NYダウ反発92ドル高 雇用統計を好感
北米
2020/7/3 5:10
【NQNニューヨーク=川内資子】2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比92ドル39セント高の2万5827ドル36セントで終えた。市場予想を上回る6月の雇用統計が好感され、景気敏感株などへの買いが優勢となった。ただ、新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感は根強く、買い一巡後は上値が重くなった。
6月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比480万人増と市場予想（290万人増）を大きく上回り、5月分も上方修正された。新型コロナウイルスの影響で停滞した後に経済活動が再開し、娯楽や小売関連などで雇用が増えた。失業率も11.1%と前月（13.3%）から低下した。雇用統計を好感した買いで、ダウ平均は午前中に469ドル高を付ける場面がった。
買い一巡後は上げ幅を縮めた。米国での新型コロナの感染者数が南部や西部などで再び増加傾向にあり、全米でみると1日に新規感染者数が5万人を超えて過去最多となった。先行きの景気回復の重荷になるとの見方から、売りも出た。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、53.00ポイント高の1万0207.63と連日で最高値を更新した。2020年4～6月期の出荷台数が市場予想を大きく上回った電気自動車（EV）のテスラが3日連続で上場来高値を更新。ソフトウエアのマイクロソフトや検索サイトのアルファベットなども買われた。
北米
2020/7/3 5:10
【NQNニューヨーク=川内資子】2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比92ドル39セント高の2万5827ドル36セントで終えた。市場予想を上回る6月の雇用統計が好感され、景気敏感株などへの買いが優勢となった。ただ、新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感は根強く、買い一巡後は上値が重くなった。
6月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比480万人増と市場予想（290万人増）を大きく上回り、5月分も上方修正された。新型コロナウイルスの影響で停滞した後に経済活動が再開し、娯楽や小売関連などで雇用が増えた。失業率も11.1%と前月（13.3%）から低下した。雇用統計を好感した買いで、ダウ平均は午前中に469ドル高を付ける場面がった。
買い一巡後は上げ幅を縮めた。米国での新型コロナの感染者数が南部や西部などで再び増加傾向にあり、全米でみると1日に新規感染者数が5万人を超えて過去最多となった。先行きの景気回復の重荷になるとの見方から、売りも出た。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、53.00ポイント高の1万0207.63と連日で最高値を更新した。2020年4～6月期の出荷台数が市場予想を大きく上回った電気自動車（EV）のテスラが3日連続で上場来高値を更新。ソフトウエアのマイクロソフトや検索サイトのアルファベットなども買われた。