2010FIFAワールドカップ南米地区予選、9月5日(土)にアルゼンチンvsブラジルの2強決戦が行われました。
予選開始当初は、ブラジルのトゥンガ監督に批判が集中するなど、ブラジルの不振が目立っていたものの、気付けば、ブラジルは首位に立ち、あと一勝で本選出場という状況。
一方のアルゼンチンは、鳴り物入りで監督に就いたマラドーナのボロが出始め、気付けば、予選敗退の危機に立たされています。
そんな両者が、5日に対戦。
アウェイ戦となったブラジルは、ホームのアルゼンチンに対し善戦。
決定力のないアルゼンチンに対し、ブラジルは3発決めて1-3と勝利を収めました。
これでブラジルは予選突破を決め、未だ崩れぬW杯全大会出場を果たしました。
一方のアルゼンチンは、5位エクアドルと6位コロンビアに勝ち点2差と迫られる危機的状況です。
予選は残り3試合、一試合でも落とせば、W杯の舞台からアルゼンチンが消えます。
イングランド代表監督ファビオ・カペッロが、同国代表デイビッド・ベッカムに移籍を要求しました。
現在ロサンゼルス・ギャラクシーでプレーしているベッカムに対してカペッロが、「もしベッカムが12月にヨーロッパの主要リーグへ帰ってこなければ、ワールドカップに出るチャンスはない」とベッカムに移籍しなければW杯メンバーには選ばないと、警告を発しました。
ベッカム本人は、来年1月からの期限付き移籍をギャラクシーに希望しており、インタビューなどでもそのことを明かしていました。
これに対し、ギャラクシーのサポーターなどはベッカムを批難していますが、ベッカムは100%移籍するとみられています。
2010FIFAワールドカップ開催までもう1年ない南アフリカ、同国の警察が8月3日(月)にテロ攻撃に対する見解を述べました。
南ア警察によると「W杯中のテロの脅威を指摘する情報はない。南アそのものはテロのターゲットではない」とコメントし、南アはテロの標的にはなっていないとしましたが、
「テロの脅威を持ち運ぶかもしれない国がひとつ、ふたつありえる」と9.11テロ事件を受けたアメリカやロンドン同時爆破事件を受けたイギリス(イングランド)、列車爆破テロが起きたスペインなどの国がテロのターゲットになる可能性を懸念していると語りました。
そして「我々がテロのターゲットでないからといって、のん気にているわけではない」とテロの警戒は怠っていないことを明言しました。
また、治安対策問題については、私服警官やヘリコプターを駆使して警備体制を整えていることを明かし、インターポール(国際刑事警察機構)などとも連携してフーリガンや暴漢などの対策にもあたっていると伝えました。
2009FIFAコンフェデレーションズカップ南アフリカ大会で問題となった「ブブゼラ」(プラスチック製のラッパ)の使用を2010FIFAワールドカップでは禁止して欲しいとの訴えを国際サッカー連盟(FIFA)が退けたことが分かりました。
この「ブブゼラ」は、南アフリカでは極当たり前の応援アイテムですが、コンフェデ杯に参加した選手やスタッフからは、「集中力が削がれる、指示が聞こえない」として不評でしたが、ブラッター会長はその意見に対して懐疑的でした。
ハンス・クラウス(FIFA広報担当者)
「(ブブゼラの使用を禁止するなら)スイスのファンからカウベル(金属製の鈴)をイングランドのファンから歌声を奪わなければならなくなる、この件に関しては、我々は余裕を持って対応する。ブブゼラはきっと、W杯でヒットすると思うよ。アフリカ・サウンドと一体のW杯となるだろう。」
2010FIFAワールドカップは、アジアとアフリカの今後を決める重要な大会となりそうです。
国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は、南アW杯でのアフリカチームの結果次第で、今後のW杯でのアフリカの出場枠を増やす可能性があるとコメントしました。
もしそうなれば、アジア枠が減らされる可能性が高いです。
現在4.5枠のアジア枠ですが、独W杯では、アジア勢がグループリーグで全滅したため、今回の予選で減らされる可能性がありましたが、何とか免れました。
しかし、南アW杯でアジア勢がまたグループリーグで全滅、またはアフリカ勢よりも成績が悪ければ、2014年大会以降の出場枠は減らされる可能性があります。
今大会では、アジア最強と呼ぶに相応しいオーストラリアがアジア枠でエントリーしている為、独W杯のような惨事は防げる可能性はあります。
あとは、朝鮮の2チームと日本の東アジア勢が何とかグループ突破を決めれば、4.5枠を維持できるでしょう。
グループBのイランは、韓国と対戦、絶対に勝たなければいけない試合でしたが、1-1で引き分けました。
イランが引き分けに終わったことで、引き分け以上で初のワールドカップ出場が決定する状況になった北朝鮮は、アウェイでサウジアラビアと対戦、0-0で引き分けて北の2位通過が決定しました。
サウジは、引き分けに終わった為、アジア第5代表決定戦を戦います。
前半にコーナーキックから先制した日本でしたが、後半にはケーヒルに2ゴールを許して逆転負けを喫しました。
日本は、グループ2位で予選を終了しました。
2010FIFAワールドカップ南米地区予選が6月10日(水)に行われました。
得失点差で首位に立つブラジルは、勝点差で並ぶパラグアイとの頂上決戦に臨みました。
ホームのブラジルは、パラグアイに先制点を許すも、前半終了間際にロビーニョのゴールで追いつき、後半にはニウマールのゴールで2-1と逆転、単独首位に立ちました。
ブラジルの最大のライバルであるアルゼチンはアウェーでエクアドルと対戦。
難所とされる標高が高いキトで行われた試合は、前半にアルゼンチンが猛攻を仕掛けるも、テヴィスがPKを外し、メッシは決定機を逃すなど、得点力不足により苦しい展開に、後半にはエクアドルが反撃し2-0とエクアドルが勝利、アルゼンチンは自動出場権獲得圏の4位はこそ守ったものの、5位エクアドルに勝ち点2差に迫られる切迫した状況です。
アルゼンチンvsブラジルの注目決戦は、次節。9月5日に行われます。
2位のブラジルはウルグアイとアウェイで対戦して0-4と快勝、一方で首位のパラグアイはホームでチリと対戦、0-2と敗れブラジルに勝点差で並ばれ、得失点差でブラジルに首位の座を明渡しました。
苦戦しているアルゼンチンはホームでコロンビアに1-0と辛勝、4位の座を守りました。
南米予選はあと5節と終盤戦に入り、批判されてばかりのドゥンガ率いるブラジルは首位、サポーターの圧倒的支持を受け入るマラドーナ率いるアルゼンチンは4位と苦戦を強いられる展開となっています。
2010FIFAワールドカップの地区予選が6月2日(土)に行われました。
アジア地区グループ1の日本は、アウェイでウズベキスタンと対戦しました。
日本は前半に岡崎のゴールで先制すると、その後はウズベクゴールに何度か迫りましたが、時間の経過とともに運動量が減り、ウズベクに攻められる展開になったものの、1点を守り抜き、4大会連続でのW杯出場を2大会連続の世界最速本大会出場というオマケ付きで決めました。
同じグループ1のオーストラリアも本選出場を決めました。
以前としてグループ1の首位はオーストラリア、2位日本となっています。
アジア地区グループ2の韓国は、アウェイでUAEを0-2で下して本選出場が決定、2位には同じ朝鮮の北朝鮮が続き、イランとサウジアラビアは苦戦を強いられる珍しい展開となっています。
ヨーロッパでは、グループ9のオランダがアウェイでアイスランドを1-2で下し、激戦区のヨーロッパ地区最速出場を決めました。
2010FIFAワールドカップ本大会出場権獲得国
■アジア
日本、オーストラリア、韓国
■ヨーロッパ
オランダ
■アフリカ
南アフリカ共和国