幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

コロナ患者の約37%に急性腎不全、NY医療機関の研究で判明

2020-05-18 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200518-00010004-reutv-n_ame

 米ニューヨークの医療機関で治療を受けた新型コロナウイルス患者の3分の1以上が急性腎障害を発症し、およそ15%が透析を必要としたことが、同州最大の医療機関グループ「ノースウェルヘルス」の調査で分かった。

 新型コロナウイルスがどのように人体を攻撃するのか、世界中の専門家が解明を急いでいるが、ニューヨークから新たな報告が。

 NYの医療機関で治療を受けた新型コロナ患者の3分の1以上が、急性腎不全または腎障害を発症し、そのうち14%が透析を必要としたことが同州最大の医療機関グループ「ノースウェルヘルス」の調査で分かった。

 調査に当たった1人、ケナル・ジャヴェリ博士によると、調査は3月1日から4月5日までの5449人が対象。

 調査に当たったケナル・ジャヴェリ博士
 「患者のうち36.6%が急性腎不全または腎障害を発症した。そのうち14%が透析を必要とした」

 腎障害は腎臓が機能不全に陥り、老廃物をろ過できなくなることで起こる。

 腎機能低下は早期の段階で発生していることが調査から判明した。約37%は病院搬送時すでに症状が見られたか、入院後24時間以内に発症した。

 ジャヴェリ博士によると、人工呼吸器を必要とする重症患者の多くに腎不全が見られたという。人工呼吸器を必要とした患者1000人以上のうち、約90%が急性腎不全を発症した。

 ただ博士は、一般的に重症患者は状態が重くなるにつれて腎不全を併発する傾向があるとも述べている。

 だが博士は、こうした症状を発症する危険性のある患者の割合を知ることで、患者数が増加した際に必要な設備や人員の配置計画に役立つだろうと話している。

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研究医が指摘した、新型コロナウイルスのワクチン「実現しない可能性」

2020-05-18 | 医療、健康

ワクチン開発、第3段階で9割がぽしゃります。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200518-00000003-biz_lifeh-hlth

世界中の人々が、新型コロナウイルスのワクチンを今か今かと待っています。

1年~1年半後にできるという現在の予測が、実現すると信じているのです。ワクチンは、それよりもっと早くできるかもしれない、とする報道もあります。

開発中のすべてのワクチンや治療法の進捗状況を、随時チェックしているウェブサイトすら存在しています。

多くの人は、1年ほど大人しくしてさえいれば、そのあとは普通の生活に戻れるだろうと考えているようです。

「ワクチンは開発できるし、実際に実現するだろう」と期待するもっともな理由はあるものの、現実はもっとずっと複雑です。

正常な環境であっても、ワクチン開発というものは込み入った不安定なプロセスです。

パンデミックという状況によりプレッシャーがかかって開発が加速したとしても、ワクチンが1年~1年半でできるという保証はありません。

それどころか、将来的にワクチンができるという保証もないのです。

たとえば、HIVのワクチンはいまだに存在しません。優秀な研究者たちが何十年も努力してきたにもかかわらずです。

テキサス大学健康科学センター・ヒューストン校公衆衛生学部(UTHealth School of Public Health)の感染症疫学者・Catherine Troisi氏は、「(ワクチン開発は)単なる科学ではなく、高度な技術です」と語ります。
どの抗体が有効かを予測するのが最大の困難
ワクチン開発の持つ限界の1つは、何が有効かを予測するのが難しいことです。

ワクチンの働きは、免疫システムを刺激して抗体をつくることです。抗体はウイルスを認識し、ほかの免疫細胞の反応を引き起こします。

「新型コロナウイルスに対する免疫の働きについて、すべてがわかっているわけではありません」とTroisi氏は説明します。

科学者たちは、どの抗体が有効なのか、そしてウイルスのどの部分が、こうした抗体をつくる刺激となるかを、これから確認しなければならないのです。

たとえば、開発中のワクチンの多くが、ウイルスの表面にある「スパイクタンパク質」に対する抗体をつくることに力を入れています。

この抗体が、感染後に回復した人たちの中に見られるからです。

ところが、感染後に回復した人たちに見られるからという理由だけでは、その抗体が問題のウイルスを撃退するための免疫システムを活性化するのに有効だとは言えません。

私たちがまだ発見していないほかの抗体が、実際に免疫を授けることができる抗体かもしれないからです。

免疫システムを活性化して抗体をつくるようにするためには、まずは、ウイルスのどの部分が抗体の産生を刺激するのかを特定しなければなりません。

あとは、その部分を抗原としてつくられたワクチンによって産生される抗体が、免疫をもたらすのに有効であることを期待して待つわけです。

このプロセスは慎重を要します。ワクチン候補が人に試されてみないことには、有効かどうかわからないのですから、なおさらです。

悪いニュースばかりではない
良いニュースもあります。

ヒューストン・メソジスト病院の研究医John Cooke氏は「ワクチン開発に使えるツールは、以前より良くなっています」と語っています。

同氏は、製薬会社GeneOneと協力して、新型コロナウイルス用のRNAワクチンの開発に取り組んでいます。

たとえば、新型コロナウイルスのゲノム配列は迅速に解析されました。

ゲノム配列は、見込みのあるワクチンを開発するために必須の情報です。

ワクチンのいくつかは、すでに試験が行われています。ワクチン候補は、これまでになかったほどのスピードで開発・製造されているのです。
ワクチン開発は数が勝負
さまざまな意味で、効果的なワクチンの開発は数が勝負です。

