プジョルはバルセロナの主将です。
頑張れ!スペイン!
このカードは、2年前の欧州選手権決勝戦と同じカードです。
このときは、スペインがF・トーレスのゴールで1-0と勝利し、欧州の頂点に立ちました。
この優勝は、長年スペインが悩まされていたベスト8敗退のジンクス、“強いけど弱いスペイン代表”というイメージを払拭させました。
そして迎えたW杯、スペインは初戦でスイスに破れたものの、その後は粘りを見せて1次リーグを突破。
更には隣国とのイベリア対決と守備堅い南米の雄にも勝利して、準決勝まで進みました。
準決勝の相手は、イングランド、アルゼンチンを大量得点で圧倒した若さ溢れるドイツ代表。
スペインにとっての不安要素は、ドイツがカウンター攻撃を得意としていることでしょう。
スイス戦でカウンターで殺られたスペインだけに、ドイツが虎視眈々とカウンター攻撃の機会を伺っているのはあまりよろしくありません。
スペインの攻撃陣がドイツ守備陣を攻略するのが早いか、ドイツがカウンターで無敵艦隊を撃沈するのが早いか・・・さぁ、勝つのはどっちだ!?
ベスト16終了時点で南米勢が好調と言われていた今回のW杯。
しかし、ベスト8に入り欧州の強豪たちが大逆襲を果たしました。
まずはオランダが王国ブラジルを撃破し、続いてドイツがアルゼンチンを失意のドン底に蹴落としました。
南米2強が墜落し、実質南米3番目の強さを誇るパラグアイは欧州王者であるスペインと対戦。
この戦いは実力で勝るスペインが勝利しました。
この結果、ベスト4に残った南米勢はウルグアイだけとなりました。
そのウルグアイは、南米の意地にかけてオレンジ軍団オランダと決勝を懸けて対決。
1-3とオランダにリードされたものの、後半ロスタイムに意地の1点を返したウルグアイ。
古豪は最後まで泥臭く戦い、準決勝で散りました。
アルゼンチンは、イグアイン、メッシなどが幾つかシュートを放ちましたが全て相手GK真っ正面に跳んでしまいました。
アルゼンチンは4年前に破れた相手に、4年前以上の屈辱的な敗北を喫して大会を去りました。
アルゼンチン守備陣はこれによって混乱しています。イグアイン、ディ・マリア、メッシといった攻撃陣に逆転する力はあるのか?
いよいよタレント揃いのアルゼンチン攻撃陣の真価が問われます。
4年前の独W杯準々決勝、PK戦の末にドイツがアルゼンチンを下して勝利しました。
そして4年後の今夜、再び両者が同じ舞台で対戦します。
4年前は、レーマンのPKメモ、マラドーナが怒って帰国など様々な話題を提供したカード。
今回はいったいどのような話題を提供してくれるのでしょうか…?
両チームの顔触れをみると4年前とは様変わりしています。
ドイツの方は、エジル、ミュラーといった若手が台頭し、ポドルスキ、クローゼといった4年前の戦士が加わってはいるものの、やはり4年前よりも若返りが激しいチームとなっています。
アルゼンチンの方もメンバーがまったく違っています。
4年前にいたメッシ、テヴィスはいるものの、クレスポ、クルス、サビオラ、アイマール、リケルメ、カンビアッソなどがメンバーから外れています。
かといって戦力が落ちているかといえばそんなことはない。
イグアイン、アグエロ、ディエゴ・ミリート、ディ・マリア、ベロンなど強力な面々が後釜についています。
4年前とはまったく違う両者、果たして勝つのはどっちだ…?!
2010FIFAワールドカップもいろいろよ決勝トーナメントに入りました。
■ベスト16
日本0-0パラグアイ
初のベスト8を目指した両者。
日本はやはり守備ブロックを固める超守備的戦術を取り、試合は終始パラグアイが攻める展開なりました。しかし、パラグアイも日本のカウンターを恐れてリスクは冒さず、試合は延長戦を終えてPK戦に突入。
PK戦で日本は駒野がボールをバーに当てるという痛恨のミスを犯し、パラグアイがベスト8進出を決めました。
日本は少ないチャンスを活かせず、散りました。
スペイン1-0ポルトガル
イベリア対決となったこのカード。
ユーロ2004のGLで対戦したときは、ポルトガルが1-0で勝利してスペインを敗退に追い込みました。
しかし今回は、ユーロ08優勝国であるスペインがポルトガルを圧倒し、04年とは真逆の1-0で勝利してあのときの借りを返しました。
■ベスト8
ブラジル1-2オランダ
ロビーニョのゴールで先制したブラジル。
やはりオランダでもサッカー王国には勝てないか…と思われましたが、オレンジ軍団は底力を発揮して2得点を追加、ついにブラジルを破りました。
W杯予選では、当初は批判を浴びたブラジルのドゥンガ監督でしたが、後々にその組織された守備力により“優勝候補最有力”とされました。
しかし、終わってみればあまりに呆気なく敗退しました…次回ブラジル大会で王国は復讐を果たせるか…。
ウルグアイ1-1ガーナ
古豪復活に向け、アフリカ勢最後の希望であるガーナと対戦したウルグアイ。
試合は激しい攻防戦となり、両者1点ずつ決めた延長後半終了間際に両チームの明暗を分ける場面が訪れます。
ガーナは波状攻撃を仕掛け、遂にウルグアイゴールを割ったかと思われたその時、ウルグアイFWスアレスがまさかのハンドでガーナ渾身のシュートをストップ!
そのハンドによってPKを得たガーナでしたが、ギャンのシュートは無常にも枠外へ。
試合はそのままPKに突入し、落胆の大きいガーナは破れ、アフリカ勢はベスト8で全滅しました。