先程からいろいろ思い出し、涙がわいてきます。
さらば2013年!
前回、上京した折に友人が“銀ブラ”に誘ってくれた。
彼女の仕事場が京橋にあり勝手知ったるということで、待ち合わせはベタに 「銀座三越のライオンの前で」
街並みの印象はそれほど変わらないのですが、銀座も随分と様変わりしました。
「歌舞伎座はランチだけもできるのよ」
そーいえば、テレビのワイドショーで盛んに取り上げていた時期があったように思える。
歌舞伎を観なくても立ち寄れるようになったんですねえ・・・・と、ミーハーはきょろきょろと覘いて回ったら、
あらあらあらこの間NHKで観てなあるほどとうなったものがあったんです。
その名も「切腹最中」
赤穂浪士の由来の店で、日持ちのするお菓子という事で作られたらしいのですが、
営業マンがお詫びの手土産によく使うものなんだそうな。
このお菓子をさしだせるという事は大分に状況は好転しているという事なんだろうけれど、
お詫びにこのお菓子を持っていくというその機転にすごいなあと思った。
中に求肥が入っていて、それほど甘くない餡がしつこくなく食べきることができた。
見た目もインパクトがあるが、食べてもおいしいから流行っているんだろう。
うん、おいしかった!!
こういうのって小豆はたいてい北海道なんだけれど、意外に北海道に餡を使った特徴的な銘菓ってないんだよなあ。
我が家ではいつのころからだろうか、
クリスマスイブのディナーは旦那様が焼く“鶏の丸焼き”となっている。
今年も少し小ぶりの鶏さんを仕入れてきて、旦那は末っ子の帰る時間を気にしながらオーブンに向かった。
好き嫌いの多い末っ子だが、これはよく食べる。
お腹にセロリや玉ねぎといった香味野菜を詰め、塩胡椒にその時々のスパイスを気分で振り掛けてオーブンで焼くだけなのだが、
とてもおいしい。
6人家族の時には分量が多くて大変だったが、その経験が生きてこの小さいサイズはいとも簡単に仕上げてくれる。
これとローストビーフは旦那様の係となっている。
そしてケーキを食べない末っ子をしり目に大人げない両親は、
六花亭のポイントを貯めて交換してもらったケーキを美味しくいただいた。
今年はさぼってツリーを出さなかった。 札幌に戻ってきたときへとへとだった私に末っ子が 「いいよ」 と言ってくれたのだ。
「ツリーがないと、サンタさんが子どもがいないと思って通り過ぎちゃうかもよ?」 と言ったら、
「まあその時は、その時で何とかなるでしょう」 と大人な答えだった。
この子は小さいころから物を欲しがる子どもではなかった。
兄弟が多くてなんでもあったせいかもしれない。 当然新品はなかなか当たらなかったが・・・。
「あえて何が欲しいの?」 と聞いたらしばらく悩んで 「図書カードかなあ?3000円あればいろいろ買える」 との返事だった。
あれやこれやとほしい子もいれば、こういう子もいるんだなあと思う。
とーぜん、クリスマスの朝、彼の枕元にはそれらしい袋がぶら下がっていた。
190センチ近くにもなった我が家で一番大きい末っ子を、心優しいサンタクロースは見逃さずにちゃんと希望をかなえてくれたようだ。