富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

日和田観察会 Part 2

2009年09月20日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

まだお酒が抜けきっていない、朝 5:00過ぎに早くも林の中を探索している方がおられました。日和田の2日目も良い天候に恵まれました。
朝食もそこそこに 8:00 採取開始です。今日はきのこ狩りモードにチェンジです。

ベニテングタケ
[ Amanita muscaria (L.:Fr.) Pers. ]
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オオツガタケ
[Cortinarius claricolor var.turmalis]
Dscn0002 Dscn0004 本日も絶好調!

10:30 同定会が始まりました。
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私が得々ときのこの薀蓄を語ったお相手は…信州きのこ会の塚田会長でございました。
若気(?)の至りで…赤面ものです。
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信州の若手グループは、ワイガヤで盛り上がっています。アカヤマドリがレストランに卸すほど沢山採れたことがある由…富山のきのこ会もこのような若者が居たら…と羨ましくなりました。
Dscn0009 Dscn0013 オイオイ!信州の!そいつもヤラセって奴だろ?!

ヤギタケ(右の個体)
[Hygrophorus camarophyllus (Alb. & Schw.:Fr.) Dumee]
Dscn0007_2 ヤギタケの幼菌はなかなかお目にかかれないとの事です。そして、左の大きい個体はひだが赤みを帯びる…
ウスアカヒダタケ
[ Hygrophorus calophyllus Karst.
Dscn0016 ほんとにきのこの名前はわかりませんネ。

ヒワダノクリツガタケ(伊藤仮称!) (^^; [ Cortinarius sp.]
Dscn0010 ニセアブラシメジ(クリフウセンタケ)と思っていたら…どうも違うみたいです。左の背の高い個体は、別の会員が採取したものです。
柄の先端は赤紫色を帯び太っており、ヒダは薄い。
Dscn0014 本郷先生がニセアブラシメジ[ Cortinarius tenuipes ]と名前をつけたきのこは、石川産の「コッサカブリ」と呼ばれているきのこです。”コッサ”とは枯れ葉のことで、”枯葉を被ったきのこ”の意味。このきのこは学名の” tenuipes=細い弱い脚”が示すとおり華奢な足腰をしており、写真のようながっしりしたものとは異なるようです。(池田先生談)
「クリフウセンタケ」という名前を誰がどのようなきのこに対して名付け、また、それが「ニセアブラシメジ」とおなじ種と確認されたかどうかは判りません。
それじゃぁ…君の名は?
信州の飯島さんにお尋ねしても、「正体不明で、名前は付いていません」とのことで…それならば私が付けて差し上げましょう。「ヒワダノクリツガタケ」でどうよ?

ロッジのお昼にはマイタケとマスタケの炊き込みご飯が出てきました。
Dscn0017 橋屋さん曰く…これはほんとにマスタケか?

種山さんから集合写真が送られてまいりました。
大変楽しい合宿でした。栗林さん、橋屋さん大変お世話になりました。次回もよろしくお願い致します。
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解散後、「面白い針葉樹林も有るよ」「蕎麦もおいしいよ」「温泉も良いよ」という橋屋さんのご推薦で、伊藤家は御岳を観に地蔵峠へ行きました。
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はじめて見る御岳。
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こちら側には乗鞍岳が見えます。「おっ!熊が走っている!」てな訳はありませんネ(注:昨日、バスターミナルに熊が出てきて大騒ぎになりました)
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「面白い針葉樹林」とは赤松・樅・落葉松の混じった林で、思わずよだれの出そうな魅力的な林でした…路傍では松茸が売られており期待されましたが、ここは競争者が激しいようで、きのこの姿は全く見受けられませんでした。
御嶽明神温泉ヤマユリ荘で源泉かけ流しの露天風呂に浸り、暮れなずむ御岳を眺めながら帰路に着きました。
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夜の酒の肴はシンプルに「オオツガタケの油炒め」…ホントに美味しい一品でした。
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今回の収穫です。
名部さんちは奥様が始末をなされるそうですが…伊藤家は♂の役目。
Dscn0024 調子に乗ってたくさん採ってきて…いつも反省するのですが、美味しいきのこ料理を考えると思わず笑顔になります。

富山きのこクラブの皆様 ぜひ機会を見て参加なさっては如何でしょうか?満足度120%です。

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