そのうちの1つが成功することを願って、たくさんの方法を試さなければなりません。

「開発中のワクチンの数は十分でしょうか?」と、Cooke氏は問いかけます。「ほかには、どんなワクチンができてくるでしょうか?」

たくさんのワクチンを開発し、ワクチンの機能を設計する際に多くの異なる方法を試すことがこれほど重要なのは、そのためです。

どのワクチンが成功するかを予測できる良い方法はありません。

100個のワクチンのうち成功するのが1つだとして、現在開発中のワクチンが99個しかないとしたらどうなるでしょう?

ありがたいことに、ワクチン候補の開発を進めている企業は数多くあります。

しかも、たくさんの異なるアプローチで開発を進めています。

「このワクチンの開発には、非常に多くの革新的なアイデアが使われています」とCooke氏は述べています。
安全性・効果の試験は極めて重要
こうした試みの1つひとつを、慎重かつ徹底的に試験し、その安全性と効果を評価する必要があります。

臨床試験にはフェーズⅠ、Ⅱ、Ⅲがあり、志願者への治験が行われ、効果があるかどうか、危険なあるいは好ましくない副作用がないかどうかが評価されます。

治験のスピードを上げる方法はあるにしても、長いプロセスであることに変わりはありません。

現在治験が行われているワクチンが安全で、有効に働くことが期待されますが、そうなる保証はありません。

私たちは、有効なワクチンが見つかるまで、ひたすら試し続けなければなりません。後から開発されたワクチンが有効かもしれません。

その場合、ウイルスの危険性と共に生きる時間は長くならざるを得ません。

ワクチンが安全かつ効果的だと確認することは、非常に重要です。

ワクチンが慌てて市場に出され、あとになってから、「危険な副作用がある」あるいは「あまり効かない」ことがわかれば、問題を増やすだけです。
ウイルスが突然変異する可能性も
毎年、私たちは新たにインフルエンザ予防接種を受けます。予防接種を受けても、ときにはインフルエンザに感染してしまうこともあります。

これは、インフルエンザが急速に変異するウイルスだからです。Cooke氏は次のように説明しています。

ウイルスは突然変異することがあります。開発したワクチンに影響されないレベルにまで、変異してしまうことがあるのです。

もし新型コロナウイルスが急速に変異するタイプのウイルスなら、予防接種を毎年受けなければならないかもしれません。

ただし、Troisi氏が指摘するように、これまでこのウイルスには、多くの変異は見られていません。

しかしこのウイルスが変異しなければならないような進化的圧力を受けていないことも事実です。

ワクチンができて、もっと多くの人が免疫を持つようになれば、変異は増えるかもしれません。

考えたくないことですが、ワクチンの登場までに何年もかかる可能性はあります。

あるいは、ワクチンができない可能性もあります。低いけれど、可能性はあるのです。

もしそうなった場合、未来はどのようになるだろう…と、少し考えてみる価値はあるでしょう。

コメントから
間違えないでほしいのですが、ワクチン接種の受動免疫で抗体ができたとしても、罹患しないわけではありません。重症化が防げるだけです。インフルエンザ予防接種は肺炎の重症化を防ぐだけで罹患しなわけではありません。コロナウイルスに関しても、いったん罹患して自分に抗体ができたとしても重症化しないだけで、他人には移す可能性があるんですよ。その点からはワクチンが万全ではありません。同様に薬剤に関しても罹患機関を短縮するだけで重症化を防ぐことしかできません。死亡症例は減少するはずですが、ワクチンできたから、薬剤ができたから安心だよ、というのは大間違いです。

ウィルスが変異していて急に重篤化する事も有る新型コロナ、ワクチン
が出来れば一番良いが、数種類の特効薬だけでも出来れば不安は減少する

 

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英BAT、タバコ葉由来ワクチン候補の治験を準備中

2020-05-18 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200518-00000012-reut-eurp

巻きたばこ世界2位の英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)<BATS.L>は15日、タバコ葉由来のたんぱく質を活用した自社の新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験(治験)を準備中であることを明らかにした。

前臨床試験では免疫応答が生じた。米食品医薬品局(FDA)の許可を取得次第、第1相臨床試験を進める方針だとしている。

BATは4月、タバコ葉を原料に新型コロナワクチンを開発中と発表して人々を驚かせた。同社は政府機関や適切なメーカーの支援が得られた場合、1週間当たり100万─300万本のワクチンが生産可能との認識を示した。

この日は治験許可申請(IND)に先立ってFDAに資料を提出し、FDAから受領通知があったことを明らかにした上で、ワクチン候補について他の国の政府機関とも協議中であると述べた。

治験は早ければ6月下旬に始まる見通しという。

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コロナ時代に「売れる商品・売れない商品」トップ30、口紅は大幅減

