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段落構成をつかみやすくするために取った作戦が…

2023-01-31 16:29:24 | 日記
昨日は国語の授業を担当しました。生徒たちがよく悩んでいる、段落構成についてどのように内容をつかめばよいか説明し、これならできる!と体験させるために私は少し細工をしました。
創研塾では、小学生から高校生まで生徒が在籍しています。当然、それぞれの学年に対応した教材があります。授業内容によっては、学年を超えた教材を使うことがあります。将来の入試に向けて何が必要なのかを知るために受験学年ではない生徒に入試問題を解かせたり、将来難関校を受験したいと考えている生徒には上の学年の問題を解かせたり、逆にこれまでの学習内容に不安がある生徒には下の学年の教材を与える、などです。
昨日の授業では、繰り返し登場する言葉=キーワードを取らせて段落と段落がどのようにつながっているのかを説明しました。これは年間何回か扱う内容ですが、最近入塾した生徒やまだまだ苦手としている生徒もいるためにあらためて説明をしました。実際にどのように行えば良いかの題材について、彼らの学年よりもグッと下の学年の教材を使い、実際にキーワードを取って段落構成を問う問題を解かせたのです。
生徒たちはニコニコして問題を解き、彼らに解答を尋ねると…なんと結果は衝撃の正解率30%でした。学年を下げて行ってこの結果は、私が反省しなければならないものです。
さぞかし彼らも落ち込んでいるかと思い、彼らの顔を見てみると、正解できなかったことに恥ずかしそうにはしていましたが、落ち込んでいる様子も無く、楽しそうにしています。これまでこのような問題にはどのように取り組んだらよいかわからなかったものが、やり方がわかったのでしょう。正解にはたどり着けなかったものの、解説にもとても納得してくれていました。
確かにやり方がわかっただけで正解率がグンと上がればこんな簡単なことはありません。やり方を知り、実際に問題に挑戦し続けることが大切だと思います。間違えることもあると思います。その時にはなぜ間違えたのか、どのようなとらえ方をすれば正解を導き出すことができたのかを繰り返し繰り返し行って力をつけていくのだと思います。
またしばらくこのような内容の問題を授業で扱っていくつもりです。

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