■記事【スポーツナビ】
ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会開幕までいよいよ2週間を切ったが、大会の公式球に選ばれた“ジャブラニ”の評判はあまり思わしくないようだ。
公式球の製造元のアディダス社が「われわれは、小型ながら重量のあるボールを開発した。“ジャブラニ”はインパクトの力が完ぺきに伝わるボールで、最大限に正確なボールを蹴ることができる」と説明しているが、その一方で、実際に使用した選手たちの間では、「空中で奇妙な回転を引き起こす」とも言われている。
ブラジル代表GKジュリオ・セーザルが「そこらのスーパーで買えそうなボールだ。本当にひどいね。恐ろしい限りだよ」と酷評すれば、チリ代表GKのクラウディオ・ブラボも「より多くのゴールを生み出すために作られた、GKに困難に与えるボールだ。まるでビーチボールみたいだ」と、困惑を隠せないようだ。
さらに、同社のユニホームを使用するスペイン代表でも、GKイケル・カシージャスが「W杯のような極めて重要な大会が開幕まであと数日と迫っているのに、最悪のクオリティーが原因でボールが主役となってしまっているのは悲しいことだ」とコメントするなど、“ジャブラニ”への風当たりは強い。
“ジャブラニ”に対するネガティブキャンペーンは、フィールドの選手たちからも起こっている。その1人であるイタリア代表FWジャンパオロ・パッツィーニは、その理由を次のように述べた。
「“ジャブラニ”は、FWにとって散々なボールだ。揺れが大きすぎてコントロールするのが非常に難しい。クロスをヘディングで決めようとジャンプしても、ボールが予想外の方向へ動くせいでシュートをミスしてしまうんだ」
※感想
日々進化をつづけるサッカーボールですが、今回は大不評のようです。
今まではGK側への負担(無回転シュートなどが撃ちやすくなった)が大きかったようですが、今回はフィールドプレーヤーからも批判されています。
果たして、このボールは今回のW杯にどのような影響を与えるのか、注目です。
2010FIFAワールドカップ開幕まで約2週間となる中、各国代表に復帰する者と負傷して去る者が出始めました。
■復帰
ポルトガル代表:ペペ(レアル・マドリード)
デンマーク代表:ベントナー(アーセナル)
オランダ代表:ファン・ペルシー(アーセナル)
いずれも怪我で戦線を離脱していた時期がありましたが、見事に復帰を果たしました。
特にペペは、6ヶ月の負傷期間を経て、本当にギリギリのところで戻ってきました。
■負傷
イングランド代表:デイビッド・ベッカム(ACミラン/LAギャラクシー)
ドイツ代表:ミヒャエル・バラック(チェルシー)
フランス代表:ラス(レアル・マドリード)
ガーナ代表:マイケル・エシアン(チェルシー)
スイス代表:クリストフ・スピッヒャー、マルコ・シュトレラー
ベッカム、バラックにとっては最後のW杯だっただけに失意も大きいでしょう。
ラスに関しては、腹痛ということで色々な意味で残念な結果となりました。
ラスにはこの悔しさを新シーズンで発散してもらいたいですね。
■記事【共同通信】
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場するスペイン代表のデルボスケ監督が代表選手に対し、合宿やW杯の大会期間中は、ツイッターなどのインターネット投稿サイトの使用禁止を言い渡したことが24日、明らかになった。
サッカー界では、昨年イングランドの選手が自身の移籍に関する情報を投稿し、関係者に謝罪する事態に発展するなど、ツイッターをめぐるトラブルも起きている。
※感想
W杯期間中は色々と選手に制約を付けるチームが多いですね。
家族に会えないとかが有名ですが、ネット時代になった現在では情報発信も禁止されるんですね。
p.s.
自分は、ツイッターとブログの違いがいまいち分かりません(笑)
2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の日本代表メンバー全23名が5月10日(月)に発表されました。
招集メンバー
GK:楢崎正剛(名古屋)、川島永嗣(川崎)、川口能活(磐田)
DF:中澤佑二(横浜M)、駒野友一(磐田)、今野泰幸、長友佑都(FC東京)、内田篤人、岩政大樹(鹿島)、田中マルクス闘莉王(名古屋)
MF:中村俊輔(横浜M)、稲本潤一、中村憲剛(川崎)、遠藤保仁(G大阪)、阿部勇樹(浦和)、松井大輔(グルノーブル)、長谷部誠(ウォルフスブルク)、本田圭佑(CSKAモスクワ)
FW:玉田圭司(名古屋)、矢野貴章(新潟)、岡崎慎司(清水)、大久保嘉人(神戸)、森本貴幸(カターニャ)
■記事【ISM】
2006年のドイツW杯以降、ブラジル代表から遠ざかっているコリンチャンスのDFロベルト・カルロスが、南アフリカW杯への出場を希望している。先日のサンパウロ(以上ブラジル)戦でトレードマークのFKを決め、勝利に貢献した同選手は、37歳と高齢ながら再び大舞台に立つことを望んでいるようだ。ロイター通信が報じている。
ドイツW杯でロナウドやカフーとともに、早期敗退の戦犯のひとりとされたR・カルロス。ブラジル代表で131キャップを誇る同選手だが、ドイツW杯終了後に就任したドゥンガ監督は、かつて1998年W杯でチームメートだったR・カルロスを一度も招集していない。
