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東証大引け 4日続伸、1990年3月以来の高値 海外勢の買い加速 国内株概況 2023年6月14日 15:33

2023-06-14 20:25:22 | 日記
東証大引け 4日続伸、1990年3月以来の高値 海外勢の買い加速
国内株概況
2023年6月14日 15:33

14日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比483円77銭(1.47%)高の3万3502円42銭で終えた。心理的節目の3万3500円台を回復し、1990年3月以来およそ33年ぶりの高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が14日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測や、衆議院解散を巡る思惑など国内外で株高を刺激する材料が重なり、海外投資家の買いが強まった。個人投資家などからの利益確定売りで上げ幅を縮小する場面もあったが、午後に入ってからも海外勢の買いは続き、日経平均の上げ幅は一時、600円を超えた。

13日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化し、物価上昇圧力が和らいだとの見方から、FRBは今週のFOMCで政策金利を据え置くとの見方が改めて強まった。前日の米株式相場が上昇し、東京市場でも幅広い銘柄に買いが先行した。

海外勢の買いは午後に入って加速した。FNNプライムオンラインが昼間に「岸田文雄首相は、内閣不信任決議案が16日に提出されれば、同日中に衆院解散を表明することを検討していることが分かった」と、複数の政府・与党関係者の話を基に報じた。21日の今国会の会期末を前に仮に衆院解散となれば、「選挙=株高」という過去の経験則(アノマリー)に乗って株高が一段と加速するとの思惑が買いを誘ったとの見方が出ていた。

ファストリが約2年3カ月ぶりに株式分割考慮後の上場来高値を更新した。トヨタが6%高と、連日で年初来高値を更新した。14日に開いた株主総会で、会社側が提案した豊田章男会長の取締役再任を含む役員選任議案はすべて承認された。ホンダの上昇も目立った。半面、これまで買いを集めてきたアドテストなど一部半導体関連などには利益確定の売りが出た。

東証株価指数(TOPIX)は4日続伸し、前日比29.74ポイント(1.31%)高の2294.53で終えた。1990年7月以来の高値を更新した。

東証プライムの売買代金は概算で4兆7554億円。売買高は16億4811万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1195と、全体の約65%を占めた。値下がりは579、変わらずは60銘柄だった。

ソフトバンクグループ(SBG)や信越化、ファナック、リクルートが上昇した。一方、第一三共やエーザイ、スクリン、任天堂、シャープが下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕


米国株、ダウ続伸 CPI鈍化で利上げ見送り見込んだ買い 米国・欧州株概況 2023年6月14日 5:02

2023-06-14 05:18:20 | 日記
米国株、ダウ続伸 CPI鈍化で利上げ見送り見込んだ買い
米国・欧州株概況
2023年6月14日 5:02

【NQNニューヨーク=戸部実華】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6日続伸し、前日比145ドル92セント高の3万4212ドル25セント(速報値)で終えた。朝方発表の5月の米消費者物価指数(CPI)を受け、物価上昇圧力は和らぎつつあるとの見方が広がった。米連邦準備理事会(FRB)が13~14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くとの見方が改めて強まり、株式相場を支えた。

CPIの上昇率は前年同月比4.0%と4月(4.9%)から鈍化し、市場予想と一致した。食品とエネルギーを除くコア指数も市場予想並みの5.3%上昇となり、前月の5.5%から伸びが鈍った。14日に結果を公表するFOMCでFRBが利上げ見送りを決めるとの見方を後押しした。ダウ平均の上げ幅は一時200ドルを超えた。

米国の利上げ停止は近いとの見方が広がり、米景気の先行きに対する懸念が後退した。中国の景気刺激策への期待もあって、景気敏感株に買いが入りやすく、建機のキャタピラーや化学のダウ、工業製品・事務用品のスリーエム(3M)が高い。

もっとも、ダウ平均は買い一巡後は伸び悩んだ。前日までの5営業日で500ドルあまり上昇しており、主力株の一部には利益確定の売りも出やすかった。顧客情報管理のセールスフォースやクレジットカードのビザが下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比111.400ポイント高の1万3573.321(速報値)で終えた。