森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

焦るばかりでは前に進めない

2008年12月18日 23時12分19秒 | 過去ログ
昨日は、先日行われた神経系理学療法部会の原稿を完了させた。
学会当日提出しないといけない原稿だったが、
当日知るという悲惨な結末の中、
急ぎタイプした。
突然の原稿用紙25枚は結構つらい。

そのせいか、残る2つの原稿が年末に帰省してタイプすることになろう。
高知で50枚を打つ予定。
それまでに文献をとにかく収集しないといけない。
最近、時間がないせいか、
読む時間がなく、
情報が古くなりつつある。
色んな論文を書くとき、
いつも反省する。

人に聞かず、それを期待せず、
とにかく自分の手で検索し、
自分の目で耳で読むことに意味を持って仕事をしてきたが、
こうも時間がないとついつい他人任せにしようとする自分がいるが、
今回はそれをしないで向き合おうと思う。
PTジャーナルの自分の原稿を見てそう感じた。
自分の頭のなかの情報をそろそろ更新しないといけない。
反省しきりである。

日中、4回生の植田、初瀬川、田津原が来室し、
先日の神経系理学療法部会の学会のシンポジウムに驚いたようで、
自らの志向性について語ってくれた。
我々教員にもそのようなシンポ(相反する思想、科学)を開いてほしいとの願いを聞いたが、一人称で教員がお互いに向き合うことが可能ならできるが、三人称であるなら無理だと、彼らにサイコロを戻した。

まずは、自分たちでディベートを行うことも必要だ。
そして、誰かに伝えるのことにむきになるのでなく、
その討論をしている空気を楽しむことだ。

昔の自分を見るようで頼もしい。
と思う自分は、上から目線であんまり好きでない。
落ち着くということは、
時によくない。
器用さだけを身につけてしまう。
それが脳なのだが、
もがくのも脳だ。

18時より通常、金子研究科長が担当されている「先端バイオサイエンス特論」の講義を1コマ行う。
脳機能イメージング研究に関する内容であるが、
私の研究は応用科学であり、
基礎科学を伝えないといけないこの科目において、
私の話はそのレベルに達していなく、
これまた精進しないといけないと思いつつ、
それをする時間があるのなら、
もっと違う方法で社会に貢献すべきであるという、
メタな自分もいる。
もう少しゆっくり時間が流れれば、
イメージング研究の原理について勉強したいが、
そうもいかないのも事実だ。
院生の河村君とそのような話になった。

しかし、金子研究科長の視線は、
私を新鮮な気持ちにさせてくれる。
いつまでも、そういう人たちに囲まれている世界観が好きだ。
自分がまっさらになる瞬間に出会う。

かつての恩師の視線を最初の講義で感じたときも、
その感覚がある。
感情とは実にリアルであり、
その緊張感が、
いつになく愛おしくなる。

おそらく、院生もプレゼンのときはそうだんだろうな。
余裕がないのも面白い。
「見せれない」という表情もときに自分を成長させる。

本日は、お客様が多くこられ、
私のほうはというと、珍しく講義の資料を準備・整理した。
そして、昨日より1ヶ月ほど前からメールがたまっているが、
少しずつ返信をはじめた。
この場合、用件に関する緊急時対応を優先してしまう。

先日の神経系部会において質問時間を設けることができなかったため、
メールを多くいただいているが、
少しずつ返答しますが、
僕の脳は意外と詰まってないので、
結局は期待はずれの返答になるのかもしれない。
メールというのは表情やリアクションが伝わらないため難しい。
僕もわからないことばかりなのです。
そのたび、もっと勉強しないと、と思う。
口先、小手先だけなら、なんとでも答えれるが、
それが本当かなんかは、いつも迷走してしまう。

協同医書出版社の中村さんにもやっとのところで、
返信できた。
新しいプロジェクトを進めようと思う。



午後は、学科会議、教授会、大学院委員会と進み、
その後、院生と戯れ、
そして、久しぶりに21時前に家に帰りついた。

院生にもこの言葉を伝えた。
「幸運は準備している者だけが巡り会える」



視力が急激に落ちている感があるが、
疲労なんだろう。

月曜で授業が終わりなので、
そのあとは休息するつもりでもいる。
原稿書きと矛盾するが、それも休息の一つかもしれない。
9月以降、金土日がすべて講演などでつぶれていたので、
机に向き合うのも休息なのかもしれない。


本日は4回生の女子学生5名(カラオケ仲間?)が卒業旅行の相談をもってきた。
バルセロナ、ローマ、パリの8泊10日の旅。
それについて話している自分は、結構好きだ。
やはり、パリが好きなんだと、あらためて自覚した。
また、いつでもどうぞ。
いやいや、こっちからしゃべらせてください。

忘れていた、植田君もオーストリア、チェコだね。
チェコの病院にはもう10年前に訪問したきりなので、
病院の紹介が出来ずにごめんなさい。
協会の国際部のHPを見たら、
昔の僕に出会ったらしい。
恥ずかしい限りだ。


全国学術研修会の案内がもうできていた。
学会とともに。。。