「鉄道ファン」、「鉄道マニア」、「鉄道オタク」、「鉄ちゃん」等々・・・。
鉄道好きな人を呼ぶのに、色々な呼び方がある。
自分では「鉄道ファン」という呼び方を使っていることが多い。
この本はその「鉄道ファン」の生き様を分析した本である。
鉄道ファンという人種は、とにかく「記録」と「収集」が基本。
この本を読んで改めてそのことを認識させられた。
「鉄道ファン」の生態を分析した本というのは実の所、あまり出ていない。
自分たちの事を書くというのは苦手なのか、それとも出版社にこの種類の需要がないと思われているのかは分からないが、潜在的なファン人口を考えると意外な感もある。
そして、この本では「撮り鉄」、「乗り鉄」、「収集鉄」、「模型鉄」の四類型に分けてその生態を分析している。
自分はこれら四類型にあてはめてみると、鉄道関係の書籍収集を中心としている「収集鉄」の端くれということになるのだが、その生態もきっちりフォローされていた。思い切り身につまされた。
これら四類型の分析を読むと、身に覚えがある記述が頻出するため「あるある」と共感してしまう。
その内容が気に入る、入らないは別にしても、やはり鉄道ファンである著者の分析は誇張はなく、地に足がついている。
ただ、ここまで書いていて思ったのは「鉄道マニア」、「鉄ちゃん」と「鉄道好き」の呼び方が異なる箇所が少しあった点。冒頭に定義を設けるなどして呼び方が統一されていると良かったと思う。
まぁこれは些末な話ではある。
個人的に考えさせられたのは最後の「本当に素晴らしいか、鉄道人生」の項。
趣味を通じた自らの生き方を考えるいい材料になった。
「鉄道好き」を自認するのであれば手にして損はない一冊である。
それにしても、どのジャンルを見ても「鉄」は「金」を「失う」趣味であるというのは真実だと改めて実感した。
<データ>
「素晴らしき哉、鉄道人生」野田 隆著 ポプラ社
価格1300円(本体)
鉄道好きな人を呼ぶのに、色々な呼び方がある。
自分では「鉄道ファン」という呼び方を使っていることが多い。
この本はその「鉄道ファン」の生き様を分析した本である。
鉄道ファンという人種は、とにかく「記録」と「収集」が基本。
この本を読んで改めてそのことを認識させられた。
「鉄道ファン」の生態を分析した本というのは実の所、あまり出ていない。
自分たちの事を書くというのは苦手なのか、それとも出版社にこの種類の需要がないと思われているのかは分からないが、潜在的なファン人口を考えると意外な感もある。
そして、この本では「撮り鉄」、「乗り鉄」、「収集鉄」、「模型鉄」の四類型に分けてその生態を分析している。
自分はこれら四類型にあてはめてみると、鉄道関係の書籍収集を中心としている「収集鉄」の端くれということになるのだが、その生態もきっちりフォローされていた。思い切り身につまされた。
これら四類型の分析を読むと、身に覚えがある記述が頻出するため「あるある」と共感してしまう。
その内容が気に入る、入らないは別にしても、やはり鉄道ファンである著者の分析は誇張はなく、地に足がついている。
ただ、ここまで書いていて思ったのは「鉄道マニア」、「鉄ちゃん」と「鉄道好き」の呼び方が異なる箇所が少しあった点。冒頭に定義を設けるなどして呼び方が統一されていると良かったと思う。
まぁこれは些末な話ではある。
個人的に考えさせられたのは最後の「本当に素晴らしいか、鉄道人生」の項。
趣味を通じた自らの生き方を考えるいい材料になった。
「鉄道好き」を自認するのであれば手にして損はない一冊である。
それにしても、どのジャンルを見ても「鉄」は「金」を「失う」趣味であるというのは真実だと改めて実感した。
<データ>
「素晴らしき哉、鉄道人生」野田 隆著 ポプラ社
価格1300円(本体)
分類するとどこに入るんだろう?
「模型」以外にちょっとづつ足をつっこんでいるという状態でしょうか。
確かにお金は少々必要かも?