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東証大引け 反発 半導体関連が上昇、企業の景況改善で安心感 国内株概況2021年4月1日 15:30

2021-04-01 15:45:17 | 日記
東証大引け 反発 半導体関連が上昇、企業の景況改善で安心感
国内株概況2021年4月1日 15:30


1日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比210円07銭(0.72%)高の2万9388円87銭で終えた。3月31日の米ハイテク株高の流れを受け、半導体関連を中心に買いが優勢となった。国内企業の景況改善も買い安心感を誘い、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。
バイデン米大統領が3月31日に8年間で2兆ドル(約220兆円)を充てるインフラ投資計画を発表した。半導体生産への支援や人工知能(AI)の研究開発投資が盛り込まれたのを手がかりに、東京市場でも東エレクやアドテスト、スクリンなど半導体関連株が買われた。
日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)は大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス5と、市場予想(ゼロ)を上回った。3四半期連続の改善で新型コロナウイルス前の水準を回復し、投資家心理を明るくした。2021年度の設備投資計画が予想を上回ったことも好感された。
一方、バイデン米大統領はインフラ投資計画に必要な費用を企業増税でまかなう方針を示した。連邦法人税率の引き上げや、多国籍企業の海外収益への課税も強化するため、市場の一部では様子見の雰囲気も漂った。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発。終値は前日比49.20ポイント(0.28%)高の1万7672.09だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、3.64ポイント(0.19%)高の1957.64で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7186億円。売買高は12億4597万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1261と約6割を占めた。値下がりは861、変わらずは64だった。
大規模な自社株買いを発表した第一生命HDが大幅高。ファナックやソフトバンクG、日産化などが上げた。一方、JFEや神戸鋼が大幅安。日産自や三菱自などが下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株、ダウ続落し85ドル安 景気敏感株に利益確定売り ナスダックは反発 米国・欧州株概況2021年4月1日 5:40

2021-04-01 06:41:33 | 日記
米国株、ダウ続落し85ドル安 景気敏感株に利益確定売り ナスダックは反発
米国・欧州株概況2021年4月1日 5:40


【NQNニューヨーク=戸部実華】3月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比85ドル41セント(0.3%)安の3万2981ドル55セントで終えた。米国の景気回復期待でこのところ上昇が目立っていた景気敏感株の一角に、短期的な過熱感を警戒した利益確定売りが優勢だった。一方、米長期金利の上昇一服を受けて主力ハイテク株に押し目買いが入った。
工業製品・事務用品のスリーエム(3M)や建機のキャタピラー、化学のダウなど景気敏感株への売りが目立った。金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースも下げた。月末最終日の取引だったこともあり、新型コロナウイルスのワクチン普及による経済活動の正常化や追加経済対策の期待で買いが目立っていた銘柄には、利益確定売りが膨らんだ。

一方、足元で相対的に弱含んでいたハイテク株には買いが入った。米ホワイトハウスがバイデン政権のインフラ投資計画の概要を公表した後も、米長期金利は1.7%台前半で推移し、見直し買いにつながった。アナリストの投資判断引き上げも買い材料となったスマートフォンのアップルは2%高となった。ソフトウエアのマイクロソフトも高い。ダウ平均の構成銘柄以外ではSNS(交流サイト)のフェイスブックやネット通販のアマゾン・ドット・コムなども買われた。
ダウ平均の3月の月間上昇率は6.6%と、昨年11月(11.8%)以来の大きさだった。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比201.477ポイント(1.5%)高の1万3246.871で終えた。バイデン政権のインフラ投資計画に、製造業の振興策として半導体の米国生産を支援する補助金や人工知能(AI)の研究開発投資が盛り込まれた。アプライドマテリアルズなど半導体関連銘柄が軒並み上昇した。同計画が電気自動車(EV)の普及も後押しするとみて、EVのテスラは5%高となった。
ナスダック指数の3月の月間上昇率は0.4%となり、5カ月連続で上昇した。米長期金利の上昇が重荷となり、3月上旬は2月に付けた過去最高値からの下落率が「調整局面入り」とされる10%に達した。だが、その後は買い戻しが入って月間では上げた。