2020-05-18 | 徒然なるままに

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200518-00237355-diamond-bus_all 略

● マスクに触れる口紅、頬紅が大苦戦 洗顔フォームや基礎化粧品はダメージ小

 調査会社インテージがドラッグストアやスーパー、コンビニなど約4000店舗の販売データを基にコロナの影響を調べた調査によれば、昨年と比べ売れなくなった商品のワースト30のうち、9品目を化粧品が占めている。

 中でも落ち込みが激しいのは、前年同期比26.3%と4分の3程度減り、ワースト2位となった口紅だ。他にも頬紅が同48.5%、ファンデーションが同50.7%、おしろいが同53.7%、アイシャドー同58.4%などと、売り上げが4割以上ダウンした商品が続出している(4月20~26日、推計販売金額ベース)。

 化粧品の販売減は、単に外出自粛で化粧をする機会が減ったことだけが原因ではない。化粧品の中でも売れ行きの“格差”が生じ始めている。

 「メーク関連でも、マスクに触れる部分の商品が特に厳しい」(コーセー)。コロナでマスク装着が当たり前になったことで、口紅や頬紅といった、口周りのメークのニーズが激減しているのだ。

 たとえ緊急事態宣言が解けても、マスク着用という文化は当面変わらないだろう。今後人々が外に出歩くようになり、化粧をする頻度が元に戻っても、需要が回復しない可能性は十分にある。

 一方で、洗顔クリームは同104.7%と前年よりプラスに。また、アルコール消毒が増えたことで、手荒れを抑える栄養クリームが同90.4%。他にも、パックは同91.4%、化粧水は同86.0%と落ち込み幅が小さい商品があり、「外出やマスク着用の有無に関係なく使う、基礎化粧品への需要は底堅い」(インテージマーケティング部の小林恵一氏)。
 女性の“美”に関し、売れている商品は他にもある。コーセーでは、化粧崩れを抑える「メイクキープミスト」が昨年6月の発売から9カ月で100万本を突破するヒット商品に。「マスクの着け外しによる化粧崩れを防ぎたいというニーズがあった。われわれもノーマークの製品で異例の売れ行き」(同社)。
 また苦戦が続くマツキヨHDでも、女性の美をターゲットにしたプライベートブランド「matsukiyo LAB アスリートライン」のプロテインバーが、「運動時に取るものだが、コロナ禍であっても好調な販売が続いている」(同社)。
 化粧品の売れ行きが苦しいといっても、着眼点次第で顧客のニーズをつかめるのだ。
● リモートワークの影響? リポビタンシリーズは8.4%減の見通し
 化粧品を除くと、ワーストランキングの上位を占めるのは、外出や旅行に関する商品だ。ワースト1位で前年同期比13.1%の鎮暈剤(酔い止め)や、3位の日焼け止め(同36.7%)、6位の制汗剤(同46.6%)は納得の結果だろう。
 コロナに伴うテレワークの影響を感じさせるのは、11位の眠気防止剤(同56.4)や12位の強心剤(同57.8%)、22位のミニドリンク剤(同67.9%)だ。自宅で作業するようになったことで、会社に到着する前に気合を入れるために栄養ドリンクを飲むといった機会は減っただろう。
 実際に大正製薬HDは、コロナの影響により、主力商品の「リポビタンシリーズ」の21年3月期の売上高は、前年同期比8.4%減の466億円となる見通しを5月14日に公表。コロナが契機となって導入が進んだテレワークは、日本のビジネスパーソンの体にプラスなのかもしれない。

● 除菌グッズに熱さまシート ヒット商品抱える小林製薬
 一方、売れた商品ではうがい薬が前年同期比320.1%、殺菌消毒剤が同301.8%とコロナ予防グッズがワンツーフィニッシュを決めた。

 3位から5位には、お菓子作りなどに使うエッセンス類(同284.8%)、ホットケーキミックスなどのプレミックス(同245.7%)、小麦粉(同232.9%)と、自宅で作る子どものおやつ需要を満たす商品が占めた。

 またマスクは同218.1%で6位になった。実は2月24日~3月29日までの間、マスクの売れ行きは前年同期比で100%を割っていた。これは品薄が続き、ニーズがあっても商品そのものがなかったからだ。「3月下旬以降、店舗に商品が供給され始め、販売実績が右肩上がりになっている」(小林氏)。

 コロナ対策グッズや巣ごもり需要という、今売れる商品に各社が知恵を絞る中、すでに売れるユニークな商品を多く抱えている企業の一つが小林製薬だ。

 まず「熱さまシート」が20年1~3月期に前年同期比129%と販売好調だ。「コロナにかかったときにないと困るという心理からか、購入が増えた」(同社)。加えて在宅の時間が延び、トイレの利用回数が増えたことで「液体ブルーレット」の除菌タイプが同128%と売れた。加えてアルコールを含んだ薬用ローションの「オードムーゲ」も同128%で、「もともとはニキビ対策に使われる拭き取り化粧水だが、スキンケア対策なのか、アルコールの除菌効果を狙った利用が増えたのかのいずれか」(同社)という。

