円の相場とは思えないほどの数字に毎日驚いている方も多いことでしょう。 夏休みに海外旅行を計画している人は、大喜びですね。 私は銀行員時代、外国為替のディーリングルームにいて、毎日外国通貨の変動と格闘していましたので、きっと今為替にかかわっている人は、ものすごい状態で仕事をしているんだろう・・・と想像しています。
アメリカで新たに国債が発行できる法律が成立し(連邦債務の上限を引き上げる法律)、国にお金がなくて今年の政策ができなくなることはどうにか回避されました。 2008年のいわゆるリーマンショックの後で、米経済を再生させるため、とてつもない財政支出を繰り返したことが、こんな苦しい状態を生み出した原因です。 アメリカ国債の格付けが1ランク下がったのを見てもわかるように、今のアメリカは ”瀕死” に近いかもしれません。
アメリカの不安が原因で、円高になっていますが決して円の信用が上がったためではありません。 日本国債の格付けは、アメリカよりも2ランクくらい下だったと思います。 日本だって震災の復興のため莫大な国債を発行しなければなりません。 アメリカの心配よりも、日本のほうがもっともっと深刻だと感じます。
父の介護で実家に泊まると、朝は蝉しぐれで目が覚めます。 私が子供の頃と変わらない穏やかな日常です。
県政報告会