早実陸上競技部  長距離部員日記

長距離部員達が駅伝形式で繋いでいく日記です。


※大会結果や女子長距離部員の自己紹介も記載しています。

あの大統領のせいで…

2019年08月07日 20時06分43秒 | Weblog

ご無沙汰しております、地雷です!

 

突然ですが、自分はトランプ大統領が嫌いになりました。

理由は単純。彼が日本選手権の長距離種目の中継をぶっ潰したからです笑

 

大会3日目。自分はポイント練習でしたが、終わってから急いで帰って、何とか3000SC決勝が始まる16時までに家に着きました。

ところが、NHKをつけてみたら、映るのはトランプ大統領。どうやらG20サミット後の記者会見があるようで、その生中継で3000SCの放送は潰れてしまいました。

 

翌日。この日も16時から1500mの決勝があるので、テレビの前でスタンバイ。満を持してNHKをつけてみたら、、、

なんと、またもトランプ大統領が映っているではありませんか。しかも横には北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が。

世界を騒がせた板門店での電撃会談。両者の一挙手一投足をNHKは生中継で報じ、1500m決勝の放送は流れてしまいました。

 

別に彼が会見しようが会談しようが、自分は一向に構わないのだけれど、この2日間に関しては彼にこう物申したい。

「16時にやるな」

 

さて、その不幸にも見れなかった男子1500m決勝を制したのはサンベルクスの戸田雅稀選手でした。後で日本陸連のHPからレースの様子を見たのですが、彼の得意なロングスパートがしっかり決まっていましたね。

そしてそれからしばらく経って行われたホクレンディスタンス深川大会で、戸田選手は日本歴代2位となる3.37.90を叩き出しました。小林史和さんが持つ日本記録にあと0.5秒と迫るまさに快挙です。

 

ただ残念ながらこの快挙をメディアは全くといっていいほど報じませんでした。トラック種目での日本国民の関心は、100mと4×100mリレーだけのようですね。思えば日本選手権だって、トランプ大統領の記者会見と被っていたのが男子100m決勝だったら、後者の方を放送したかもしれない(あるいはサブチャンネルを使ってどちらも放送したかもしれない)。まだまだ長距離種目に対する風当たりは決して良いとは言えません。なんだか悔しくなりました。

 

そんなことがあって迎えた菅平高原での一次合宿。峰の原でのクロカン走や最終日の24㎞走など、2日目午後のインターバル練習を除いてほとんどが、キロ4より遅いペースでした。遅いペースでひたすら走るのは自分の大好物です。合宿後半はチームをあげたりして、想定以上に良い練習が出来たと思います。

 

この1年の成長を数字で表すと「キロあたり30秒」です。峰の原では80分走を去年のキロ5からキロ4分30秒に、24㎞走は去年のキロ4分40秒からキロ4分10秒に、どちらも上げて走れました。普段の小金井公園での練習も、去年の夏場はキロ4分20~30秒で10㎞でしたが、今年はキロ4で10㎞かキロ4分30秒で15㎞。多少は成長していますかね笑

 

しかし東京に戻ってきてからのポイント練習は、100%こなせたことが1回もありません。海の向こうでは(というと海外にいるみたいですが笑)欅君が頑張ってるというのに。自分の感覚としてはこうです。

①苦しくなってから限界までが早い。きつい状態で粘れない。

②太ももが動かない。キロ3分30秒より速いペースについていけない。

暑さには強い方で、外出した時以外は10時半睡眠・6時半起床、食事もしっかりとって体調は万全なんですが、、、自分でもなぜなのか分かりません。思い切って休んだ方がいいのか、走り続けた方がいいのか。

 

とりあえず2次合宿までは無理にスピードを出そうとせずに、ジョグでもなんでも距離を稼いでいこうかなと思います。。

 

去年の2次合宿は純粋な実力不足と足首のけがで午前練以外はほとんど出来ませんでした。去年の自分との差のつけどころ、ですかね。桧原湖1周30㎞走も今年こそは絶対に完走するぞ!

 

今回の言葉です。

「限定された目的は人生を簡潔にする」

高校で4人の友人と「乱れなく調和する共同体」をつくっていた主人公は、卒業後、他の4人がグループを解散したくないと内々に思って地元の大学へと進む中、一人東京の工科大学へ進学する。そこには駅舎の建築士になりたいという明確な夢があった。村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』から。

コメント (4)
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