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9月27日(火)マラソン・クレージー

2005-09-27 10:58:31 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 日曜夜にベルリンマラソンをやっていたが、見始めた女房が「つまらない」。男に囲まれて一人野口が走っているだけなんて、「籠の鳥」。正解。ベルリンという高速レースは、そういうレースである。
 だから、多分ロンドンマラソンは、男女別で、一応ラビット(ペースメーカー)は禁止している。そのために、ロンドンこそは最高のレースだという人もいる。
 世界のマラソンカレンダーは、春と秋に集中していて、ベルリン、ニューヨークは秋だが、他にロンドン、ロッテルダム、シカゴ、ボストン、北京など10レースくらいある。ちょっと外れて何故か大人気のホノルルが12月にある。日本にはない。シーズン中、今もシーズンだが、毎週のように開催される。そのすべてのマラソンは都市部を走り、市民レースであり、3万人以上が出場し、その中に世界記録を狙うランナーも混じる。マラソンというイベントは、そのように市民レースにしなくては成立しないイベントだと、世界は解釈している。その中で唯一市民じゃないのが、真夏に開催の五輪や陸上の世界選手権になるのだが、それはいわば亜流マラソンだと思われて、認知されていない場合が多い。記録が出ない。コースがつまらない。熱中症になる。市民が走れない。マラソンは見るものじゃなくて参加するものという解釈から、すべて外れる。野口は07年の大阪世界選手権には出ないことを表明した。
 さて日本では、東京、大阪、名古屋など200人くらいしか出ないマラソンが主流となっている。新聞とテレビがスポンサーしているから。しかも五輪出場とか世界選手権出場とかいう、餌があって、そのためにプロのレーサーが、餌に連れられて、ギャラなしみたいなアマ出場気分で出る。それに少女が苦悶している風景を楽しむという、ロリの趣味が日本人だけにある。40歳独身男が増えるのもそういう関係だ。つまり、そのような考えは当然ながら世界の主流ではない。
 日本に未だに世界に訴えるオリジナリティがないのは、駅伝を五輪種目にできないことと、ペースメーカーに同じ日本人を使わないことだ。どうせ日本のマラソンなどは世界のどこにも相手にされていない極小レースなのだから、女子については、ペースメーカーは駅伝スタイルで高校生にリレーでもさせたら本当は楽しいのだが。そのどちらもできていない。一昨日の野口のレースでは、彼女よりもケニア男子の日当20万円で雇った彼がとんでもないペースメーカーとしての実力があった。彼は多分2時間6分でマラソンを走れる。タダで走るよりも野口にギャラもらって走る方が僕は楽しいと彼が言ったとしたら、彼は相当な大人だと思える。完走後、野口はその男に挨拶すらしていない。この小娘はいつから札束で黒人の頬ひっぱたくようなゲスなランナーにに成り下がったか。グローバリーという会社が、すでにそういう会社だ。しかもせめて、ゴルフのキャディのように、賞金の20%くらい還元するというのが常識筋。同じ日曜日に優勝したさくらは、1千万のうち200万円をキャディに分配する。じゃ野口も同じくらいの賞金の20%還元すればいいのだが、多分2%しか渡さないというケチ。
野口は記録、それがギャラ、それがCMという選手だから、日の当たるところだけ走るが、いずれロンドンが最も楽しいと走る選手が出てくればいいと思うが。
 記録を狙うランナーは、お相撲さんのように、体駆使して、ある意味かたわでもある。生涯マラソンという割には、引退しても走っているのは、男子の君原だけで、この人は60歳過ぎても市民レーサーしている。瀬古など監督ぶってもはや走れない。増田は歯の浮いたような解説という商売見つけたが、どうも彼女のキャラとは合っていない。現役引退後にどう生活するのかが本当は難しい。
コメント
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