「なんちゃってシータヒーリング」の話

近所のスーパーで買い物ついでに雑誌コーナで『ゆほびか』をパラパラ見ていたら、面白そうな記事を見つけた。思考を書き換えるのだという。それはシータヒーリングについての記事だった。

というわけで、今回は「なんちゃってシータヒーリング」の話。アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のOSTから「マミさんのテーマ」に乗せていってみようか。

シータヒーリングについては、ほとんど何も知らない。私がわずかに知っているのは、シータヒーラーにとっては筋反射テスト（実際にはO-リング・テストを使うらしいが）が鬼門で、せっかくシータヒーリングを学んでも筋反射テストが使えないために知識の持ち腐れになっている人が少なくないらしい、ということくらい。何しろ「シータヒーラーのための筋反射テスト」なるセミナーもあるほどだ。

それは逆に言えば、筋反射テストさえできればシータヒーリングは何とかなってしまう、ってことかもしれない。

『ゆほびか』には、編集部の2人に対して10分という時間ながらシータヒーリングを行った時の様子があって、それを見るとすぐにでも同じことが自分でできそうだった。そこで、記事にあった思考の書き換えに用いるフレーズだけを覚えて家に戻った（ちなみに『ゆほびか』は買ってない）。

実は今年の夏、両親、特に母親に対して強い憎しみと恐れが自分の中にあることに気づいた。そこで、そうしたものを含めた子供時代からの未解決な感情を解くワークを自分自身に行っている。これは、さまざまなメソッドの練習と実験という意味合いもあって、これまでクリアリング、フォーカシング、人間関係のマトリックスを用いたポジショニングの転換、エッセンシャルオイルを用いた感情コントロールなど、思いつくいろいろな方法を試してきた。そうして未解決な感情のかなりの部分を解くことができたと思っている。

しかし、まだあったんだなー。実際、『ゆほびか』の記事を読みながら「母親のことが許せない」を筋反射テストで調べたら「YES」という結果が。そこで、これ幸いと、そのことをシータヒーリングを使って解決できないか試してみることにしたのだ。

ところでシータヒーリングという名前は、脳波のうち、非常にリラックスしている時や深い瞑想状態にある時に出るというシータ波に由来するらしい。記事では10分という短いセッションの中でもシータ波が出るかどうかを調べることも行っていたが、当然ウチには脳波計なんてないので、シータ波云々なんて最初から気にもせず（という時点で既にシータヒーリングじゃないのかもしれないけど、そもそも「なんちゃって」なんだから、それでいいのだ）記事で見たセッションの流れを真似てやってみた。

母親のことが許せない　－　YES
母親のことを許すことができる　－　弱いYES
母親のことが許せないところがある　－　YES

という結果から、「母親のことが許せないところもあるが、それでもまぁ許してもいいんじゃない」という文言を考えてみた。これなら自分でも受け入れられそうだし、筋反射テストの結果もYESと出たので、それに書き換えることにした。『ゆほびか』に載っていた思考を書き換えるためのフレーズは次のものだ。

○○という思考を○○という思考に書き換え、最高最善となるよう命じられました。そうなりました。ありがとうございます。できました。できました。できました。

なお、こうしたフレーズは長い時間をかけて思考錯誤を繰り返し、作られてきたものなので、それを勝手に変えることはお勧めしないが、私の場合、（以前よりは使えるようになったのだが、まだ）「ありがとう」という言葉から十分な力を引き出すことができず、逆に最近「おめでとう」という言葉が使えるようになったので、上のフレーズの「ありがとうございます」を「おめでとうございます」に変えている（自分自身に対して自己責任で行っていることなので問題なかろう）。

で、このフレーズを使ってみたら、唱えた瞬間に心がフッと楽になって、本当に思考の書き換えができてしまった。あくまで「なんちゃって」レベルとはいえ、これは凄いぜ。別にシータヒーリングを正式に勉強してみようとまでは思わないが、こういうのを「隠し球」としてもっておくのは悪くないと思う。皆さんもどうぞ。

え、筋反射テストが使えない？　ウチでも、そのうちまた気が向いたらキネシオロジーのセミナーをやるので、それにでも出てくださいな。