 コロナ禍は多くの企業にダメージを与え、その余波の全容はまだ見えない。ただ、変化した環境下でこそ売れる商品は確かに存在する。ニーズを探し掘り当てれば、「Withコロナ・ポストコロナ」時代を生き抜く武器となる。

コメントから

うがい薬1位だけど、イソジンは常在菌を殺してかえって喉の抵抗力を弱めるから逆効果なんだよね。
ハンドソープが品薄ならボディーソープ、固形石鹸、それも売り切れならば洗顔料で手を洗うって方法も。
顔用だから保湿成分もあるし、とにかくウイルスを界面活性剤と流水で物理的に流せればいいからね。
アルコールジェルは必ずしも必要ではない。

パスタが売れてるけど、免疫力あげるため栄養とりたいなら小麦粉のパスタよりも蕎麦の方が栄養あると思うんだよね

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「ネットでも話題になっている」新指標“K値”に西村大臣が見解

2020-05-18 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200517-00010015-abema-soci

西村経済再生担当大臣は17日、会見を開き、新型コロナウイルスの感染者数の動向を把握する新たな指標「K値」への見解を示した。

 西村大臣は「ネットでも話題になっているK値について」として、専門家会議で提示があったことを説明。『K値』とは、直近1週間の感染者数を累積感染者数で割ったもので、大阪大学の中野貴志教授が発案し、専門家会議で大阪大学の大竹文雄教授から提示があったという(議論はなし)。例えば3月25日を基点に全国の感染者数を見た場合、右肩上がりで増えていた4月14日のK値は3796÷6845=0.555、減少傾向にある5月16日のK値は531÷14993=0.035になるという。

 西村大臣によれば、中野教授が提案しているのは「K=0.05」という目安。ドイツが6日に経済規制の緩和を公表した時のK値は0.044、フランスが11日に外出制限を解除した時のK値は0.059で、東京のK値を0.05に換算すると1週間の累積患者数は240名(人口10万人あたり1.7人)になるという。

一方で、政府は緊急事態宣言解除の基準として、「今週の新規報告数÷前週の新規報告数≦1」「直近1週間の10万人当たり累積報告数≦0.5人程度」などを示している。これらを踏まえ西村大臣は「中野先生からは“時々クラスターが起こると数値が増えることがあり、K値の方が大きな傾向が見えてより正確ではないか”という指摘をされている。一方で、我々の基準も特定のクラスターや院内感染などの状況を加味していて、結果として同じようなものになり、より我々の方が厳しい基準になっている。とはいえ、傾向を見るにはK値はひとつの指標になると思うので、今後の判断の参考にしていきたい」との見解を示した。

 また、K値を緊急事態宣言の解除・再指定の判断の参考にするかという質問には「すでに解除・再指定の基準を示しているので、K値を採用するということは今の時点ではない。ただ、傾向を見るには一定の意味があると認識しているので、数字としては追って参考に見ていきたい」と答えた。

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驚愕…!「歯周病」が原因で肥満、EDになる可能性

2020-05-18 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200517-00000005-friday-soci

新型コロナによるストレスフルな毎日、気をつけたい「歯周病菌」が原因の体の不調

最近、数多くの病気を誘発しているのが、歯周病だという研究結果が次々と発表されている。ウイズコロナで、思うように行動できないストレスフルな毎日が続くが、歯周病を悪化させる要因の一つにストレスが挙げられている。働き盛り世代の日本人労働者の二人に一人は歯周病を発症しているという報告もある。

多くの人が毎日朝晩、歯みがきしているにもかかわらず、歯周病になるのはなぜなのか? 歯周病研究の最新情報を日本大学歯学部教授の川戸貴行氏に聞く

太るのも「歯周病」のせい? 肥満のリスクが3倍に!

歯科臨床総合誌『月刊ザ・クインテッセンス』に、川戸貴行氏と公益財団法人ライオン歯科衛生研究所の調査でわかった興味深いあるデータが発表された。それは、歯周病があると肥満になりやすくなるというのだ。

「9年間の調査で、歯周病の典型的な症状である“歯周ポケット”が年1回の検診で6回以上見つかると、なかった場合に比べて、3倍も肥満になりやすかったことがわかりました」 (川戸貴行氏 以下同)

なぜ歯周病になると太りやすくなるのか、原因はまだ解明できていない。川戸氏は、炎症性サイトカインの影響で脂肪細胞が肥大しやすくなり、脂肪を蓄えやすくなるのではと考え、研究を進めている。

◆新発見が続々と報告されている「歯周病」。よく耳にするけど、その原因、症状とは?

