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米国株、ダウ続落し85ドル安 景気敏感株に利益確定売り ナスダックは反発 米国・欧州株概況2021年4月1日 5:40

2021-04-01 06:41:33 | 日記
米国株、ダウ続落し85ドル安 景気敏感株に利益確定売り ナスダックは反発
米国・欧州株概況2021年4月1日 5:40


【NQNニューヨーク=戸部実華】3月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比85ドル41セント(0.3%)安の3万2981ドル55セントで終えた。米国の景気回復期待でこのところ上昇が目立っていた景気敏感株の一角に、短期的な過熱感を警戒した利益確定売りが優勢だった。一方、米長期金利の上昇一服を受けて主力ハイテク株に押し目買いが入った。
工業製品・事務用品のスリーエム(3M)や建機のキャタピラー、化学のダウなど景気敏感株への売りが目立った。金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースも下げた。月末最終日の取引だったこともあり、新型コロナウイルスのワクチン普及による経済活動の正常化や追加経済対策の期待で買いが目立っていた銘柄には、利益確定売りが膨らんだ。

一方、足元で相対的に弱含んでいたハイテク株には買いが入った。米ホワイトハウスがバイデン政権のインフラ投資計画の概要を公表した後も、米長期金利は1.7%台前半で推移し、見直し買いにつながった。アナリストの投資判断引き上げも買い材料となったスマートフォンのアップルは2%高となった。ソフトウエアのマイクロソフトも高い。ダウ平均の構成銘柄以外ではSNS(交流サイト)のフェイスブックやネット通販のアマゾン・ドット・コムなども買われた。
ダウ平均の3月の月間上昇率は6.6%と、昨年11月(11.8%)以来の大きさだった。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比201.477ポイント(1.5%)高の1万3246.871で終えた。バイデン政権のインフラ投資計画に、製造業の振興策として半導体の米国生産を支援する補助金や人工知能(AI)の研究開発投資が盛り込まれた。アプライドマテリアルズなど半導体関連銘柄が軒並み上昇した。同計画が電気自動車(EV)の普及も後押しするとみて、EVのテスラは5%高となった。
ナスダック指数の3月の月間上昇率は0.4%となり、5カ月連続で上昇した。米長期金利の上昇が重荷となり、3月上旬は2月に付けた過去最高値からの下落率が「調整局面入り」とされる10%に達した。だが、その後は買い戻しが入って月間では上げた。

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