リーガ・エスパニョーラ第33節、2位レアル・マドリードは3位セヴィージャとアウェイで対戦しました。
前日にバルセロナがヴァレンシアと引き分けた為、久々に勝ち点差6を縮めるチャンスがきました。
ここで勝ち点3を取りこぼせば、レアルの優勝はかなり厳しいものになります。
前半戦
どうしても勝ちたいレアルでしたが、立ち上がりはセヴィージャペースで進み、流れを掴んだセヴィージャは前半15分にレナトが決め1-0、セヴィージャが先制。
先制点を決めたセヴィージャは勢いそのままに攻め込み、レアルは防戦一方の展開になりますが、前半29分、ラウルのパスからイグアインが決定機を得るも相手GKパロップにクリアされゴールならず。
このプレー後、レアルはじょじょにボールを支配、前半44分には、ガゴのフリーキックからチャンスを掴み、メッツェルダーのパスをラウルが決めて1-1、同点に追いついて前半終了。
後半戦
後半に入ると両者共に攻める一進一退の展開へ。
そんな中、先にゴールネットを揺らしたのはレアルでした。
後半18分、トーレスのセンタリングが相手にクリアされたところをラウルが決めて1-2!レアルが逆転に成功!
それから3分後の後半21分、イグアインのセンタリングのクリアボールをまたラウルが決めて1-3!主将ラウルのハットトリックでレアルが勝ち点3に近づきます。
ホームで不甲斐ないところを見せられないセヴィージャは後半35分、カペルが決めて2-3とします。
最後に1点返される、後味の悪い終わり方でクラシコに挑みたくないレアルは、後半ロスタイムにマルセロが決めて2-4、試合はそのまま終了し、レアルが逆転で勝ち点3をもぎ取りました。
総括
前節同様、苦しい試合を強いられましたが、最終的に逆転勝利で試合を飾り、バルサに勝ち点4差としました。
これで次節のクラシコがより重要な対戦となりました。
もし、レアルが勝てば、勝ち点差は1となり、バルサはクラシコ敗北と負ければ終わりという精神的プレッシャーに曝されることになり、レアルの逆転優勝の可能性が高まります。
もし、逆にレアルが負ければ、バルサの優勝はまず間違いないでしょう、レアル逆転の可能性は殆どなくなります。数シーズン前のようにバルサが自滅すれば別ですが、今はその可能性もなく、バルサは強豪との対戦もないため、レアルにチャンスがあるとすればクラシコに勝つこと、それだけでしょう。
日程
リーガ・エスパニョーラ 第34節 5月3日(日)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードvsバルセロナ