2010FIFAワールドカップ・南アフリカ大会の組み合わせ抽選会が12月4日(金)に南アのケープタウンで現地時間午後7時ごろに行われました。
■グループA
1.南アフリカ(アフリカ)
2.メキシコ(北中米カリブ)
3.ウルグアイ(南米)
4.フランス(欧州)
■グループB
1.アルゼンチン(南米)
2.ナイジェリア(アフリカ)
3.韓国(アジア)
4.ギリシャ(欧州)
■グループC
1.イングランド(欧州)
2.アメリカ(北中米カリブ)
3.アルジェリア(アフリカ)
4.スロベニア(欧州)
■グループD
1.ドイツ(欧州)
2.オーストラリア(アジア)
3.セルビア(欧州)
4.ガーナ(アフリカ)
■グループE
1.オランダ(欧州)
2.デンマーク(欧州)
3.日本(アジア)
4.カメルーン(アフリカ)
■グループF
1.イタリア(欧州)
2.パラグアイ(南米)
3.ニュージーランド(オセアニア)
4.スロバキア(欧州)
■グループG
1.ブラジル(南米)
2.北朝鮮(アジア)
3.コートジボワール(アフリカ)
4.ポルトガル(欧州)
■グループH
1.スペイン(欧州)
2.スイス(欧州)
3.ホンジュラス(北中米カリブ)
4.チリ(南米)
グループはE組です。
欧州王者スペインはグループHで、ホンジュラス、チリ、スイスと対戦します。
FIFA(国際サッカー連盟)は12月3日(木)に2010FIFAワールドカップの優勝賞金を発表しました。
今回の優勝賞金額は、3000万ドル(約26億5000)と前回大会の2540スイスフラン(約21億6000)よりも5億円ほど増額されました。
出場32ヶ国には100万ドル(約8800万ドル)が与えられます。
2010FIFAワールドカップ賞金
優勝:3000万ドル(約26億5000円)
準優勝:2400万ドル(約21億2000円)
3位:2000万ドル(約17億6000円)
4位:1800万ドル(約16億)
ベスト8(敗退):1400万ドル(約12億3000円)
ベスト16(敗退):900万ドル(約8億円)
GL(敗退):800万ドル(約7億円)
出場32ヶ国:100万ドル(約8800万ドル)
2010FIFAワールドカップの抽選ポットが12月2日(水)に決定しました。
今回シード権を得たのは南アフリカを始め、前回覇者イタリア、前々回王者ブラジル、欧州王者スペインなどの各大陸の強豪8ヶ国。
前回準優勝のフランスと4位ポルトガルはシードされなかったので、この2国が入ったグループのいずれか(あるいは両方)が“死のグループ”ということになるでしょう。
注目のグループリーグ組み合わせ抽選会は、12月4日(金)に行われます。
日本時間は12月5日(土)AM2:00ごろで、NHK総合で生中継される予定です!
ポット1(シード)
南アフリカ
スペイン
イタリア
ブラジル
ドイツ
イングランド
アルゼンチン
オランダ
ポット2(北中米カリブ、アジア、オセアニア)
アメリカ
メキシコ
オーストラリア
日本
韓国
ホンジュラス
ニュージーランド
北朝鮮
ポット3(南米、アフリカ)
パラグアイ
チリ
ウルグアイ
カメルーン
ナイジェリア
ガーナ
コートジボワール
アルジェリア
ポット4(欧州)
フランス
ポルトガル
デンマーク
セルビア
ギリシャ
スロベニア
スロバキア
スイス
※
・同じポットの国が同じグループになることはない。
・同じ大陸同士が同じグループになることはない(欧州は除く)
これでアイルランドの2010FIFAワールドカップへの挑戦は完全に幕を閉じました。
アンリのハンドによるアシストにより2010FIFAワールドカップの夢が断たれたアイルランド代表。
FIFA(国際サッカー連盟)に再試合要請が却下され、誰もがこの騒動はアイルランド側が折れて収拾したと確信していましたが、この度、アイルランドがとんでもない行動に打って出ました。
「“審判の判定が最終判定”というルールなら仕方がない、再試合は諦めよう。だが特別枠での出場を認めてもらおう、それはルールには乗っていないだろう?」
と言ったかどうかは分かりませんが、アイルランドは“33ヶ国目”としての出場権を主張、FIFAに要請しました。
FIFAはこの要請を12月2日(水)に行われる臨時理事会で検討するようです。
11月18日(水)の2010FIFAワールドカップ欧州地区予選プレーオフ第2戦のフランスvsアイルランドの試合で、フランスのアンリのハンドからゴールが生まれた件に対する決着が付いたようです。
結果的にFIFAに再試合要求を却下されたアイルランド側が折れるという形でこの問題は幕を閉じました。
デラニー理事長(アイルランド・サッカー協会)
「我々の要請が受け入れられず残念だ。今回の件で、フェアプレーの精神は傷ついてしまった」
