東証大引け 反落 午後下げ幅拡大、高値警戒で利益確定売り
国内株概況
2023年6月19日 15:25
19日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、大引けは前週末比335円66銭(1.00%)安の3万3370円42銭だった。午後に入り、株価指数先物にまとまった売り注文が出たことをきっかけに下げ幅を拡大した。高値警戒感や外国為替市場で円安・ドル高が一服したことが重荷となり、下げ幅は一時400円を超えた。
前週末16日の米株式市場で主要株価指数がそろって下落した。日経平均は33年ぶりの高値圏で推移しているとあって、利益確定などの売りが出やすかった。きょうは米国の全市場が休場とあって、市場では「先週まで積極的に買っていた海外投資家の参加が少なく、高値警戒感による国内勢の売りが優勢になる構図だった」(国内証券のトレーダー)との見方が出ていた。
日銀は16日まで開いた金融政策決定会合で大規模緩和の維持を決めたことを受け、朝方は海外短期筋による先物買いが先行した。日本株の根強い先高観から下値での押し目買い意欲も根強く、午前の日経平均は16日に付けた年初来高値を上回って推移する場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)は反落し、前週末比9.86ポイント(0.43%)安の2290.50で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆6722億円。売買高は13億1368万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は706と、全体の約4割にとどまった。値上がりは1065、変わらずは63銘柄だった。
日経平均への寄与度が高いファストリ、半導体関連の東エレク、アドテストが下げた。トヨタやソニーGも安い。一方、三菱商や三菱UFJ、ニデックは買われた。エニーカラーは制限値幅の上限まで買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年6月19日 15:25
19日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、大引けは前週末比335円66銭(1.00%)安の3万3370円42銭だった。午後に入り、株価指数先物にまとまった売り注文が出たことをきっかけに下げ幅を拡大した。高値警戒感や外国為替市場で円安・ドル高が一服したことが重荷となり、下げ幅は一時400円を超えた。
前週末16日の米株式市場で主要株価指数がそろって下落した。日経平均は33年ぶりの高値圏で推移しているとあって、利益確定などの売りが出やすかった。きょうは米国の全市場が休場とあって、市場では「先週まで積極的に買っていた海外投資家の参加が少なく、高値警戒感による国内勢の売りが優勢になる構図だった」(国内証券のトレーダー)との見方が出ていた。
日銀は16日まで開いた金融政策決定会合で大規模緩和の維持を決めたことを受け、朝方は海外短期筋による先物買いが先行した。日本株の根強い先高観から下値での押し目買い意欲も根強く、午前の日経平均は16日に付けた年初来高値を上回って推移する場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)は反落し、前週末比9.86ポイント(0.43%)安の2290.50で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆6722億円。売買高は13億1368万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は706と、全体の約4割にとどまった。値上がりは1065、変わらずは63銘柄だった。
日経平均への寄与度が高いファストリ、半導体関連の東エレク、アドテストが下げた。トヨタやソニーGも安い。一方、三菱商や三菱UFJ、ニデックは買われた。エニーカラーは制限値幅の上限まで買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