つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

kenny barron/ scratch

2016-06-02 17:17:43 | ジャズ



            桔梗草(キキョウソウ)


        北アメリカ原産  5~7月ごろ 青紫色の5弁花を咲かせます


        武士にも好まれ 家紋にされたり 江戸時代には江戸城に「桔梗の間」、「桔梗門」など、、


        名前を採用されています



            今日聴いたジャズ・・・



       KENNY BARRON・・・「SCRACH」



       本作は、名ピアニスト、ケニー・バロンのリーダー作。1985年にENJAからリリースされた。


       デイヴ・ホーランド(b)、ダニエル・ユメール(ds)と共に綴るトリオ編成。


       全7曲、ケニー・バロンのオリジナルによる作品。


       彼のリーダー作は、普段からあまり聴かないので久々に取り出して聴いてみた。


       冒頭のタイトルチューンから、かなりアグレッシヴな演奏で、三人ともに、持ち味を存分に発揮している。


       「THE THIRD EYE」も同じく、アップテンポに展開していて、速いパッセージの曲。。。


       ”QUIET TIMES”、”WATER LILY”、”SONG FOR ABDULLAH”と、やさしく、スローに展開する曲が続く。


       どの曲を聴いても、ケニー・バロンによる、それぞれの曲は、美しさや力強さを湛え追随を許さないものがある。


       バロンのピアノはもとより、デイヴ・ホーランドのソロが随所で聴けることも特筆・・・


       曲よし、演奏よし、メンバー良し・・・と三拍子そろったクオリティの高いトリオ・アルバムだと思う。



1・SCRATCH・・・2・QUIET TIMES・・・3・WATER LILY・・・4・SONG FOR ABDULLAH・・・5・THE THIRD EYE
6・JACOB’S LADDER・・・7・AND THEN AGAIN・・・




           キキョウ


       松かげに咲けるききょうのいろ深し朝霧ややに海に晴れゆく  (山口 茂吉)