sptakaのブツブツDiary

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5月29日(月)遭難死を率先した岩崎の不見識

2006-05-29 00:39:23 | スキー・登山・自然
岩崎元郎という男は、登山ガイドであり、中年ハイカーの神様と呼んでいる人もいる。元々普通の登山者だったのですが、山岳ガイド本を編集し、NHKの教育講座で中年ハイカーをやったところ少し有名になった。
ところが困った男で、天下の深田久弥に天に唾はいて、「新百名山」という盗作のシリーズを出したものだから、私は怒った。しかし自分の恥を知ったのが、朝日新聞で100回連載するはずだったものを、半分で打ち切ったのが今年の始め。ところが世の中には当然のように不愉快に思っている人がたくさんいて、今でも彼の一言一句をチェックしている人がいる。その人からの連絡によれば、彼は27日の毎日新聞の主張欄に、この5月の春スキーの遭難について、見解を述べているらしい。しかしそれが飛んでも発言で私も唖然とした。
さっそくその新聞見てみますと、今年5月の針ノ木雪渓スキー遭難死3人のうち、2人は、岩崎の「無名塾」の教え子だったのです。自分の学校の生徒が、こんな簡単なスキー山行で死んだというのに、この毎日新聞の彼の遭難警告の記事では「防ぎようがない」と、遭難を肯定している主張に、私も唖然としました。わが子が死んだのに「仕方がない」とは、これは本当のことか。笑わせるのもいい加減にしましょう。5月の針ノ木雪渓のこの雪崩遭難は、前日夜から当日朝にかけて、雨が降って、しかも気温23度と夏のようだったと記録されています。状況は最悪です。このような難しい登山には、ベテラン能力が必要だと彼自身言っているのに、死んだ人たちの登山経験は4年だそうです。わずか4年のものをこういう登山に行かせるのが無名塾のあり方なのです。死人を率先しているようなものだと読み取れます。しかも「仕方なく」死んだ代償には、「スポーツ保険に入れ」と結論付けているのです。笑わせないでください。金輪際まともな職場で育った経験もない岩崎に、昨今の仕事一筋だった同世代中高年の人生が分かるのでしょうか。死んでもわずかに100万円のスポーツ登山保険などは、目くそ鼻くそ程度です。君の客はそれ以上のことを通常心得ているものです。平均的に誰もが5千万円の生保くらいにはすでに加入しているでしょう。死んだってってそれくらいの心得はすでにあるのです。ということは、彼の理屈ではわが子が死んでも、これで「円満死」だったというんでしょうか。
 そういう無謀で非情な無責任な登山塾とは、これがハイカーたちのバイブルとして存在して中年騙しもいい加減にしましょう。さっさと遺族は岩崎を訴えて、この遭難死の顛末はっきりしましょう。本当にそう思えるのです。
 岩崎の馬鹿さ加減は、新百名山で語りつくして、もうこれ以上関わりたくないと思っていましたが、この春のスキー遭難についても、これだけ馬鹿かと思わずまた加筆しました。おふざけもいい加減にしてください。せめて、側壁からの全層雪崩に対しても、防ぐ方法はいくらでもあります。本流登山のルートがあまりにまともな谷底とか、幼稚だったのではないですか。登山の時刻があまりに不用意な真昼間だったのではないですか。少なくとも、一回の遭難はこと細かく検証する必要があるわけで「仕方がない」とは、君の登山に対する不誠実以外の何ものでもないと私でさえ思うのです。こういうガラクタエセ登山家の言うことは信用すると本当にひどい目にあいます。
コメント
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