つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

丘の上の本屋さん を観た

2023年03月10日 | 映画
「BLUE GIANT」を観に行ったら旦那が慌てた
 
2月末3月から始まる映画で気になっているのがあって
「いくべ」と言っていたのだ
旦那様、年取って一人で行くのがおっくうになったようです
私がいけないと、あきらめちゃうことが増えました
私は付き合うのは苦でないので、
 
今回は「丘の上の本屋さん」イタリア映画です
 
 
 
吉祥寺まで行きました 我が家からは地下鉄で1本です
 
すべてを観終わって、ラストシーンに向かって淡々と情景が重ねられていたのだと
ほうっと思った
 
美しいイタリアの風景の中で物語が進むのですが、
私は隣の旦那が心配になった
朝、掃除のバイトに行き、そのあと病院の定期検診、それが思わぬ時間がかかり、
遅い昼食をとってすぐ映画にと結構ばたばたと動いている
このほわっと進む物語、寝ちゃわないかな…と、
時折肘を動かしていた
 
古本屋の店主が移民の少年に本のレファレンスをしていくのだが、
選び出す本が、そうかあ、そうくるかあという本ばかりだった
そうだよなあ、この世代に読むべき本たちでした
漫画から始まり、ピノキオ、イソップ、白鯨、
医者になるという希望を持つ少年にシュバイツアーの伝記、アンクルトム、……
 
 
そして、最後の一冊  君には幸せになる権利があると伝える一冊
これの題名は伏せておきます
ヨーロッパという土地を感じた本でした
 
 
本は持ち主がいなくなると散逸してしまう
次の持ち主が現れれば、本はまた本になるが捨てられてしまうことも多い
映画にはその憂いのようなものも感じられた
私も持っていた本の大部分を処分してしまった
ブックオフや、古書店に、
あの本たち、本でいられただろうか
 
そんなことも思った
映画として派手な要素はないが、いろいろ考えさせられた
 
 
遅い昼食を食べた旦那様はさほどおなかが空いていなかったが、
このまま帰ればはらっぺらしはまちがいない
吉祥寺駅のほうに向かいながら店を探した
私は井の頭公園くらいしか思い出がないが、旦那はあちこちあるようで、
黙って思い出の場所、店を探して回る
少しは説明してくれればいいのだが、黙って歩くからわけわからないのですよねえ
 
駅の前に蕎麦屋さんを見つけ「ここにするべ」
地下に入る薄汚い階段に少し臆したが、
これが結構おいしかった
 
 
 
二色もり、二色目を写しわすれました
のど越しがよかった
 
そしてうまいなあと声が上がったのは「蕎麦がき汁粉」



このお汁粉がとてもおいしかった
丹念に小豆から作られているようで、喉に引っ掛かるということがない
 
おいしかった
 
もう一本見たい映画があるそうで、また来週、同じ映画館
楽しみです
コメント (2)
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