腸内の次に細菌が存在するという口の中の細菌の数は、700種類とも900種類とも言われている。その中で歯周病の原因と考えられているのは100種類ほど。

虫歯菌は口の中に残った糖分をエサに、白くてネバネバした物質を作り出し、虫歯と歯周病の原因となるプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊を歯の周囲に粘着させる。歯周病菌は空気を嫌い、血液にも含まれるタンパク質やアミノ酸をエサとするため、空気が届きにくいプラークの奥深くや血液に似た成分で満たされる歯と歯茎の間のわずかな隙間で活発になる。この歯と歯茎の間の隙間は1~2㎜の深さが健康な状態とされるが、歯周病にかかると深くなり、4㎜以上では歯周ポケットとよばれ、歯周病の典型的な症状となる。

他にも歯周病には歯茎の赤み、腫れ、出血などの症状があるが痛みは少なく、そのまま放っておいておくと歯茎は本来の位置から下がり、歯が長くなったように見える。さらに症状が進むと歯を支える骨が失われて歯がぐらつき始め、最終的には歯が抜け落ちてしまう。

歯茎の間の隙間が4㎜以上になる「歯周ポケット」。歯周病の典型的な症状だ

◆自覚がなく、進行し慢性化する「歯周病」。歯周病菌が引き金で作られた“炎症物質”は、血液で体全体に運ばれる

歯周病は年齢とともに増え、30代~40代では2人に1人が歯周病だというデータもある。

歯を失ってしまうことも怖いが、もっと怖いのは、歯周病の自覚がない状態で進行しつつ慢性化して、さまざまな病気のリスクを押し上げるということだ。

「歯茎にはたくさんの毛細血管が走っていて、つねに歯周病菌との攻防が繰り返されています。歯周病は軽微な慢性疾患状態で、一時的なものであれば白血球がやっつけるのですけど、この攻防が続くとその最前線の歯周ポケット深くで歯茎や骨にダメージを与える炎症物質が増えていく。5年10年というスパンで炎症状態が続くと、血流にのって臓器や血管壁にも毒性を発揮し、循環器系や糖尿病のリスクを上げていると考えられています」

歯周病があると、炎症物質は血液にのって全身に回る。実際、腕から採血した血液を歯周病のある人とない人で比べると、歯周病のある人には炎症物質が高く検出されるという。

◆動脈硬化を起こしている部分から歯周病菌が検出されたという報告も

歯周病を原因とする、さまざまな病気の中でも古くから研究されているのが、虚血性心疾患だ。

「歯周病菌が血中に入り込むとマクロファージや白血球が捕食します。その結果、これらの細胞も死んで、その死骸が血管につき、動脈硬化の一因になります。また、血管についたものがコブのようになり、それが剥がれ落ちて血栓となることもあります」

動脈硬化を起こしている部分から歯周病菌が検出されたという報告もたくさんあるという。さらに、炎症物質の一つ、“炎症性サイトカイン”が血中を移動することによって血管内皮細胞や白血球が刺激され、血管に負担をかけて、心臓血管系の異常を引き起こすこともあると考えられている。

◆正常値の人でも、歯周病の慢性化で糖尿病になるリスクが6.4倍に

糖尿病も歯周病と深い関係があることが知られている。川戸氏が(公財)ライオン歯科衛生研究所と行った前出の調査でも、それが証明された。

肥満ではなく、血糖値、血圧、中性脂肪も正常値だった人を2003年から2012年までの9年間追ってみたところ、歯周病である期間が長いと、これらの値が異常値となるケースが多く、年1回の歯科健診で歯周ポケットが6回以上認められた人は、5回以下の人の6.4倍も高血糖になりやすかったという。

なぜ、こんなことになってしまうのか。

「食物を摂ると、インスリンが分泌されて、血糖値を下げます。ところが、炎症性サイトカインがあると、インスリンの働きが低下し、その結果、血糖値の下りがにぶくなってしまうのです」

その結果、糖尿病でなかった人も高血糖になってしまい、糖尿病の人は病状を悪化させてしまうことになるのだという。

では、歯を磨いていれば、糖尿病にならないのだろうか。

「確かに歯周病の人は糖尿病になりやすかったり、糖尿病を悪化させてしまいますが、糖尿病になるには、カロリー過多など主犯となる原因がある。循環器系の病気にしても同じです。歯周病は病気を助長させますが、歯周病だけで病気になるわけではありません」

とはいえ、歯周病が要因の一つであることは確か。歯周病予防が糖尿病や循環器系の病気の予防にもなるのだ。

◆アルツハイマー病、腎臓病、EDも!

炎症性サイトカインによる悪影響は、まだまだある。

「アルツハイマー病の人の脳にはアミロイドβというタンパク質の一種が多く見られ、これがアルツハイマー病の進行に大きく関与すると考えられていますが、炎症性サイトカインはアミロイドβの数値を上げると言われています。

また、腎臓は血液のろ過機能の働きがあり、それだけ血液が集まる臓器です。血液に炎症性サイトカインが含まれていることによって、腎臓により負担をかけてしまう。その結果、腎臓病になることも考えられています」

陰茎も毛細血管の塊。炎症性サイトカインの作用で血液がスムーズに流れないと勃起できなくなる。EDと歯周病の関連性も、最近は注目されている。

また、早産や低体重児の危険性も、喫煙や飲酒に次いで歯周病に関連があるとされている。妊娠中はつわりなどで歯磨きがおろそかになることもあり、それも歯周病を増やす一因になるという。

さらにHIVの進行も早める可能性がある。

「歯周病菌が作り出すブチル酸がHIVウイルスを活性化させる働きがあるとの報告があります」

◆歯周病の原因は、喫煙、ストレス、薬…

まさに全身くまなく悪さをする歯周病。予防するのは歯磨きなのだろうか。(公財)ライオン歯科衛生研究所との調査では、1日1回歯磨きする人の歯周病発症率を1とした場合、1日3回歯磨きすると、0.6にまで下がるという。

