杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

違反者講習

2010年03月25日 | 日記
通勤時間の真っ只中を私の軽自動車は走っていた。
受付時間に間に合わなければ丸々30日間、運転免許が
停止される。
1時間半の余裕をみて家を出たのだが・・・
見事に通勤ラッシュに巻き込まれた。

だが、焦って事故でも起こしたら見も蓋も無い。
ここは、観念して遅れる結果を想像して安全運転を心がけた。
しかし、勝山通り松山東警察署あたりから車の渋滞が減った、
これでは、間に合うだろうと予測できたので車の流れに身を
任せた。

8時22分ごろ余裕を持って到着した。
其の少し前、ある役所から、ある電話がかかっていたので、
掛け直した、近いうちお訪ねすることを約して電話を切った。

今日は、以前事故を起こしていた違反者講習が行われるのである。
受付には、私を入れて29名が受講するため手続きを進めていた。
年配者は、私を入れてごく僅か、ほとんど若い方が多かった。

どんな事故を経験されたのであろうか、嫌な辛い思いをした同士で
ある、しかし、その裏ではさまざまな怪我、重い人身事故の被害者
が居ることも事実なのである。

みなさん、神妙に真面目に席に着かれた、
間に10分間ほどのトイレ休憩があるのだが、ほとんどの方は
早々と部屋に帰って静かに時が過ぎるのを待っていた。

講師の先生、二人は真摯に我々の立場を理解されて、退屈しない
ように気配りされての講義は、受講者に反省と今後の安全運転を心
がける決意を持たせるに十分なものだった。

教本を用いての授業、現実に即したビデオでの講習、
昼食を挟んで午後は、もうひとりの講師が講義された。
この方はまた、別の意味で実技に即した講義をされて経験談も交えて
の授業は、ためになるものだった。

その後の、コ-スへ出ての運転実技・・・久しく忘れていた基本を
思い出させてくれる有難いものだった。

次の、シュミレ-ションが私にとっては大変だった !
急ブレ-キを掛けての画面のブレは、思わず戻しそうな不快感だった、
昨夜の風雨に我が家の犬たちが怖がって、その対応での睡眠不足と
季節はずれの風邪の症状に悩まされたこの数日なのである。

それもどうにかやり終えた、最後は感想文の作成提出で終わりを迎えた。
ふたりの講師の先生とともに最後の挨拶をされる係りの方が、
また温情ある立派な挨拶をされた。

腰から下の寒さと戦った教室だったが、これも貴重な反省と処罰の
一環と思って耐えることが出来た。
運転免許センタ-の諸先生方には感謝の言葉でいっぱいである。
我々のために、負傷されて病院での治療及び入院を余儀なくされた
被害者の方々、自宅での後遺症に耐えてリハビリ-を続ける方々に
あらためてお詫び申し上げなければならない。

最後まで、誠意ある姿勢を貫くことは勿論である。
近いうち、私の被害者のSさんの元をお訪ねして講習終了のご報告と
お見舞をさせていただきたいと思っている。

講習が終わって表に出ると・・・
「U先生 !」 聞き覚えのあるO先生の声がした。
先般来、一緒に手を携えた仕事の終了の報告であった。

近くの、真新しい喫茶店に入って、コ-ヒ-を注文した。
楽しい語らいの時間が暖かな空間に広がった。

お客さんから振込みがあったことを其の後、理解した。
「皆の者、面をあげい・・・! 一件落着 !?」

O先生の勲章が、またひとつ増えた・・・。。。

                     合掌


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