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イタリアンなリバーブ

夏が近づくと私にとって風鈴の音のようなモンです、ピタピタとスプリングリバーブのギターの音。
定番的に連想するのはもちろん60年代のサーフサウンドですが・・・・


でも以外とイタリアの60年代の女声ポップスでのバックで使われるの知ってました?
たとえばMINAのUn Buco Nella Sabbia(砂に消えた涙)、そう日本では弘田三枝子がうたったんで有名な曲。
ときどきベースラインにのって聞こえます。

ちなみにこの歌手、後年ルックスキモいです。

それからカンツオーネの有名なGigliola CinquettiのNon ho I'eta(夢見る想い)とか・・・
これなんか全面的にリバーブをフィーチャー!まるでパーカッションのノリで使ってます。

ちなみにこの歌手、後年もルックスきれいです。レコードのジャケット見て子供のころ憧れました。

話飛ばしまして、Cinquettiといえば大昔レコード会社に所属してたころ、あるイベントで当時の社長とジュディ・オングさまが並び、その横に私めが配し全国の販売会社の経営者を社長とジュディ様に紹介する役割をやりました。「魅せられて」そう♪Wind is blowing from The Aegean~♪ってのが売れたときのジュディさま、もちろん、おきまりのあの白いドレスで小生の右横にピッタリ立っておられます。小柄で小さい御足-まるで楊貴妃のようでした。香水の香りまではっきり覚えとります。そう、あの真横でみた横顔、これはどこかで見たなつかしい・・・・そうだ、子供のころ憧れたジュリオラ・チンクエッティ!!だあ!・・・似てたんです。


話戻しまして、他にもWilma GoichのLe colline sono in fiore(花咲く丘に涙して)などもリバーブたっぷり使われています。
イタリアのポップスの日本での火付け役はCaterina Valenteで60年序盤からPassion Flower(情熱の花)などで日本でもヒットを飛ばし、ザ・ピーナッツなどがカバーしました。彼女が来日したときは結構話題になりました。しかしこのころはまだリバーブは使われていないようで、イタリアンポップスで使われたのは64年ごろからのようです。米国の西海岸南加州あたりで生じたサーフ音楽でもリバーブが使われるのがだいたい1962年ころからで1964年で全開!ってな感じなのでそのあたりは納得のタイミングです。

50-60年代のポップスの歴史をひもとくとどうしても米国中心になりますが、フレンチポップスと並んでイタリアンも侮れません! 
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