「リリーのすべて」でアカデミー助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデル主演の映画「戦場からのラブレター」DVD を見ました。ツボど真ん中大当たりでした!!
小ネタに固執した ネタバレ あり
この映画は実話で、アリシアちゃんは原作の自叙伝を書いたヴェラを演じています。
物語は100年前、女性が大学へ行くのは狭き門だった時代にヴェラはオックスフォードに入学します。が、彼女について羨ましいのは、美人なことより家が裕福なことより頭がいいことより、タロン・エガートンが弟(エドワード)でその親友がコリン・モーガン(ヴィクター)という点ですよ!
日本で劇場公開されなかったけど、DVDには特典があるのが嬉しいところです。監督とヴェラの恋人ローランド役のキット・ハリントンがコメンタリーをつけています。
興味深かったのは、キットが原作を知っていたこと。高校のGCSE(全国統一試験)の課題図書、大学進学試験Aレベルの英語や歴史の授業にも出て来たそうで、つまりヴェラはこの映画で作家を目指していましたが、後に夢を叶えていたんですね。イギリス人にとっては有名な作家の恋と戦争体験を当代人気の若手俳優達が演じた・・・というものだったのか。
始まってすぐにヴェラ、エドワード、ヴィクターが泳ぐシーンがありまして、残念(?)ながら全部は脱いでないとは言え、原作に従って「ヴェラがヴィクターの裸の背中を見る」シーンがありコリンの背中にマーリンファンが狂喜した、と監督が。原作、good job!コリン下半身はタロン君の半分くらいしか体積ないけど背中はなかなかセクシーでした。マーリンではほとんど脱がない清純派でしたから効果抜群。
この映画の中ではヴェラがオックスフォードに入学する2014年で21歳くらい、ボーイズは19歳。物語はその4年前から始まるのでその泳ぐシーンだとヴェラ17歳、ボーイズ15歳。コメンタリーで監督とキットも言ってましたけども、演じた俳優達の実年齢は2014年の時点でアリシアちゃん26歳、キット28歳、タロンくん25歳、コリン28歳と皆役よりも年上だけど若く見えるのです。ボーイズなんてパブリックスクールの生徒ですからね。イギリスにも若く見えるアイドル俳優が日本なみに育っているのか(笑)。
とは言え、俳優の仕事はかわいいだけじゃない。泳ぐシーンは水温8度だったので皆凍えてたそうです。特にタロンくんはウェールズ出身だから水に強いはずなのに入るのを1番嫌がってたと(笑)。水だけでなく3月のイギリスは寒かったそうで、ラグビーシーンとか麻の白いスーツとか薄着ばかり。監督は「ここではタロンが寒くて」「これは凍ってるコリンだ」のコメント多発。
オックスフォードのカレッジでの撮影には1日約33.000ドルかかるそうです。でも撮影に必要な作業を手伝ってくれなかったと監督はこぼしてました。あ、そうそうケント監督自身もオックスフォード卒業生です。
コメンタリーあってよかったのは、実は豪華キャストは若手だけでなく、DVD裏のクレジットにもない役までローランド母役にアナ・チャンセラー、ちょい役の看護士にヘイリー・アトウェルも出てるんです。本編見ただけでは気がつかなかったボケな私でした。
もうひとつコメンタリーで知るまで気づかなかったことは、エドワードの友達ジェフリーが途中から登場するんですが、彼は実はエドワードの恋人だったのです。本編でエドワードはジェフリーからの手紙を大切にポケットに入れて持ち歩いていて、内容は軍の検閲があったので「君を思った。親愛なる友よ。」「必ずまた会える。この世か来世で。」という控えめながら感情を伝えたものだったんです。(私この手紙の内容ぼっ~っとしてて頭に入ってなかった)
それでヴェラとエドワードが姉弟以上に魂が近い双児のような関係だったことに納得しました。ヴェラは作家を目指してた当時非常に新しい考えの女性でした。エドワードはゲイだったので伝統的な男女の関係から自由な姉をホントに理解していたと思います。しかも彼も作曲家志望の芸術家でしたから。ただ、エドワードとジェフリーの関係が手紙から軍に知れてしまい、後にヴェラとエドワードの父は自殺してしまうのが悲しい。
そんなマッチョながらも繊細で姉思いのエドワード=タロンくん、実は「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンならば嬉しいのだろうキット、ただでさえ細いアリシアちゃんコルセットつけて衣装が本気でかわいいし、「マーリン」では色白アーサーに比べてダークスキンと思ってたコリンは本作では繊細なキャラのためか色素薄くてまたまた妖精ぶりを発揮しておりました。
あ~いい買物をした、と思えるDVDでした。
小ネタに固執した ネタバレ あり
この映画は実話で、アリシアちゃんは原作の自叙伝を書いたヴェラを演じています。
物語は100年前、女性が大学へ行くのは狭き門だった時代にヴェラはオックスフォードに入学します。が、彼女について羨ましいのは、美人なことより家が裕福なことより頭がいいことより、タロン・エガートンが弟(エドワード)でその親友がコリン・モーガン(ヴィクター)という点ですよ!
