2010FIFAワールドカップアフリカ地区予選が10月10日(土)に行われました。
今回のW杯は、南アフリカ開催ということでアフリカ大陸のチームもある種の“地の利”を得られる大会と予想され、世界王者も夢ではないということで歴代大会以上に熾烈を極めているアフリカ予選。
強豪であるカメルーンとナイジェリアが苦戦する中、前回大会にも出場したガーナとコートジボアールの出場が決定しました。
残りは3枠(各グループ首位が突破)、次戦(11月14日)で決まります。
■グループ1
1位 カメルーン(勝点10)
2位 ガボン(9)
11月14日の試合日程
トーゴvsガボン
モロッコvsカメルーン
■グループ2
1位 チュニジア(11)
2位 ナイジェリア(9)
14日の試合日程
モザンピークvsチュニジア
モロッコvsナイジェリア
■グループ3
1位 アルジェリア(13)
2位 エジプト(10)
14日の試合日程
エジプトvsアルジェリア
2010FIFAワールドカップ北中米・カリブ海地区予選が10月10日(土)に行われました。
アメリカは、ホームでホンジュラスと対戦し、3-2で辛勝して予選突破を決めました。
隣国メキシコもエルサドバドルに4-1と快勝して本大会進出が決定。北中米・カリブ海地区は2強が順当に抜けました。
ストレートで出場決まる枠は残り1つで3位コスタリカ(勝点15)と4位ホンジュラス(13)が争う展開で14日(水)の試合ですべてが決まります。
4位にランクインした国は、大陸間プレーオフで南米の4位チームと対戦します。
一方で、アジア地区第5代表とオセアニア地区代表による大陸間プレーオフも行われ、バーレーンがホームでニュージーランドと引き分けました。
2010FIFAワールドカップ南米地区予選が10月10日(土)に行われました。
5位でプレーオフ圏内にいるアルゼンチンは、ホームでペルーと対戦。
前半を0-0で終えて迎えた後半戦、レアル・マドリード所属でこの試合が代表デビュー戦となったゴンサロ・イグアインが先制点を決め1-0!
アルゼンチンがリードしたものの、その後、スタジアムは暴風雨にみまわれて混乱状態に。すると終了間際にペルーの選手をゴール前でフリーする失態を犯し1-1の同点とされます。
これまでかと思われた後半ロスタイム、元レアルで現マルセイユ所属のエインセのシュート性のパスをパレルモが決めて2-1!アルゼンチンが奇跡の逆転勝利を飾りました。
一方、4位エクアドルはウルグアイと対戦。試合はホームのエクアドルが1-2でウルグアイに敗れました。
これでアルゼンチンは4位に浮上、14日(水)に勝ち点差1で5位のウルグアイと直接対決をして、勝てばストレートでの突破決まります。
前回の対戦では、アルゼンチンがホームで2-1とウルグアイを下しています。
前節で出場に王手をかけたチリは、コロンビアに勝利して98仏W杯以来の本大会進出を決めました。
2010FIFAワールドカップ欧州地区予選が10月10日(土)に行われました。
残り2試合といよいよ大詰めとなった欧州予選、本大会出場するチームと敗退するチームが出揃い始めました。
■グループ1
予選突破:デンマーク
プレーオフ圏:ポルトガル(勝点16)、スウェーデン(15)、ハンガリー(13)
デンマークが予選突破を決定し、プレーオフ圏内をポルトガルとスウェーデンが争う展開で最終戦(14日)を迎えます。ハンガリーは奇跡でも起きない限り突破は不可能。
14日はポルトガルがマルタ、スウェーデンがアルバニアと対戦します。自力で2位を守れるポルトガルに分があります。
■グループ2
予選突破圏:スイス(20)
プレーオフ圏:ギリシャ(17)、イスラエル(15)、ラトヴィア(14)
スイスはプレーオフ圏内確定&ストレートで本大会に行く可能性大です。
プレーオフ圏は、ギリシャとイスラエルが争っていますが、最終戦でスイスと対戦するイスラエルが不利です。ラトヴィアはほぼ敗退決定。
■グループ3
予選突破圏:スロバキア(19)、スロベニア(17)
プレーオフ圏:チェコ(15)、北アイルランド(14)
スロバキアとスロベニアの大健闘により、中堅チェコが苦戦強いられる展開。
チェコは、プレーオフ進出を懸けて北アイルランドと対戦。北アイルランドもプレーオフの可能性があるので激しい戦いとなるでしょう。
スロバキアはプレーオフを決めているため気持ちに有利、スロベニアは最後の踏ん張り所でサンマリノと対戦。
■グループ4
予選突破:ドイツ
プレーオフ決定:ロシア
■グループ5
予選突破:スペイン
プレーオフ決定:ボスニア・ヘルツェゴビナ
■グループ6
予選突破:イングランド
プレーオフ圏:ウクライナ(18)、クロアチア(17)
イングランドが順当に決定。
ウクライナとクロアチアがプレーオフを争う展開、最終戦でウクライナはアンドラ、クロアチアはカザフスタンとそれぞれアウェイで対戦。
