杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

人の振り見て

2010年07月02日 | 日記
松山城の麓に其の建物はあった。

私は、今年の1月に自転車と交通事故を起こしてしまった。
被害者はじめその家族、松山南署の交通課の係官、治療され
ている整形外科病院の医師初めスタッフの皆さん、JA共済
の担当の方、いろんな方々の支えにより、本日を迎えることが
出来た。

お尋ねしたいことがありますから
平成22年7月1日 午前10時30分
当庁 担当者 〇〇〇〇 のもとまでおいでください。

◎注意
 1
 2 
 3 用件
    1/24 の交通事故の件

◎持参するもの
 1

松山地方検察庁

検察庁から先日、茶封筒が届いた。
私が、<まさか ?> のブログに投稿した、赤紙と勘違いした封書である。

爽やかな風を風防に浴びて、少し余裕を持って検察庁の玄関口に
車を止めた。
やや広めの一階フロアの受付で用件を伝えて、小さな名札をワンシャツ
の左側の胸ポケットに付けてエレベ-タ-に乗った。

〇階の城山の緑が目前に見える待合室のソファに腰を下ろした。
しばらくして、担当の物静かな長身の検事さんが呼びに見えられた。
廊下を進み、やや真ん中辺りの小部屋に通された。

昔、親しくしていた田舎の警察署の刑事課の調室へ参考人として呼ばれ
顔なじみの刑事さんと相対した場面が思い出されたが、
その予想に反して、城山の青々とした樹木を見る明るい部屋は何の
違和感もなく、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。

私は、今回の交通事故に際して、感銘を受けていることがある !
上記のとおり、様々な関係者の皆さんが、良い人ばかりであったが、
本日の、検察官の事情聴取も淡々としながらも穏やかな優しさの
中で粛々と行われた。

仔細は、相手の立場もあることなので、省略させていただくが ?
これ以降は、裁判所からの通知、その後検察庁からの罰金の支払い
に関する資料が届くと思われるが、
実質的には、官庁への出頭は最後になると思われる。
その最後の締めくくりに、お会いした担当者が、私の人生でも
心温まる懐かしい思い出の人に成るであろうと思った。

しばしの会話が・・・
人間って・・・嬉しいものですね・・・!?

警察組織、検察組織、現在置かれている役所の立場は・・・
けっして、暖かく見られることばかりではない、
政治家の汚職事件に見るように、腰の引けた幕引きを見るにつけ
国民の批判にさらされる損な役割もまま有って、私も正直、
どうなんですか ? と思わんでもなかったが・・・?
この交通事故でお会いした担当者との出会いは、
一方通行だけで人は見るべきではないな・・・と、反省させられた。

とにかく、謙虚に、真面目に、真摯に、物事に当たるということが
いかに大切であるか、よわい60を当に過ぎたおじさんは思い
知らされました。

その後、久しぶりに大街道を歩いてみた。
旨いコ-ヒ-の匂い、若者たちのフアッションを眺めながら
次の目的地に向かった。

夕方から夜にかけて、私のパソコンにメ-ルが飛び交い始める・・・
私の夜の顔が現れるのである。
それは、菩薩か夜叉か・・・!?
それは、あなた次第、地獄の沙汰も金次第・・・じゃなかった ?
心次第・・・!?

しかし、待てよ ! あの検事さんの所作を見習わなければ成らんな。

人の振り見て、我が振り直せ、「 う~ん ! だね !」・・・。。。

                           合掌


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