知り合いの奥野修治(司)のおっさんが、講談社のノンフィクション賞とったらしい。ノンフィクションは、30年位前に設定されて、当初は「南京大逆のまぼろし」(文春)なんて、話題作もあったのだが、途中で「女子プロの内幕」が取った頃に、私程度の者にも笑われて改善し、今少しまた権威が出てきた。でも賞金100万円だって、安いけど。いくら評判がよくても、スポーツごときが賞取りになるのは、やっぱり違うね。Jリーグ立ち上がったときに「狂気の左サイドバック」で、ベルディの左サイドが評価されたけど、マニアには評価が高かった。でもスポーツノンフィクションという別のジャンルだと思える。
さてこの人登山はやらないけど、10年位前には一緒にパラなんてやってたね。伊豆とか箱根とかよく飛んでいたよ。昨年の取立て山遭難を福井放送でラジオドラマ化したのも、この人だったね。つい先月も、いきなり山口百恵を書くなんていいだしたのも、このおっさんだ。ナンパ方面にも趣味があるというのは、さすがに雑誌出身だけに親しみがある。
賞取ったテーマは沖縄の密貿易だというんだが、戦後のドサクサなんだなあ。
マラソンの瀬古選手の亡くなった監督も、早稲田のマラソン監督でありながら、何もしなくて何だか金持ちだったんだよ。どうしてだと私も思っていたのだが、実は中国から引き上げてくるときに、悪さして儲けたんだよね。当時はどうも小ざかしいのは一攫千金やっていた。
戦後東京で食いものがないときに、誰もがヤミ米買って食っていたんだよ。それは本当はいけないんだけど、まともに政府の統制経済に従った裁判官だったか、餓死したというのは有名な話だ。昭和21年頃は、谷川岳に登山に行っていた連中も、帰りがけに農家から米買ってきて、東京まで運んで売っていたのだ。ものすごく儲かったらしい。どうなんだろう、仕入れの10倍くらいになったのだろうか。そういうドサクサの一攫千金が、M資金だったり、小佐野、児玉の巨額不透明資金だったと私は思っている。角栄は少し時代が新しいが、あれもこれを応用したような、利権誘導のヤミ資金で政治を支配して、賄賂有罪になったまま死んだよな。
今でもきっとどこかにヤミ資金作りはあるだろうとは思うのだが、ホリエモンみたいに合法で十分に儲けられる時代でもあるようだ。
小泉が劇場内閣で300人も当選させられたのは、彼は誰にも借りがなくて総理大臣になれたからだ。かつては角栄、小沢に借りがあって、自民党はいつでもヤミ将軍に支配されていた。細川なんて明らかで、今政治引退して陶芸家だというんだけど、何だかお笑いでしかないよ。ところが貧乏小泉は、まったく違う方法で総理になって、今回の選挙にも大勝した。かつてよりも理想だと思える。
ヤミ資金というのは、いつも戦争を背景にして育ってくる。日本はあれから60年も経過して、ヤミ資金のルートが細くなっているのかもしれない。それでまともになってきた。せいぜい思いつくのは、中央アジア辺りからの覚せい剤ルートくらいで、こんなので儲けている連中は、くだらない連中だと思える。それでもヘロインの密売は、仕入れの1万倍だかに化けるようで、北朝鮮はこれで食っている。仕入れから売値の大化けは、ギネスにも掲載されていたと思うが、やはりヘロインらしい。続いて高額所得者を見れば分かるように、エステ、パチンコ。おかしな社会だ。
沖縄の密貿易は、それが大勢を救った自由な民営化であり、儲けたお金を有効に使ったらしい。そんなおとぎ話も、そろそろ時代と共に薄れていく。
おっさんの賞取りは、少なくとも雑誌業界にあの頃まではまだちゃんとした記者が存在していたという証明にはなり、今後はこういう人が出ないとなれば、雑誌業界は益々廃れていくだけ。
さてこの人登山はやらないけど、10年位前には一緒にパラなんてやってたね。伊豆とか箱根とかよく飛んでいたよ。昨年の取立て山遭難を福井放送でラジオドラマ化したのも、この人だったね。つい先月も、いきなり山口百恵を書くなんていいだしたのも、このおっさんだ。ナンパ方面にも趣味があるというのは、さすがに雑誌出身だけに親しみがある。
賞取ったテーマは沖縄の密貿易だというんだが、戦後のドサクサなんだなあ。
マラソンの瀬古選手の亡くなった監督も、早稲田のマラソン監督でありながら、何もしなくて何だか金持ちだったんだよ。どうしてだと私も思っていたのだが、実は中国から引き上げてくるときに、悪さして儲けたんだよね。当時はどうも小ざかしいのは一攫千金やっていた。
戦後東京で食いものがないときに、誰もがヤミ米買って食っていたんだよ。それは本当はいけないんだけど、まともに政府の統制経済に従った裁判官だったか、餓死したというのは有名な話だ。昭和21年頃は、谷川岳に登山に行っていた連中も、帰りがけに農家から米買ってきて、東京まで運んで売っていたのだ。ものすごく儲かったらしい。どうなんだろう、仕入れの10倍くらいになったのだろうか。そういうドサクサの一攫千金が、M資金だったり、小佐野、児玉の巨額不透明資金だったと私は思っている。角栄は少し時代が新しいが、あれもこれを応用したような、利権誘導のヤミ資金で政治を支配して、賄賂有罪になったまま死んだよな。
今でもきっとどこかにヤミ資金作りはあるだろうとは思うのだが、ホリエモンみたいに合法で十分に儲けられる時代でもあるようだ。
小泉が劇場内閣で300人も当選させられたのは、彼は誰にも借りがなくて総理大臣になれたからだ。かつては角栄、小沢に借りがあって、自民党はいつでもヤミ将軍に支配されていた。細川なんて明らかで、今政治引退して陶芸家だというんだけど、何だかお笑いでしかないよ。ところが貧乏小泉は、まったく違う方法で総理になって、今回の選挙にも大勝した。かつてよりも理想だと思える。
ヤミ資金というのは、いつも戦争を背景にして育ってくる。日本はあれから60年も経過して、ヤミ資金のルートが細くなっているのかもしれない。それでまともになってきた。せいぜい思いつくのは、中央アジア辺りからの覚せい剤ルートくらいで、こんなので儲けている連中は、くだらない連中だと思える。それでもヘロインの密売は、仕入れの1万倍だかに化けるようで、北朝鮮はこれで食っている。仕入れから売値の大化けは、ギネスにも掲載されていたと思うが、やはりヘロインらしい。続いて高額所得者を見れば分かるように、エステ、パチンコ。おかしな社会だ。
沖縄の密貿易は、それが大勢を救った自由な民営化であり、儲けたお金を有効に使ったらしい。そんなおとぎ話も、そろそろ時代と共に薄れていく。
おっさんの賞取りは、少なくとも雑誌業界にあの頃まではまだちゃんとした記者が存在していたという証明にはなり、今後はこういう人が出ないとなれば、雑誌業界は益々廃れていくだけ。