goo

東京都民の選択

東京都知事選は結果的に、高齢者の選挙民が子孫のための将来、原発のない安心できることより、差し迫った自分のための目先の福祉を選んだという感じがしないでもない。 

合わせて心配なのが、スキャンダルで失脚した前都知事だったのに、その後に選ばれた新都知事は前都知事どころでないすごい人。真偽の程は知らないが、3回の結婚・二人の愛人・5人の子供等々・・・男尊女卑、女性への暴力や過去の問題に溢れたスキャンダルの温床のような人。

 下劣なマスコミなどの標的になってまた同じようなことにならないと良いが・・・

 今回の落選した細川・宇都宮の掲げた「脱原発」を読売新聞は無責任な考えと取り上げた。 「脱原発」という考え方が 無責任というのはいかにも現政府・財界寄りである。まあ、親分があの程度の人だから仕方ないが、まったくマスコミとして信頼できない。

多くの人がこんな新聞を見ても首をかしげないと思うとゾッとする。

 新知事は 原発は長期的には自然エネルギーへ変換すべきなどと、実に政治的なあいまいなご都合に合わせた調子のいい意見の言い方でお茶を濁している。こんな人、たいてい信頼できない。

歴史的に、企業家でも政治家でも、本当の改革が出来る人はこういう曖昧なスタンスを絶対にとらない。真の改革とは、きれいに順々に少しずつはできないのである。こういう言い方はやらない理由をはっきり言いたくないときの詭弁である。

安全と引き替えに、利権や経済界のための原発再稼働のために、都合の悪いことは国中で覆い隠している。なによりも、福島の事故後、原発を再稼働しなくても世の中が廻っているではないか。この程度のことが これから先も不可能なわけがない。実は日本の産業界は、こういう制約の克服はお家芸なのだ。 そういうことは冷静になればわかるのになぜか認識している人が少なすぎなのだ。

かくしてこの国は 安全を二の次にして、子孫の代まで処理しきれない核廃棄物を毎日生み出して行くのである。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 身を削いでも... 個人競技と緊張 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。