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ahamoなどで広がる格差 値下げ実感できない国民 ITジャーナリスト 石川 温 モバイルの達人2021年4月17日 2:00

2021-04-17 17:58:47 | 日記
ahamoなどで広がる格差 値下げ実感できない国民
ITジャーナリスト 石川 温
モバイルの達人2021年4月17日 2:00 

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのオンライン専用プランがスタートして1カ月になろうとしている。この時点でいろいろと課題も見えてきた。
筆者は3月17日にソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」、23日にKDDIの「povo(ポヴォ)」、26日にNTTドコモの「ahamo(アハモ)」を契約した。
このコラムでは以前、LINEMOの契約について「慣れていれば簡単」と書いた。しかし、オンライン契約が初めての人は、相当難しく感じるようだ。
筆者がpovoを契約した際には、契約自体は問題なくできたものの、iPhoneに設定した「eSIM」を誤って削除してしまった。オンラインで再発行を依頼しようとチャットで問い合わせたら「お客様センターに電話をしてください」と回答された。
そこで電話して再発行手続きを行ったがうまくいかず、結局、物理的なSIMカードを再発行してもらうことになった。つまり、SIMカードが届くまでの数日間は不通状態になってしまった。サブ回線として契約したので特に支障はなかったが、これがメイン回線だったら仕事が一切止まってしまうところだった。
やはりeSIMは難しいと感じた。一般の人はもちろん、慣れている人でもちょっとしたミスで面倒なことになりやすい。あるキャリアの関係者は「正直に言ってeSIMの導入は時期尚早に感じる。ユーザーのリテラシーがまったく追いついていない」と指摘する。
しかし、総務省はキャリア間の乗り換えを促進する秘策としてeSIMの普及を推進しようとしている。総務省の「スイッチング円滑化タスクフォース」では、「キャリアは、現在eSIMを提供していないスマートフォンについて、2021年夏頃をめどとして、できるだけ早期に導入することが適当」との報告書案をまとめている。
長期的に見れば、eSIMは今後、普及が進むだろう。高速通信規格「5G」時代に向けて、様々なIoT機器に内蔵されていくはずだ。
筆者も、実際にはeSIMをとても便利に使っている。例えば、iPadはeSIMで通信している。また、Apple Watchで使っているeSIMはiPhoneからオンラインで契約でき、とても手軽だと感じた。
これらはいずれもデータ通信専用でeSIMを使っている例だ。一方、仕事や家族との連絡に使う音声通話の携帯電話番号でキャリアを乗り換える際にeSIMを使おうとすると、よほど慣れていない限り、手続きや設定でトラブルになる可能性がある。
LINEMOはサービスの提供を開始した翌日、eSIMに対して「上級者用」という文言を付け加えた。総務省は「eSIMを導入すれば、乗り換えが促進され、料金競争が進む」といった議論を展開しているが、もう少し慎重になったほうがいいのではないだろうか。
店頭でahamoの有償サポートを提供
オンライン専用プランの開始以降、ネットでは「ahamoを契約したがうまく通信できず、ドコモショップに駆け込んだが全く対応してくれなくて困った」という書き込みが注目を浴びていた。そのようなトラブルは、ahamoの発表当初から懸念されており、予想通りの展開といえるだろう。
KDDIとソフトバンクはオンライン専用プランのほかに、それぞれ「UQモバイル」と「ワイモバイル」というサブブランドを持ち、そちらはリアル店舗でしっかりサポートしている。「ネットは苦手だけど、通信料金は安くしたい」というニーズに応えているのだ。
「料金が高いから他社に乗り換える」というケースを防ぐために、UQモバイルやワイモバイルが機能している面もある。UQモバイルやワイモバイルで通信容量が足りなくなったユーザーには、使い放題プランがあるauやソフトバンクを勧めることもできる。
NTTドコモはこうしたサブブランドを持たず、それが弱点になる可能性があった。そこで同社は、ドコモショップの店頭でahamoの有償サポートサービスを提供する予定だ。
あくまで有償サポートの提供であり、ドコモショップでahamoの申し込みができるわけではない。ショップ店員は、ユーザーが自分のスマホで申し込むのを手伝うという体裁になるようだ。
これまで「ahamoがドコモショップで契約できないにもかかわらず、店頭でahamoをアピールするのはおかしいのではないか」「ahamoをまき餌にして、NTTドコモの料金プランを契約させるつもりではないか」との批判が上がっていた。そこで、店頭での有償サポートという形にしたのだろう。
ahamoに興味あるNTTドコモのユーザーは、店頭でショップ店員に相談しながら「有償サポートを受けてahamoを契約する」か「NTTドコモの料金プランを使い続けるか」を選択することになる。ドコモショップとしては、おそらくNTTドコモの料金プランを契約し続けてくれたほうが有利なはずなので、店員はNTTドコモの料金プランを勧めてくるだろう。
政府の意向によって通信料金の値下げは強制的に実現したが、オンライン専用プランを急いで導入したことで、様々な課題や問題が浮き彫りになった。
リテラシーのあるユーザーはネットを使いこなして自分に合った料金プランに変更できる一方、ネットが不得意なユーザーはいつまでも自分に合わない割高な料金プランを使い続けなければならない。この根本的な構造は結局、変わっていない。
国民に値下げを実感させるには、キャリアに値下げを迫るだけでなく、国民のネットリテラシーを上げる必要があるのかもしれない。
石川温(いしかわ・つつむ)
月刊誌「日経TRENDY」編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。携帯電話を中心に国内外のモバイル業界を取材し、一般誌や専門誌、女性誌などで幅広く執筆。ラジオNIKKEIで毎週木曜午後8時20分からの番組「スマホNo.1メディア」に出演(radiko、ポッドキャストでも配信)。NHKのEテレで「趣味どきっ! はじめてのスマホ バッチリ使いこなそう」に講師として出演。近著に「未来IT図解 これからの5Gビジネス」(エムディエヌコーポレーション)がある。ニコニコチャンネルにてメルマガ(https://ch.nicovideo.jp/226)も配信。ツイッターアカウントはhttps://twitter.com/iskw226 

