日経平均が反発 終値358円高の2万2945円
2020/7/15 9:09 (2020/7/15 15:53更新)
15日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前日比358円49銭(1.59%)高の2万2945円50銭で終えた。6月10日以来約1カ月ぶりの高値。新型コロナウイルスのワクチン開発を背景に、経済活動が本格的に再開できるとの期待感が高まった。短期勢を中心に投資心理が改善し、高値圏で推移した。
米バイオ製薬モデルナの治験で、45人の被験者全員に抗体が確認されたと同社が発表。近くワクチンが開発されるのではとの思惑から米ダウ工業株30種平均の先物が大幅高になるなど、投資家にとってリスクを取りやすい環境になった。
投資心理の改善の度合いは大きかった。トランプ米大統領が中国の金融機関への制裁が可能になる香港自治法に署名したほか、上海総合指数が一時2%下落したことなど、売りの手掛かりにされかねない材料はすべて飲み込まれた。
もっとも買い材料には乏しく、高値警戒感も強まった。前日比で400円高、2万3000円に迫る場面では利益確定の売りに押された。
JPX日経インデックス400は反発。終値は前日比221.84ポイント(1.57%)高の1万4341.69だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、24.36ポイント(1.56%)高の1589.51で終えた。ともに6月16日以来、約1カ月ぶりの高値だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆2092億円。売買高は12億4571万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1860と、全体の86%を占めた。値下がりは260、変わらずは51銘柄だった。
日産自が買われ、マツダや日野自も上げた。スクリンやファナックが上昇。東電HDや関西電も上げた。一方、エーザイや協和キリンが下げた。アドテストが売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2020/7/15 9:09 (2020/7/15 15:53更新)
15日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前日比358円49銭(1.59%)高の2万2945円50銭で終えた。6月10日以来約1カ月ぶりの高値。新型コロナウイルスのワクチン開発を背景に、経済活動が本格的に再開できるとの期待感が高まった。短期勢を中心に投資心理が改善し、高値圏で推移した。
米バイオ製薬モデルナの治験で、45人の被験者全員に抗体が確認されたと同社が発表。近くワクチンが開発されるのではとの思惑から米ダウ工業株30種平均の先物が大幅高になるなど、投資家にとってリスクを取りやすい環境になった。
投資心理の改善の度合いは大きかった。トランプ米大統領が中国の金融機関への制裁が可能になる香港自治法に署名したほか、上海総合指数が一時2%下落したことなど、売りの手掛かりにされかねない材料はすべて飲み込まれた。
もっとも買い材料には乏しく、高値警戒感も強まった。前日比で400円高、2万3000円に迫る場面では利益確定の売りに押された。
JPX日経インデックス400は反発。終値は前日比221.84ポイント(1.57%)高の1万4341.69だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、24.36ポイント(1.56%)高の1589.51で終えた。ともに6月16日以来、約1カ月ぶりの高値だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆2092億円。売買高は12億4571万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1860と、全体の86%を占めた。値下がりは260、変わらずは51銘柄だった。
日産自が買われ、マツダや日野自も上げた。スクリンやファナックが上昇。東電HDや関西電も上げた。一方、エーザイや協和キリンが下げた。アドテストが売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