だが、現地時間10日に37歳の誕生日を迎えたR・カルロスは、現地メディアに対し、「代表での16年間のうち、12年間は成功だったと思う。それに今は、左SBを見つけるのが難しい。左利きの選手の多くは、ウィングかサイドハーフとしてプレーすることを望んでいる」とコメント。自らにもチャンスがあると訴えた。
さらに、R・カルロスは「連盟から招集のFAXが届いたら、うれしくて宙返りしちゃうだろうね。僕は37歳だし、ブラジルに戻ってきたときは代表のことなんて考えていなかった。でも、W杯のことを考えていないとは言えないね。コリンチャンスでハードワークを続け、ドゥンガを困らせたい」と語り、返り咲きに意欲を見せていた。
ドゥンガ監督は就任以降、ジウベルト(クルゼイロ)、マルセロ(レアル・マドリー/スペイン)、アドリアーノ・コレイア(セビーリャ/スペイン)、フアン・マルドナード(フラメンゴ)、リチャーリソン(サンパウロ)と、多くの選手を左SBで起用したが、一人も定着することができなかった。昨年はフェネルバフチェ(トルコ)のアンドレ・サントスが8試合連続で起用され、レギュラーの座を確保したかに思われたが、直近の親善試合では3戦続けてリヨン(フランス)のミシェル・バストスが使われている。
※感想
37歳で現役であるのも凄いのに、W杯出場をアピールするなんてさすがロベカルですね。
普通なら、「ありえない」の一言で片づけてしまいますが、ロベカルなので、少し期待しちゃいますね…。
■グループD予想順位
1位 ドイツ
2位 オーストラリア
3位 ガーナ
4位 セルビア
●ドイツ
06W杯時の勢いを保ち、ユーロ08では準優勝に輝いたドイツ代表。
今大会予選では、ヒディング率いるロシアとの首位争いに打ち勝って出場を決めました。
攻撃陣には、02W杯戦士バラック、クローゼと06W杯戦士のポドルスキ、シュヴァインシュタイガーなど強力な選手がいます。
守備陣では、ラーム、メルテサッカーに加え、GKにはカーン&レーマンの後継者GKアドラーが控えるなど優勝候補であることは間違いありません。
02年は2位、06年は3位とワールドカップでは好調なドイツ。
今度こそ優勝を果たすことができるか…?!
●オーストラリア
前大会で日本を奈落の底に突き落とした相手。
アジアでは無類の強さを誇り、韓国や日本など目ではない強豪国。
守備は堅く、攻撃力も抜群な国なので、2位通過を決める可能性はあると思います。
しかし、W杯には滅法強いドイツを超えるのは無理だと予想されます。
●ガーナ
予選では敵なし状態で、余裕の出場を決めたガーナ。
前回大会ではベスト16に駒を進めた実力者です。
このグループメンバーでいくと、アフリカ開催ということもあり、もしかすると2位通過を決めるかもしれません。
アサモア、エッシェンというスターが爆発するのか注目しましょう。
●セルビア
超攻撃的な姿勢を貫き、予選ではフランスを避けて首位通過を決めたセルビア。
ただ、強豪ドイツ、地の利があるガーナ、堅実なオーストラリアの前ではやや分が悪いです。
なんで4位と予想します。
セルビア・モンテネグロとして参加した前回大会では、予想に反してガッカリな結果でしたし…。
■記事【MARCA.COM】
米国のCBSニュースの報道によると、イスラム系国際テロ組織アルカイダが、6月に開催されるワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会で爆弾テロを行う計画があるようだ。
アルカイダはオンラインマガジン『Mushtaqun Lel Jannah』の最新号の中で、「米国対イングランド戦の最中にスタジアムが爆破するさまが生中継されたらどうなるだろう。観客席には爆音がとどろき、数百もの死体が転がることになる」との声明を発表し、W杯のスタジアムでテロを行う計画があることを示唆した。
アルカイダはまた、セキュリティーチェックでは検知ができない特殊な爆弾を使用すると表明しており、米国、イングランド以外にも、ユダヤ教を支持するフランス、イタリア、ドイツの試合がターゲットになり得るとしている。
※感想
9.11テロ事件を引き起こし、02W杯でもテロを計画した史上最悪のテロ組織が、今度は南アフリカを自身の毒牙にかけようとしています。
2度と9.11のような惨劇を起こさせないために、最高レベルの警備をしてもらいたいですね。
これで累積警告による決勝戦出場停止はなくなりました。
過去には、日韓W杯でミヒィエル・バラック(ドイツ)が累積により決勝戦に出場できなかったことがありました。
アキレス腱を断烈し、3ヶ月後に控えたW杯出場がほぼ不可能となったイングランド代表デイビッド・ベッカム(ACミラン)。
そんな彼に、同国代表ファビオ・カペッロ監督が“W杯同行要請”を出したと英紙『ガーディアン』が伝えました。
カペッロ監督は過去に、ベッカムはピッチ上以外にも代表に欠かせない存在である。と名言していました。
そんなカペッロが、ベッカムに“特別コーチ”としての同行を提案しました。果たしてベッカムは受諾するのでしょうか…?
ベッカム本人は、「手術は成功した。気持ちは前向きで、これから数カ月、万全の状態に戻ることに集中していきたい」とコメントを発表。W杯までに間に合わせたいと思っているようですが…。
それにしても、レアル時代は一時的とはいえベッカムを干したことがあるカペッロ監督が、数年後に怪我をしたベッカムを「連れて行きたい」というなんて…人間関係とは何とも複雑ですね。