富山きのこクラブ

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ハルシメジですか

2009年05月18日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様
おはようございます、滑川の小沢です。

初めての投稿になりますがよろしくお願いいたします。
婦中町山藤ぶどう園近くの道路脇に発生していたきのこです。001_5 002_4
発生場所は、木材チップがまかれ8畳位の広さに50本位群生していました。
ハルシメジと判断したいのですが、ネット・図鑑の写真と一致したものがなく正確に判別できません。
2枚の写真だけでの同定は難しいと思いますが、皆様のご意見判断をお願いいたします。

_/_/_/_/_/  滑川の小沢さんより _/_/_/_/_/

富山きのこクラブの皆さんへ
植物園の橋屋です。

小沢さんが採られたきのこですが、これはぜひ胞子紋を採っていただきたいと思います。
紙は、白色と黒色の2種類の柄を切って傘だけにしたきのこを、白黒の紙に半分ずつ置いて、傘の上を心持ち湿らせた上でお茶碗などを伏せて2時間ほど置くと、胞子紋が採れると思います。
きのこはできるだけ成熟している個体を選んだ方がうまく行きます。

もしこのきのこがハルシメジの仲間であれば、胞子紋はピンク色(肉色)になるでしょうし、フミヅキタケの仲間なら汚褐色になるものと思います。
もしどちらでもなくて、白色であれば、キシメジ科のツブエノシメジの仲間当りが有力な候補になってきます。
ぜひ胞子紋にチャレンジしてください。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園  橋屋 誠 _/_/_/_/_/


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1 コメント

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 かさが淡ベージュ色を帯び、粘性がほとんどない... (イグチ 潔)
2009-05-28 23:44:38
 かさが淡ベージュ色を帯び、粘性がほとんどないようにみえる(枯れ葉などの付着がない)こと・ひだが褐色系の色調を持つこと・柄が微細なざらつきをこうむることなどに加え、発生環境が「木材チップの上」ということですので、おそらくはツバナシフミヅキタケではないかと考えます.

 多くの図鑑では、柄がもっと太く、かさもまんじゅう形~半球形のものが図示されているようです.
 橋屋さんのおっしゃる通り、胞子紋を作らせてみると、さらにはっきりすると思います.

 和名は「文月茸」ですが、関東地方でも4月~6月ごろの春季に発生する代表的なきのこです.都内の公園では、近頃はチップを散布するのが一般的になってきたためか、本種やサケツバタケ・キンカクイチメガサ・ハタケチャダイゴケなどがよく見かけられるようになりました.
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