米国株、ダウ小反発 景気敏感株の物色が支え
米国・欧州株概況
2023年6月7日 5:06
【NQNニューヨーク=横内理恵】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に反発し、前日比10ドル42セント高の3万3573ドル28セント(速報値)で終えた。これまで出遅れ感があった景気敏感株やハイテク株の一角に物色が入り、相場を支えた。一方、米利上げ継続への警戒が相場の重荷となり、上げ幅は限られた。
主要ハイテク株の上昇に出遅れてきた化学のダウや建機のキャタピラーなどに買いが入り、相場の下値を支えた。保有するモービルアイ株の一部売却が明らかになった半導体のインテルも高い。ダウ平均の構成銘柄以外では、地銀株の上昇も目立った。
ダウ平均は一時、160ドルあまり下げた。オーストラリア(豪)中銀が6日に2会合連続で利上げを決めた。据え置きが予想されていたこともあり、世界的なインフレ懸念が改めて意識された。市場では米連邦準備理事会(FRB)が13~14日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測が強まるが、7月や9月の利上げ再開が警戒された。
医療保険のユナイテッドヘルス・グループや製薬のメルクなど、ディフェンシブ株を中心に売りが出た。主力中型機「787」に不具合が見つかり、出荷が遅れているとの報道で航空機のボーイングも売られた。株価が高値圏で推移するソフトウエアのマイクロソフトにも利益確定売りが出た。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比46.989ポイント高の1万3276.418(速報値)と、2022年4月以来の高値で終えた。アナリストが目標株価を引き上げた半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の上昇が目立った。
米国・欧州株概況
2023年6月7日 5:06
【NQNニューヨーク=横内理恵】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に反発し、前日比10ドル42セント高の3万3573ドル28セント(速報値)で終えた。これまで出遅れ感があった景気敏感株やハイテク株の一角に物色が入り、相場を支えた。一方、米利上げ継続への警戒が相場の重荷となり、上げ幅は限られた。
主要ハイテク株の上昇に出遅れてきた化学のダウや建機のキャタピラーなどに買いが入り、相場の下値を支えた。保有するモービルアイ株の一部売却が明らかになった半導体のインテルも高い。ダウ平均の構成銘柄以外では、地銀株の上昇も目立った。
ダウ平均は一時、160ドルあまり下げた。オーストラリア(豪)中銀が6日に2会合連続で利上げを決めた。据え置きが予想されていたこともあり、世界的なインフレ懸念が改めて意識された。市場では米連邦準備理事会(FRB)が13~14日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測が強まるが、7月や9月の利上げ再開が警戒された。
医療保険のユナイテッドヘルス・グループや製薬のメルクなど、ディフェンシブ株を中心に売りが出た。主力中型機「787」に不具合が見つかり、出荷が遅れているとの報道で航空機のボーイングも売られた。株価が高値圏で推移するソフトウエアのマイクロソフトにも利益確定売りが出た。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比46.989ポイント高の1万3276.418(速報値)と、2022年4月以来の高値で終えた。アナリストが目標株価を引き上げた半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の上昇が目立った。