「歯茎から血が出る、歯茎が腫れるなどの症状があれば、歯周病とわかりますが、初期の段階は無症状で、気づかないうちに歯周病が進んでしまうことがほとんどです。自覚症状がなくても1年に1~2回は定期検診を受けることをおすすめします」

しかし、これだけやっても万全ではない。

「歯周病は多因子疾患で、歯磨き以外にも宿主因子と環境因子が大きく影響します。宿主因子というのは、患者自身にかかわる要因です。体質的なこともありますが、一般的に免疫力が低下していると歯周病が発症・悪化しやすくなることがわかっています。また、年齢が高くなるほど、リスクは高まり、女性は思春期や妊娠中、更年期などホルモンが変動する時期も悪化しやすくなります。環境因子は喫煙やストレス、薬などです」

ニコチンは歯周病菌の発育を促し、受動喫煙でも歯周病のリスクは高まるという。また、唾液には口の中の菌の増殖を抑え込む働きがあるが、花粉症などの治療に使う抗ヒスタミン剤の中には唾液の分泌を止めてしまうものがあり、それによって歯周病菌が増える。ストレスも歯周病菌を増やす要因になる。

外出自粛が続く中、うつうつとした状態でストレスをため、運動不足などで免疫力や体力が低下すると、歯周病にもなりやすくなる。1日3回歯を磨き、年1~2回定期検診、気分転換をしてストレスをためこまず、適度な運動を心がける。それが歯周病の予防策だ。

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コロナ、1週間で感染リスクなし? 隔離2週間は必要か

2020-05-18 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200517-00000020-asahi-sctch