2010FIFAワールドカップ・南アフリカ大会。
欧州、南米、アジア、北中米カリブ海、アフリカ、オセアニアの6大陸の予選を勝ち抜いた32ヶ国が11月18日(水)に出揃いました。
開催19回目になる今回のワールドカップは初代王者ウルグアイを始めイタリア、ドイツ、ブラジル、イングランド、アルゼンチン、フランスなど過去優勝国7ヶ国全チームが揃いました。
また、オセアニアからは久々にニュージーランドが参戦、初出場はスロバキア1ヶ国のみとなりました。
歴代優勝国(優勝回数順)
ブラジル(5回)、イタリア(4)、ドイツ(3)、ウルグアイ(2)、アルゼンチン(2)、イングランド(1)、フランス(1)
2010FIFAワールドカップ・南アフリカ大会出場国
■欧州地区(13ヶ国)
デンマーク、ポルトガル、スイス、ギリシャ、スロバキア、スロベニア、ドイツ、スペイン、イングランド、セルビア、フランス、イタリア、オランダ
■南米地区(5ヶ国)
ブラジル、チリ、パラグアイ、アルゼンチン、ウルグアイ
■アジア地区(4ヶ国)
オーストラリア、日本、韓国、北朝鮮
■北中米カリブ海(3ヶ国)
アメリカ、メキシコ、ホンジュラス
■アフリカ地区(6ヶ国)
南アフリカ、カメルーン、ナイジェリア、アルジェリア、ガーナ、コートジボアール
■オセアニア地区(1ヶ国)
ニュージーランド
2010FIFAワールドカップ欧州地区予選プレーオフ第2戦におけるティエリ・アンリのハンドでのアシスト問題についてFIFA(国際サッカー連盟)の関係者が「再試合を行えば秩序が乱れる。ルールは審判の決定が最終的なものと明記している」として再試合を行う可能性はほぼ皆無としました。
この再試合要求却下についてアイルランド代表主将ロビー・キーンは「プラティニ欧州連盟会長(元フランス代表)とブラッターFIFA会長がフランスの勝利を手をたたいて喜んでいるはずだ」と語り、権力を持つものの“陰謀”だと話しました。
一方でアイルランド監督のジョバンニ・トラパットーニは“年の功”というべきか、冷静に「再試合は不可能。審判が決めたのだから、私にとって試合は終わった」とコメントを発表。
再試合よりもこの誤審を教訓に本大会では審判の体制を改革すべきだと語りました。
この改革については各方面でも議論を呼び、現在テスト段階にある「両ゴールに1人ずつ追加審判を置く新ルール」を早急に正式ルールとすべきだという意見が上がりました(来年のW杯で導入する可能性あり)。
“ハンド”を犯した張本人であるアンリは「正直なところ、あの勝利には当惑もしている。そして、アイルランドには大変申し訳なく思っている。彼らは間違いなく南アフリカ行きに値するチームだ」と謝罪した上で「もっともフェアな解決策は再試合だろう。でも、僕の力では及ばない部分だ」と再試合を希望するもののFIFAの考えを変えるのは難しいという見方を示しました。
これに対しロビー・キーンは「アイルランド選手を代表してアンリに感謝の意を伝えたい、ここからフェアプレイという観点で再試合にこぎ付けることができれば幸いだ」と語り、再試合を諦めない姿勢であることを伝えました。
ここまでアイルランド、フランスの双方政治界をも巻き込んでいる再試合要求。
FIFAはこの騒ぎが収まるのをただ待つ体制に入っているとみられ、再試合はほぼ不可能というのが一般論でしょう。
過去には06W杯アジア地区プレーオフのウズベキスタンvsバーレーン戦で誤審があったとして再試合要求が通りましたが、今回のFIFAは重い腰を最後まで上げないとみられています。
フランスに敗れてワールドカップ出場を逃したアイルランド。
その敗北を招いた得点がアンリのハンドから生まれたことについて、アイルランド代表は激怒しているようです。
アイルランドのエースロビー・キーンは「ハンドだったのは明らかだ。僕らは激しく怒っている。FIFAはアイルランドにW杯に出て欲しくないんだろう」と悲観しながらコメント。
同チーム指揮官のジョバンニ・トラパットーニも「怒りのあまり、話ができない。苦々しい午後だ。我々は素晴らしいゲームをした。ヨーロッパ中の人々が、我々が勝利に値するか、少なくともPK戦に縺れ込むはずだと見ていたはずだ。こんなことが起こったのは、私の人生で2回目だ。私が求めるのはフェアプレーだけだ」と述べて明らかにアンフェアな試合だったと振り返りました。
長い予選を戦った末に“ハンド”というルールで禁止された行為によって奈落の底に突き落とされたアイルランド代表。
2014年、彼らがブラジルのピッチに立っていることを祈るばかりです。
ロビー・キーン(アイルランド代表主将、トッテナム)
「我々はチャンスをつくり出していた。自分たちのプレーを誇りに思うことができる。ただ、突破はできなかった」