Feelin' Kinda Lucky

ちょっと書いとこう・・・・

ファンのレベル マスコミのレベル

2010年11月12日 | Sports & Entertainment

プロ野球日本シリーズの第4戦の観客が、東京六大学野球の秋季リーグ優勝決定戦の観客よりも少なかったというようなネタで不人気日本シリーズとの風潮を誇張する記事があった。

 この日、千葉マリンスタジアムの試合は、試合時間が4時間を越え、延長11回までもつれたすばらしい熱戦だったが入場者数は2万7千人。かたやハンカチ王子・斎藤佑樹が登板した六大学野球早慶戦は約3万6千人入ったという。

実際は千葉マリンスタジアムは収容人員が約3万人だが神宮は約3万6千人なのでどちらもほぼ満員ってことだ。だからこの断片的な数字だけで日本シリーズが大学野球より不人気と決めつけるのはマスコミらしい誇張といっていい。

まあ私にとってはそんなことはどうでもいい。ことしの日本のプロ野球の日本シリーズはゲームとしての野球を結構楽しめた。なかでも1点差の試合となった第3戦・第7戦、引き分けの第6戦の3試合は本当に手に汗にぎる試合展開で監督の采配を含め 玄人受けのするいい試合だった。日本のプロ野球の楽しみここにあり!って感じだった。

第6戦の夜のスポーツニュースで ”ヘボの野球は点差が開かず引き分けが多い”と平気でたわごとをいう解説者もいたが、砲の長打に頼らずチームプレーに徹して1点を取りに行き1点を守ろるべく一投一打に必死になり勝利を勝ちとろうとするロッテと中日の選手の姿は アスリートとしても美しかったし 見ていてもすがすがしかった。

過日MLBもSF.ジャイアンツがTXレンジャースを下しワールドチャンプになったが、これも細かい監督の采配と大砲に頼らない投手力とチームプレイの勝利だった。MLBもずいぶんと緻密な野球をする時代になった。

日本では世間では巨人が勝たないと経済効果が云々などと20世紀の遺物発言をする輩がいまだいる。口達者な巨人のぼっちゃま監督の大砲異存采配は素人臭くてつまらない。プロは選手のみならず監督も金のとれる采配をしてもらいたいものだ。案の定、プレイオフでも監督の采配のレベルの違いが結果に出た。

それにしてもハンカチ王子の試合がトップ記事で 最高に面白かった第4戦の試合は二の次に報道されるのはビックリした。それほどスゴイ投手でもないしお世辞にもレベルが高いと言えない日本の大学野球の方がプロ野球の日本シリーズの好ゲームより重視されるのにはちょっとガックリだった。

なるほど、その程度のマスコミと野球ファンが多いから

あり得ない ”たった6球団で3球団のプレイオフの仕組み”  を許しているんだろうと納得。

かくして今年も日米とも野球が終わり ウチのワイフは せいせいしている・・・