モルガンS、アルケゴス問題で10億ドルの損失 第1四半期は増益 2021/04/17 00:10

2021-04-17 06:23:25 | 日記
モルガンS、アルケゴス問題で10億ドルの損失 第1四半期は増益
2021/04/17 00:10

[16日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレー(モルガンS)は16日、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントを巡る巨額損失問題に絡み、約10億ドルの損失を計上したと明らかにした。

損失の内訳は株式売却で6億4400万ドル、リスク回避で2億6700万ドル。ゴーマン最高経営責任者(CEO)は、損失の計上が必要十分な決定と評価した。損失をすぐに公表しなかったのは、全体の業績に照らして重要ではないと判断したからだと説明した。

アルケゴスへのエクスポージャーを抱えていた会社はモルガンSを含め数社に上る。オッペンハイマーのアナリスト、クリス・コトウスキー氏は調査リポートで「大局的には金融上の問題とはならないものの、懸念が強まる可能性は高い」と述べた。ゴールドマン・サックスやウェルズ・ファーゴなどはポジションがありながら損失を回避したとみられている。

モルガンSの第1・四半期決算は利益が2倍に増加。新型コロナウイルス禍に伴い計上していた貸倒引当金の一部を戻し入れた。普通株主帰属の純利益は39億8000万ドル(1株当たり2.19ドル)と、前年同期の15億9000万ドル(同1.01ドル)から拡大。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は1株利益が1.70ドルだった。

純収入は61%増の157億2000万ドル。

ゴールドマンと同様、特別買収目的会社(SPAC)による新規株式公開(IPO)ブームが追い風となり、投資銀行部門の収入は26億ドルと2倍超に増えた。

*情報を追加します。


米国株、ダウ3日続伸し164ドル高 連日の最高値 米景気の回復期待で 米国・欧州株概況2021年4月17日 5:31 (2021年4月17日 5:49更新)

2021-04-17 06:20:40 | 日記
米国株、ダウ3日続伸し164ドル高 連日の最高値 米景気の回復期待で
米国・欧州株概況2021年4月17日 5:31 (2021年4月17日 5:49更新)

【NQNニューヨーク=横内理恵】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比164ドル68セント(0.5%)高の3万4200ドル67セントで終えた。連日で過去最高値を更新した。新型コロナウイルスワクチンの普及で米経済の正常化に弾みが付くとの期待から、経済再開の恩恵を受ける銘柄が買われた。市場予想を上回る主要企業の決算が続いていることも好感された。

米国ではコロナワクチンの1日当たりの接種が300万人を超える日が続いている。ワクチンを1回でも接種した人口は米全体の4割近くなり、複数の州で5割に近づいたと伝わった。

16日発表の3月の米住宅着工件数が前月比19.4%増の173万9000戸(年率換算)と市場予想を大幅に上回り、2006年以来の水準となった。4月の米消費者態度指数(速報値)は20年3月以来の高さだった。今週は市場予想を上回る経済指標が相次ぎ、米景気回復期待が強まった。中国の21年1~3月の実質国内総生産(GDP)が前年同期比18.3%増と高い伸びとなったのも買いを誘った。

米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が16日のCNBCのインタビューで今年の米経済に楽観を示した一方、早期の金融緩和縮小には慎重な姿勢を示した。金融緩和の長期化観測が広がり、株の買い安心感につながっている。

企業のIT(情報技術)投資拡大を見込み、アナリストが投資判断を引き上げたネットワーク機器のシスコシステムズが高い。消費拡大の恩恵を受けるとしてホームセンターのホーム・デポも買われた。今週は低下基調にあった長期金利が上昇し、金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースも高い。
一方、航空機のボーイングが下げた。小型機「737MAX」の電気系統の不具合で前週に航空会社16社に運航見合わせを通達した件で、当初の想定より問題が深刻になる可能性があると報じられた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比13.579ポイント(0.1%)高の1万4052.342で終えた。過去最高値(1万4095.473)を付けた2月12日以来の高値で終えた。ソフトウエアのマイクソロフトが上場来高値を付け、ネット通販のアマゾン・ドット・コムも上げた。
一方、米長期金利低下を受けて前日に買われたスマートフォンのアップルは下げて終えた。前日に上げが目立った半導体関連も売られた。
多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は続伸し、前日比15.05ポイント(0.4%)高の4185.47と連日で最高値を更新した。