8~9月にロンドンのアルメイダ・シアターで「AGAINST」に主演するベン・ウィショーさんが、7月末にも「QUEERS」で同じくロンドンのオールド・ヴィック舞台に出演します。
夏はロンドンに移住したい!
・・・ところですが、「QUEERS」はBBC4で放送されるし、ということは円盤化の可能性もあるのでロンドンに行けなくても見られそうなのが嬉しいところ。
BBC media centreによると「QUEERS」はマーク・ゲイティス企画・監督で、8つの15分の独白劇から構成されるシリーズ。
これはイギリスで男性の同性愛が違法ではなくなった1967年性犯罪法の改定50周年を記念する作品で、BBCのGay Britanniaというプロジェクトの一環として放送されるとのことです。
このGay Britanniaは私が住んでいた2000年代からやっていて、街のポスターなどで知りましたがイマイチ地味な存在に見えました。
それが今回マーク・ゲイティスのようなテレビでも名前を知られた人の音頭により、ベン・ウィショーの他にラッセル・トーヴェイ、アラン・カミングなども出演して劇場からお茶の間に演劇作品が披露されるとは、セクシャルマイノリティに開かれた世界へとイギリスがまた近づいているんだなあと感慨深いです。
8つの劇は、時代も様々、悲劇喜劇取り混ぜてこの100年間のイギリスのゲイの人たちの歴史からとても個人的な通過儀礼のことが描かれるとのこと。
これがOld Vicというシェイクスピアなどが上映される立派な劇場(ウィショーさんのハムレットもここでしたね)で10~15ポンドというお値段で見られるというのですから、ロンドンは世界の文化先進都市だなあああ!