだぜ」
って言われた。
なるほど。

で、今年。
中京地区のスポーツ担当記者クンは、受け持った球団やアマ選手がすべて「優勝」した。
春から仕込みにドタバタ忙しくしていて、秋、他の記者がストーブになっても大一番があったので走り回っていた。

「大変だって? そんなことないって。仕込んだデータで、君のイキのいい記事を読みたいってこと。ニュースを呼び込むのは記者冥利だねぇ。今夜もビールがうまいねぇ」
とメールした。
……事件は現場で起きているなあ。