連日、福島原発に関する厳しい情報が伝えられている。
「最後の防護」米メディアのあいだで相次ぐ爆発と
深刻な放射能物質(放射能)漏れに苦しむ福島第1原発
に残って作業を続けている50人の作業員への注目が
急激に高まっている。
私は、この米国メディアの指摘に際して、よろこび
ながらも、大いなる不満を感じている。
何故、当事者たる我が国のマスコミは、他国に指摘される
前に、命をかけて現場で暗闇の中懐中電灯を頼りに放射能
被爆を避けながら、限られた時間での作業に没頭する人々
へ目を向けないのか ?
私は、全てのマスメディアを非難するものではないが ?
刑事事件、汚職事件に見るように自分の足で、頭で底辺
を這ってでも情報を取る努力をしているのか ?
官製垂れ流しの受け売りをしているようで信用できない。
私は、全国紙Y新聞を長期間に渡って購買している、
その中の「編集手帳」は、最も気に入っている記事である。
私の感性と合うと言うのか、その記述の文字に人間に対する
愛情を感じるからである。
他にも多くの師事する人達がいるが、押しなべて権力に
媚びて、自分を見失った連中が多いのも事実であろう。
・・・・・・・・・・
「マスタ-! 自分は結婚できないのですよ ! 生まれてくる
子供が可哀想でしょう ! 親がいつ死ぬか判りませんものね ?
また、子供に放射能障害が必ず出るから作れないのですよ !?」
私より少し年上の彼は、寂しそうに語ってくれました。
彼の仕事は・・・
全国の原発の危険な仕事を請け負って、原発を渡り歩く仕事を
持った男でした。
誰が言ったのか ? 彼らのことを「渡り鳥」と称していました。
私が昔、故郷の街で、杉の子を経営していた時の事である。
原発の一番危険な箇所で彼は仕事をしていた。
其処の仕事が終わると、別の原発へ飛び立つ !
渡り鳥と呼ばれていたのです。
福島原発の事故に際して、忘れていた記憶の果てから !
あの時の、寂しげな彼の叫びが、蘇ってきたのです。
あれから30年以上の歳月が過ぎた・・・!
彼は、あの人は・・・生きているだろうか ?
放射能の影響を受けて苦難の人生を送ったのではないか ?
独り身で社会に埋没した余生だったのではないか !
どうか、肉体面でも苦難の人生でなかったことを祈りたい。
・・・・・・・・・・
人間として真に秀でた人は、
例外を除いて、組織の上には居ないと思っています。
人目につかないポジションで、下積みを苦とせず、
黙々と働く人の中にこそ居ると私は思っています。
組織の上にいる者が、満ち足りた地位にいる者か、我欲を
捨て家族を捨ててまで、地獄の原発現場に立つ筈がないと
私は思っている。
其処に居る人々は、私の想いと共通する自己愛を捨てた、
神々しい人達だと思いたい。
家族への想いを断ち切って、社会のため日本の国家の為に
自己犠牲を選んだ方々に、涙溢ふれる、を禁じ得ない。
放射能汚染の恐怖の陰で、
暗闇で見えない敵、放射能と格闘する真の勇者に、
目を注いでください !
無事な生還を祈ってあげて下さい。
米国に言われるまでも無く、我が国国民が、等しく
名もなき者たちへ・・・!
感謝の誠を捧げなければならないのです。・・・。。。
合掌
「最後の防護」米メディアのあいだで相次ぐ爆発と
深刻な放射能物質(放射能)漏れに苦しむ福島第1原発
に残って作業を続けている50人の作業員への注目が
急激に高まっている。
私は、この米国メディアの指摘に際して、よろこび
ながらも、大いなる不満を感じている。
何故、当事者たる我が国のマスコミは、他国に指摘される
前に、命をかけて現場で暗闇の中懐中電灯を頼りに放射能
被爆を避けながら、限られた時間での作業に没頭する人々
へ目を向けないのか ?
私は、全てのマスメディアを非難するものではないが ?
刑事事件、汚職事件に見るように自分の足で、頭で底辺
を這ってでも情報を取る努力をしているのか ?
官製垂れ流しの受け売りをしているようで信用できない。
私は、全国紙Y新聞を長期間に渡って購買している、
その中の「編集手帳」は、最も気に入っている記事である。
私の感性と合うと言うのか、その記述の文字に人間に対する
愛情を感じるからである。
他にも多くの師事する人達がいるが、押しなべて権力に
媚びて、自分を見失った連中が多いのも事実であろう。
・・・・・・・・・・
「マスタ-! 自分は結婚できないのですよ ! 生まれてくる
子供が可哀想でしょう ! 親がいつ死ぬか判りませんものね ?
また、子供に放射能障害が必ず出るから作れないのですよ !?」
私より少し年上の彼は、寂しそうに語ってくれました。
彼の仕事は・・・
全国の原発の危険な仕事を請け負って、原発を渡り歩く仕事を
持った男でした。
誰が言ったのか ? 彼らのことを「渡り鳥」と称していました。
私が昔、故郷の街で、杉の子を経営していた時の事である。
原発の一番危険な箇所で彼は仕事をしていた。
其処の仕事が終わると、別の原発へ飛び立つ !
渡り鳥と呼ばれていたのです。
福島原発の事故に際して、忘れていた記憶の果てから !
あの時の、寂しげな彼の叫びが、蘇ってきたのです。
あれから30年以上の歳月が過ぎた・・・!
彼は、あの人は・・・生きているだろうか ?
放射能の影響を受けて苦難の人生を送ったのではないか ?
独り身で社会に埋没した余生だったのではないか !
どうか、肉体面でも苦難の人生でなかったことを祈りたい。
・・・・・・・・・・
人間として真に秀でた人は、
例外を除いて、組織の上には居ないと思っています。
人目につかないポジションで、下積みを苦とせず、
黙々と働く人の中にこそ居ると私は思っています。
組織の上にいる者が、満ち足りた地位にいる者か、我欲を
捨て家族を捨ててまで、地獄の原発現場に立つ筈がないと
私は思っている。
其処に居る人々は、私の想いと共通する自己愛を捨てた、
神々しい人達だと思いたい。
家族への想いを断ち切って、社会のため日本の国家の為に
自己犠牲を選んだ方々に、涙溢ふれる、を禁じ得ない。
放射能汚染の恐怖の陰で、
暗闇で見えない敵、放射能と格闘する真の勇者に、
目を注いでください !
無事な生還を祈ってあげて下さい。
米国に言われるまでも無く、我が国国民が、等しく
名もなき者たちへ・・・!
感謝の誠を捧げなければならないのです。・・・。。。
合掌