■グループ7
予選突破:セルビア
プレーオフ決定:フランス
■グループ8
予選突破:イタリア
プレーオフ決定:アイルランド
■グループ9
予選突破:オランダ
プレーオフ決定:ノルウェー
※プレーオフ決定は、あくまで仮。9チームの内上位8チームが進出する為、成績の最も悪い1チームは脱落する。
イグアインは、昨季、レアルのリーガ2位に貢献するなど活躍しましたが、代表には招集されませんでした。
そんな中、アルゼンチン代表が南アW杯で苦戦し、今回ついに初招集されました。
アルゼンチンは現在、プレーオフ圏内の5位に付けているものの、6位ウルグアイに勝ち点1差と迫られる苦しい状況です。
アルゼンチンは、10月10日(土)にペルーと14日(木)にウルグアイと対戦します。
国際サッカー連盟(FIFA)の本部があるスイスのチューリッヒでは、ブラッター会長らが出席して、記念セレモニーが行われました。
優勝トロフィーは、225日をかけて86ヶ国を回る模様です。
開催国、南アフリカがあるアフリカ大陸では、全54ヶ国すべてを回るようです。南アフリカには、W杯グループリーグ組み合わせ抽選会が行われる、12月4日(金)に合わせて到着します。
日本には、来年4月25日(日)に到着予定。
2010FIFAワールドカップ予選中にラマダーンに入ったエジプトで、サッカー選手が断食破りをしていいかについて、議論が交わされました。
9月5日(日)のラマダーン期間中にアウェイでルワンダと戦ったエジプトは、選手4人が断食を行ってプレーし、その内の1人が決勝ゴールをあげてエジプトが勝利しました。
このことに対して事前に断食破りをしていいかについて議論が行われ、エジプトのイスラム法最高議会は「選手は“雇用人員”であり、断食が職務に影響を与えると考えられるので、断食破りは容認される」とファトワ(宗教令)を出しました。
また、アウェイ戦ということで、「旅人は断食を免除される」という視点からも今回の断食破りは容認されるという結論を出しました。
一方で、「旅人は断食を免除される」というのを対外試合に適用するのは、イスラム法を曲解するという意見を述べる聖職者も登場するなど、議論は最後まで続きました。
これに対し、エジプトサッカー協会のザヒル会長は、断食と断食破りを選手に強制することはせず、選手の自己判断に委ねるとのコメントを発表しました。
結局、選手4人が断食を行い、貴重な勝ち点3を手にしました。
南アW杯予選、アジア地区第5位決定戦が9月9日(水)に行われました。
サウジアラビアとバーレーンの中東対決となった第5代表決定戦。
第1戦を0-0で終えた両者は、サウジホームで最終決戦を行うことになりました。
試合は、かつてアジアで猛威を振るったサウジが一方的にバーレーンを攻め立てる展開となったものの、バーレーンも必死に食らい付き、1-1の状態で後半ロスタイムへ。
ロスタイム1分、サウジが起死回生となる勝ち越しゴールを決めて2-1とリード!しかし、バーレーンも同4分に同点弾を決めて2-2となり、アウェー得点数で破れたサウジの敗退が決まりました。
これで、中東アジアの2強だったイランとサウジの敗退が決定しました。
プレーオフに進出したバーレーンは、10月にオセアニアのニュージーランドと本選出場をかけて対戦します。
南アW杯南米地区予選、第16節が9月9日(水)に行われました。
前節、ブラジルに破れたアルゼンチンは、アウェイで2位パラグアイと対戦。
4位をキープするためには、絶対に勝利が必要だったアルゼンチンでしたが、パラグアイに0-1と完封負けを喫して5位に後退しました。
この結果、パラグアイがブラジルに続いて本大会出場を決め、残りの枠は2となりました。
3位チリは4位以下に勝ち点4差と次節にも出場が決定する模様で、残り1枠は4位エクアドル、5位アルゼンチン、6位ウルグアイの3チームが争うことになりそうです。
南アW杯欧州地区予選が、9月9日(水)に行われました。
グループ5のスペインは、ホームでエストニアと対戦。
格下を相手に、スペインは圧倒的な攻撃力を披露。前半33分にセスクのゴールで先制後、後半に2発叩き込み、3-0と圧勝して本大会進出を決めました。
グループ6のイングランドは、ホームでクロアチアと対戦。
ユーロ08予選敗退に追い込んだクロアチアに対し、イングランドの自慢の攻撃力が炸裂!
ジェラードの2得点などで5-1と大勝し、本大会進出を果たしました。
スペインとイングランドが順当に進出を決める中、ワールドカップに黄色信号が灯っているのがポルトガル。
本大会進出はもはや絶望的状況になっているポルトガルは、9日の試合でハンガリーと対戦。
ペペのゴールで 1-0とギリギリの勝利で希望を繋げたものの、依然として厳しい状況です。