sptakaのブツブツDiary

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5月28日(日)JR亀有・地下鉄相互乗り入れのぼったくり

2006-05-28 09:43:50 | 政治・経済・事件・公務
 葛飾区亀有なんてところは、駅前交番にこち亀の両さんがいるような田舎下町で、自宅と3つしか離れていないのに、これまでいったことがなかった。しかも鉄道が複雑で嫌気もしていた。ところが車修理の関係で、その電車に初めて乗る。
 亀有駅は本来常磐線の駅である。ところが、実際にその駅に止る電車は「乗り入れている地下鉄千代田線であって、JRは止らない」という。知らないで都心からそのまま地下鉄に乗って亀有にいくと、前の駅綾瀬まで地下鉄料金であり、次の一駅亀有までを、JR料金として知らずにぼったくられる。よくぞこんな商売が今でもまかり通っていると他人は不思議に思う。
 それを嫌だと拒否した場合には、都心からJRでそのまま行けばいいのだが、しかしその場合乗換えを強いられる。北千住までJRで進んでそこで「乗り入れている地下鉄」に乗り換えるのだが、そこは地下鉄に乗ったはずなのに何故かJR料金のままで、亀有に着く。複雑怪奇である。
 さらに、一つ手前の綾瀬は事実上地下鉄の終点であり、推理作家宮部みゆきのデビュー作「火車」の舞台ともなった、綾瀬ヒルズというおしゃれ地下鉄の終点駅として発展した。従って、その先の亀有、金町の二つだけは、依然としてJRの「私生児」といわれて、地下鉄との縄張り争いのまま、主要駅の谷間に落とされたまま発展がない。私のいる明日のジョーが生まれた南千住や三河島は、実に都心に近いのに、かつては同じような運命にあったのだが、JRが2年前にそれまでの悪習慣を改めて、すべてのJR線を停車させるようになって、急速に発展した。今じゃ南千住ヒルズといわれて、環境のよさでは北千住をしのぐ。往年の明日のジョーを知っている人には「あのスラムが・・・」と思われるようだが、すべて無くなった。
 相互乗り入れのボッタクリは、前から疑問に思っていたのだが、家畜ヤギ住民のおとなしさに付け込んで、依然として悪習慣が運びっている。上野から品川まではJRで200円だったとしても、その間に御徒町、秋葉原、神田、東京、有楽町、新橋、浜松町、田町、品川の9駅が全部別の鉄道で、200円の9倍の料金取られたら、こういうの独占禁止法であり、ヤミカルテルになる。同じ線路を乗っているのに、地下鉄乗るとJRと両方料金ぼったくるという、所詮東京でも公共鉄道はその程度のずる賢い商売しているというわけだ。
 少し前にも書いたが、立山黒部アルペンルートには、10個の乗り物があって、いちいち乗り換える。その度に10個料金取られて、合計1万円にもなる。あんなもの全ルート2千円が相場で、10個はそれを200円づつ適当に分けろというのが相当で、政治は強健発動して、10個別会社をすべて合併させるか、そのままでも料金見直させる必要がある。これこそカルテル料金の独占禁止法違反というやつだ。地方分権を進めるのはいいとされているが、中央官庁はそれでも監視を緩めると、田舎者はひでえ商売を思いつくということになる。田舎がさらに衰退する原因ともなる。
 都バスに乗換券がないというのも、同じこと。「どこそこが乗り換えです」とはいうが、別料金ぼった繰ることを「乗り換え」とは言わない。口の利き方に注意しろ。
 時代は益々不景気であります。既得権でずる賢い商売しているもんは、なるべくなら秘密にそれを維持したいというのは、乞食根性で仕方のないことだとしても、それを戒めるようにしなければ、健全な発展はありえませんね。

コメント
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