 新型コロナウイルスに感染して入院した場合、現状では、症状が落ち着いてからPCR検査で2回続けて「陰性」と判定されないと退院できない。自宅やホテルでの療養者や、患者の濃厚接触者は、原則2週間の待機が求められる。しかし難治性血液疾患などを専門とする小島勢二・名古屋大名誉教授は、最新の知見では、発症から1週間経てば他人に感染させるリスクはほぼなくなるという。本当なのか。小島さんが解説した。
■その答えは台湾の研究に
 東京や大阪など8都道府県をのぞき、ようやく新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が解除されることになった。一方で、第2波への備えの必要性が叫ばれている。第1波で科学的根拠に基づく対応がとれなかったのも仕方ないが、第2波については、科学的根拠に基づいた対策を取る必要がある。新型コロナウイルスの陽性者および濃厚接触者は、いつまで隔離すべきであろうか? 現在の基準では、隔離を解くには、陽性者はPCR検査で2回続けて陰性が確認されることが必要だ。自宅やホテルでの療養者も、検査で2回陰性が確認されるか、2週間の隔離が求められる。濃厚接触者も原則、患者に接触した時点から2週間の自宅待機を求められる。最近、台湾からこの問いの答えになる研究結果が報告された(https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2765641)。台湾で、新型コロナウイルス感染の確定診断がついた100人に濃厚接触した2761人について、濃厚接触者が最初に患者に接触した時期と、感染の有無との関係について調べた。患者のうち9人は無症状であった。濃厚接触者の内訳は、家族が219人、病院関係者が697人、その他が1755人である。
■二次感染、発症6日目以降はなし
2761人の濃厚接触者のうち、二次感染したのは22人(0.7%)であった。軽症患者よりも重症患者に接触した人の方が、感染するリスクが高かった。無症状の患者に接触した91人のうち、二次感染をおこした人はいなかった。二次感染した22人のうち、10人は患者に症状が出る前の接触歴があり、9人は症状が出た日から3日以内、3人は4日目あるいは5日目だった。すなわち、発熱やせきなどの症状が表れてから6日目以降に接触しても、感染することはなかったのだ。 無症状の患者に接触した人についても、PCR検査が陽性となった日から数えて6日目以降になると感染者はいなかった。二次感染者の半数には患者に症状が出る前に接触歴があったが、この時期に患者との接触を避けるのは不可能であろう。
■PCR検査でわかること、わからないこと
コロナ禍を機に、「PCR検査」という単語がわが国で市民権を得ることになった。しかし、PCR検査には「定性検査」と「定量検査」があることはあまり知られていない。ウイルスのDNAは目では見えないので、定性検査では、特殊な装置を使って目的とするDNAを増やす。目で確認できれば陽性、確認できなければ陰性と判定する。新型コロナウイルスの診断には、通常のPCR法で十分である。
一方、どれくらいウイルスがいるか(定量)を測定できるリアルタイムPCRという方法もある。PCRの1サイクルで目的とするDNAは2倍になるが、増やしたDNAがある量に達するのにPCRを何サイクル回したかがわかれば、最初に存在するDNAの量を推定することができる。ウイルスが感染した時に症状がでるには、一定以上のウイルス量が必要である。新型コロナウイルスについても、海外からリアルタイムPCR法でウイルスの量を測定した研究が数多く報告されている。これらの研究によると、症状の発症前後が最も多量のウイルスが検出され、感染から1週間を境にウイルス量は急速に減少する。台湾からの報告と合わせると、新型コロナウイルスが他人に感染するには一定のウイルス量が必要で、発症から1週間経てば、この値を下回ると想像される。ウイルスの診断は、元来、綿棒でのどをぬぐってとった液体などからウイルスを分離して確認していた。細胞を培養中のフラスコ内に、ウイルスが含まれていると思われる検体を加え、細胞が変化するのを顕微鏡で観察するのだ。煩雑なので、簡便なPCR法がとって代わったが、感染力がある生きたウイルスがいるかどうかは、この方法に頼らなければならない。PCR法では、感染力のない死んだウイルスも併せて検出されるので、感染する力があるかどうかは、ウイルスの分離培養の結果を待たなければならない。
■ドイツでも8日目以降はウイルスなし
新型コロナウイルスについて、診断時から時間を追うごとに分離培養を行ったドイツからの報告(https://www.nature.com/articles/s41586-020-2196-x)では、診断直後は高い確率でウイルスを分離することができたが、日を経るごとに減少し、発症から8日目以降では、検査した全員において分離することができなかった。新型コロナウイルスの分離培養は、もっとも危険な病原体を扱える限られた研究所しかできない。ウイルスの定量や分離培養の結果も、台湾から報告された研究と符合しており、これらの研究結果を総合すると、新型コロナウイルスは、症状が出てから1週間経てば、すでに感染力を失っていると考えられる。
 この研究結果は、今後の新型コロナウイルスの感染対策に極めて重要な意味を持つ。今回の知見をもとに、これまでのわが国における新型コロナ感染対策を顧みるとともに、今後の対策にこの結果をどう生かすかについて論じてみたい。
 従来、保健所が窓口になっている帰国者・接触者相談センターでは、PCR検査を受ける基準は、発熱などの症状が表れてから4日以上経過してからとされてきた。加藤勝信厚生労働大臣が保健所や国民の誤解であったと発言して物議をかもしているが、実際、ほとんどの患者が、PCR検査を受けるのは発症から5日目以降であったと思われる。さらに、PCR検査の結果が届いて陽性が判明し、隔離されるのは、多くは発症から1週間以上経過してからであった。すなわち、最も感染リスクが高い時期には隔離されておらず、すでに感染のリスクがなくなってから厳重な隔離管理をされていたことになる。台湾では、今回の結果をもとに、発症後1週間経過し、病状が悪化する恐れがなければ隔離する必要はないとして、自宅療養を勧めることになった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200519-00000103-spnannex-ent岡田晴恵教授 陰性2回、2週間隔離は「ナンセンスかな」番組では、「海外からの報告では(感染症状の)発症から1週間経てば他人に感染されるリスクはほぼなくなる」とする名大の小島勢二名和教授の見解を紹介。ドイツの治験例なども示した。この見解について、岡田教授はまず、「感染力があるかないかというのは、生きたウイルスが体の中から分離できますか(体外へ)出してますかということ。発症後8日目以降はそういうものは出ないんですよ、つまり他者と濃厚接触しても、うつす可能性は極めて低いと推察されますということ」と解説。これに対して「日本の場合、(発症から)2週間隔離もしくはPCR(検査)で2回陰性(と判定されるまでは隔離)ということをやってたが上に、たくさんのPCRの労力をそこに投入して新規患者さんを見つけ出せなかったという悪循環にハマっていた」と指摘。「実際には新規患者さんが発症前2日ぐらいから一番ウイルスを出して他者に振りまいていたという状況がある訳です」と振り返り、「ですから第二波(がもしも来たとき)は、やはり早く患者さんを見つけ早く隔離して早く治療して早くアビガンを与えて…というようなことをしないと国民が健康被害が大きくなります」と持論を展開。「隔離」解除まで「1週間程度で考えて対応するということが大事」だと強調。「(陰性)2回というのも14日間での隔離というのも、まぁナンセンスかなというふうには思っております」と冷ややかに語った。さらに「PCRについては新規患者さんを見つける時には感度を上げて一生懸命に。でも退院の時は1週間経過して臨床症状が良いというならばもう(院外へ)出されてもいいんじゃないか、それでうつさないんじゃないかというエビデンス(科学的根拠)がそろってきた」と語った。

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マンガでわかる「感染」を抑えることで「ウイルス」は弱毒化に向かって進化する

2020-05-18 | 医療、健康

https://diamond.jp/articles/-/237303 直接どうぞ 分かりやすいです。

 生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、iPS細胞とは何か…。分子古生物学者である著者が、身近な話題も盛り込んだ講義スタイルで、生物学の最新の知見を親切に、ユーモアたっぷりに、ロマンティックに語る『若い読者に贈る美しい生物学講義』が発刊。7刷、3万8000部突破のベストセラーになっている

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が、世界中で深刻化しつつある中、「そもそもウイルスとは何か」について、著者がダイヤモンド・オンラインに緊急寄稿し、反響を呼んだ。より多くの人に届けるべく、その内容のエッセンスを人気漫画家・イラストレーターはしゃさん(@hasya31)がマンガ化!(全2回、毎週日曜日更新予定)。連載のバックナンバーはこちらから。https://diamond.jp/category/s-seibutugaku

