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東証大引け 5日ぶり反落、利益確定売り 日中値幅は今年最大 国内株概況 2023年6月7日 15:35

2023-06-07 21:34:19 | 日記
東証大引け 5日ぶり反落、利益確定売り 日中値幅は今年最大
国内株概況
2023年6月7日 15:35

7日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反落し、前日比593円04銭(1.82%)安の3万1913円74銭だった。安値引けとなり、今年に入って2番目の下げ幅を記録した。朝方は買いが先行して200円超上げる場面があったが、その後は高値警戒感から利益確定目的の売りが優勢だった。日中を通して株価指数先物が主導した不安定な相場展開が続き、日中値幅(高値と安値の差)は今年最大の794円となった。

日銀の植田和男総裁が7日の衆院財務金融委員会で、日銀が保有するETF(上場投資信託)の処分について「物価安定の目標の実現が近づいたら具体論について金融政策決定会合で議論し、適切に情報発信していきたい」と述べた。発言を受け、日経平均は急速に下げ幅を広げる場面があった。市場では、総裁発言にアルゴリズム取引が反応して先物売りが膨らんだとの観測が出ていた。

日経平均はその後、いったん値を戻したが、大引けにかけてじり安となる展開だった。今週末に控える株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ思惑的な売買も活発になりやすかった。

東証株価指数(TOPIX)は5営業日ぶりに反落し、前日比29.98ポイント(1.34%)安の2206.30で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆6521億円。売買高は16億8794万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1268と、全体の約7割を占めた。値上がりは504、変わらずは62銘柄だった。

東エレク、アドテスト、ダイキン、第一三共、ソニーGが下落した。一方、スズキ、シャープ、川重、住友重が上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株、ダウ小反発 景気敏感株の物色が支え 米国・欧州株概況 2023年6月7日 5:06

2023-06-07 05:25:56 | 日記
米国株、ダウ小反発 景気敏感株の物色が支え
米国・欧州株概況
2023年6月7日 5:06

【NQNニューヨーク=横内理恵】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に反発し、前日比10ドル42セント高の3万3573ドル28セント(速報値)で終えた。これまで出遅れ感があった景気敏感株やハイテク株の一角に物色が入り、相場を支えた。一方、米利上げ継続への警戒が相場の重荷となり、上げ幅は限られた。

主要ハイテク株の上昇に出遅れてきた化学のダウや建機のキャタピラーなどに買いが入り、相場の下値を支えた。保有するモービルアイ株の一部売却が明らかになった半導体のインテルも高い。ダウ平均の構成銘柄以外では、地銀株の上昇も目立った。

ダウ平均は一時、160ドルあまり下げた。オーストラリア(豪)中銀が6日に2会合連続で利上げを決めた。据え置きが予想されていたこともあり、世界的なインフレ懸念が改めて意識された。市場では米連邦準備理事会(FRB)が13~14日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測が強まるが、7月や9月の利上げ再開が警戒された。

医療保険のユナイテッドヘルス・グループや製薬のメルクなど、ディフェンシブ株を中心に売りが出た。主力中型機「787」に不具合が見つかり、出荷が遅れているとの報道で航空機のボーイングも売られた。株価が高値圏で推移するソフトウエアのマイクロソフトにも利益確定売りが出た。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比46.989ポイント高の1万3276.418(速報値)と、2022年4月以来の高値で終えた。アナリストが目標株価を引き上げた半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の上昇が目立った。