コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

東証大引け 続落、需給悪化に警戒 日中値幅は今年最大の957円 国内株概況 2023年6月23日 15:31

2023-06-23 23:54:45 | 日記
東証大引け 続落、需給悪化に警戒 日中値幅は今年最大の957円
国内株概況
2023年6月23日 15:31

23日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比483円34銭(1.45%)安の3万2781円54銭で終えた。終値で3万3000円を下回るのは12日以来。月末にかけて年金基金のリバランス(資産の再配分)に伴う売りなどで需給悪化が警戒されるなか、株価指数先物に手じまい売りが広がった。日経平均への寄与度の大きい主力株や、このところ上昇の目立っていた商社株をはじめ幅広い銘柄が下落した。

外国為替市場での円安・ドル高や半導体関連株への買い戻しを支えに日経平均は朝方に200円超上げたが、勢いは続かなかった。下落に転じると先物主導で下げ幅を拡大する展開となり、午後には689円ほど下落する場面もあった。日中値幅(高値と安値の差)は957円91銭と今年最大となり、2022年1月27日(1149円07銭)以来の大きさだった。

この時期特有の需給要因で月末にかけての調整局面入りを予想する声があるうえ、相場のボラティリティー(変動率)も上昇しているとあって、押し目待ちの買いも積極的には入りにくかった。東エレクなど一部を除けば、買いの対象は医薬品や内需株などディフェンシブ銘柄が中心だった。

東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落し、前日比31.77ポイント(1.38%)安の2264.73で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆4312億円。売買高は15億8845万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1456と、全体の約8割を占めた。値上がりは325銘柄、横ばいは52銘柄だった。

ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)、ダイキン、三菱商が下落した。一方、エーザイ、セブン&アイ、明治HD、ヤマトHDが上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株、ダウ4日続落し4ドル安 引き締め長期化懸念 ナスダックは反発 米国・欧州株概況 2023年6月23日 5:39

2023-06-23 07:23:09 | 日記
米国株、ダウ4日続落し4ドル安 引き締め長期化懸念 ナスダックは反発
米国・欧州株概況
2023年6月23日 5:39

【NQNニューヨーク=矢内純一】22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に4日続落し、前日比4ドル81セント安の3万3946ドル71セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化し、景気が悪化することへの懸念が重荷となった。半面、ディフェンシブ株やハイテク株に買いが入り、下値は限られた。

FRBのパウエル議長は22日の米上院銀行委員会で、米連邦公開市場委員会(FOMC)の委員らが「年内に1回、もしくはあと2回の利上げが適切になると感じている」との認識を示した。ボウマン理事も同日の講演で、「インフレ率を(2%の)目標まで低下させるために追加の利上げが必要になる」と述べた。

欧州では、英イングランド銀行が22日、市場予想を上回る0.5%の利上げを決定。スイスとノルウェーの中銀も政策金利を引き上げた。世界的に金融引き締めが続く中で、「米国も再利上げは避けられないだろう」(ジョーンズ・トレーディングのマイケル・オルーク氏)との声が聞かれた。市場の一部に残るFRBの利上げ打ち止め観測が後退し、米株の売りにつながった面がある。

ダウ平均の構成銘柄では、IT(情報技術)のIBM、石油のシェブロンが安い。部品会社のストライキで生産への懸念が出た航空機のボーイングの下げも目立った。

一方、前日に下げが目立ったハイテク株は全般に買い直された。ソフトウエアのマイクロソフト、顧客情報管理のセールスフォースが買われた。ディフェンシブ株の一角にも買いが入り、製薬のメルクや医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソンが上昇した。ダウ平均はプラス圏で推移する場面もあった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発した。前日比128.410ポイント(1.0%)高の1万3630.609で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムが4%高だった。電気自動車のテスラも上げた。