日本で劇場公開されなかったけど、DVDには特典があるのが嬉しいところです。監督とヴェラの恋人ローランド役のキット・ハリントンがコメンタリーをつけています。
興味深かったのは、キットが原作を知っていたこと。高校のGCSE(全国統一試験)の課題図書、大学進学試験Aレベルの英語や歴史の授業にも出て来たそうで、つまりヴェラはこの映画で作家を目指していましたが、後に夢を叶えていたんですね。イギリス人にとっては有名な作家の恋と戦争体験を当代人気の若手俳優達が演じた・・・というものだったのか。
始まってすぐにヴェラ、エドワード、ヴィクターが泳ぐシーンがありまして、残念(?)ながら全部は脱いでないとは言え、原作に従って「ヴェラがヴィクターの裸の背中を見る」シーンがありコリンの背中にマーリンファンが狂喜した、と監督が。原作、good job!コリン下半身はタロン君の半分くらいしか体積ないけど背中はなかなかセクシーでした。マーリンではほとんど脱がない清純派でしたから効果抜群。
この映画の中ではヴェラがオックスフォードに入学する2014年で21歳くらい、ボーイズは19歳。物語はその4年前から始まるのでその泳ぐシーンだとヴェラ17歳、ボーイズ15歳。コメンタリーで監督とキットも言ってましたけども、演じた俳優達の実年齢は2014年の時点でアリシアちゃん26歳、キット28歳、タロンくん25歳、コリン28歳と皆役よりも年上だけど若く見えるのです。ボーイズなんてパブリックスクールの生徒ですからね。イギリスにも若く見えるアイドル俳優が日本なみに育っているのか(笑)。
とは言え、俳優の仕事はかわいいだけじゃない。泳ぐシーンは水温8度だったので皆凍えてたそうです。特にタロンくんはウェールズ出身だから水に強いはずなのに入るのを1番嫌がってたと(笑)。水だけでなく3月のイギリスは寒かったそうで、ラグビーシーンとか麻の白いスーツとか薄着ばかり。監督は「ここではタロンが寒くて」「これは凍ってるコリンだ」のコメント多発。
オックスフォードのカレッジでの撮影には1日約33.000ドルかかるそうです。でも撮影に必要な作業を手伝ってくれなかったと監督はこぼしてました。あ、そうそうケント監督自身もオックスフォード卒業生です。
コメンタリーあってよかったのは、実は豪華キャストは若手だけでなく、DVD裏のクレジットにもない役までローランド母役にアナ・チャンセラー、ちょい役の看護士にヘイリー・アトウェルも出てるんです。本編見ただけでは気がつかなかったボケな私でした。
もうひとつコメンタリーで知るまで気づかなかったことは、エドワードの友達ジェフリーが途中から登場するんですが、彼は実はエドワードの恋人だったのです。本編でエドワードはジェフリーからの手紙を大切にポケットに入れて持ち歩いていて、内容は軍の検閲があったので「君を思った。親愛なる友よ。」「必ずまた会える。この世か来世で。」という控えめながら感情を伝えたものだったんです。(私この手紙の内容ぼっ~っとしてて頭に入ってなかった)
それでヴェラとエドワードが姉弟以上に魂が近い双児のような関係だったことに納得しました。ヴェラは作家を目指してた当時非常に新しい考えの女性でした。エドワードはゲイだったので伝統的な男女の関係から自由な姉をホントに理解していたと思います。しかも彼も作曲家志望の芸術家でしたから。ただ、エドワードとジェフリーの関係が手紙から軍に知れてしまい、後にヴェラとエドワードの父は自殺してしまうのが悲しい。
そんなマッチョながらも繊細で姉思いのエドワード=タロンくん、実は「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンならば嬉しいのだろうキット、ただでさえ細いアリシアちゃんコルセットつけて衣装が本気でかわいいし、「マーリン」では色白アーサーに比べてダークスキンと思ってたコリンは本作では繊細なキャラのためか色素薄くてまたまた妖精ぶりを発揮しておりました。
あ~いい買物をした、と思えるDVDでした。