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コロナで最も打撃を受けた業種「BEACH」このまま滅んでしまうのか

2020-05-18 | 徒然なるままに

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200518-00072632-gendaibiz-bus_all

すなわち、旅行のオンライン予約を行う「ブッキングサイト(B)」、スポーツやライブ、イベントなどの「エンターテインメント(E)」、国際線の停止のみならず、国内線の減便に苦しむ「エアライン(A)」、横浜港に寄港した客船により感染源のイメージが世界的に広まった「クルーズ(C)」、そして「ホテル(H)」である。

 共通するのは、人の移動と集客に直結する産業であるということだ。

 先ごろ観光庁が発表した「宿泊旅行統計調査」によると、2020年3月の国内の宿泊施設における延べ宿泊者数は、前年同月比49.6%減の2361万泊。国内客が同41.8%減だったのに対し、外国客は同85.9%減と、ほぼ壊滅した。緊急事態宣言の出た4月以降はさらに悪化しているだろう。

 客室稼働率も大きく下落して、31.9%。タイプ別でみると、シティホテルが29.6%、前年同月比51.6%減と最も落ち込みが激しく、次いでリゾートホテル24.3%で同36.1%減、ビジネスホテル42.2%で同34.7%減。世界各国の出入国規制によるインバウンド(訪日外国人)旅行の停止と、国内レジャー需要の消滅が直撃している。都心のホテルのロビーがガラガラなのは、むべなるかなである。

ここ最近は「供給過剰」とも言われていた

 2010年代、宿泊業界はすこぶる好調に推移していた。1990年代前半のバブル経済崩壊以降、長く停滞していた国内の宿泊者数は、東日本大震災の2011年から数年間で約5倍増という、国際比較でみても突出した訪日外国人数の増加により、少しずつ上昇に転じていた。2019年には、国内の宿泊利用の5人に1人が外国客となっていた。

 こうして外国客のニーズをふまえた新規の投資や施設のリノベーション、新しい宿泊形態やサービスが生まれた。富裕層を顧客とする大都市圏の外資系ラグジュアリーホテルチェーンの進出や、バブル崩壊時に破綻したリゾートホテルの再生が話題となった。

 もっとも、大半を占める中間層の滞在先となったのは、日本特有の形態ともいわれる宿泊特化型のビジネスホテルで、近年このタイプが全国の主要都市に急増した。さらには若い世代向けのスタイリッシュなデザインホテル、リーズナブルなホステルやゲストハウスも各地に生まれた。東京五輪に向けた規制緩和と不動産業界の後押しで民泊が解禁され、地元と密着した新たな旅行スタイルが生まれ、宿泊シーンはますます多様化した。

 2010年代は、年間で3000万人超となった外国客の宿を、あの手この手で供給してきた10年だったといえる。数の上では、それまで「斜陽産業」とみなされていた旅館業が最多だった日本の宿泊業界が、これを機に新陳代謝を遂げつつあった。

 だが、実をいえば、ここ数年は訪日外国人数もかつての勢いを失い、伸び悩んでいた。訪日外客数トップ5の常連で、かつ人口規模の小さい台湾や香港がそろそろ頭打ちとなり、何より昨年の韓国の「日本ボイコット」の影響が大きかった。そのため、大阪や九州方面では、ホテルの供給過剰がすでに指摘され始めていた。略

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氷河期採用、9割弱予定なし 政府要請に協力広がらず

2020-05-18 | 日本問題

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200517-00000080-kyodonews-bus_all

 主要111社を対象とした共同通信社のアンケートで、バブル崩壊後に就職難だった就職氷河期世代を採用する予定がないとした企業は、回答を寄せた102社の約88%に当たる90社に上ったことが分かった。政府はこの世代の正規雇用を3年間で30万人増やす目標を掲げ、積極的な採用を企業に要請しているが、新型コロナウイルス感染拡大で先行きの不透明感が増す中、協力に広がりが見えない実態が浮き彫りとなった。

 アンケートは4月初旬から実施し、5月上旬にかけて回答を集計。「未定」などとしたのは6社で無回答は9社だった。

コメントから

氷河期世代を見殺しにしたツケは将来、慢性的な生活保護申請の増加という形で財政の負担となるでしょう。
一方で安易に外国人を受け入れ、あろうことか生活保護の受給も場合によっては認めている。
こんな歴代の政権による、ことなかれ主義が少子高齢化社会を招くことに。
民間もボランティアではないから、氷河期世代の受け入れを強要できません。
先ずは国が率先して彼らを公務員として雇い、技能を習得させて新たな納税者を育成するより外ないでしょう。

パブル崩壊後、日本経済は失われた20年と言われましたが、本当に失ったのは第二次ベビーブーマー世代による人口維持、国力維持の機会でした。

このコロナショックで、今年度卒業生が就職できるかどうかも分からないし、今年4月入社予定者が、内定取り消しが相次ぎ、もっと前の卒業者を採用するのは、どんどん厳しいと思う。

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高気圧酸素治療を開始 浜松医療センター、突発性難聴など適応

2020-05-18 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200517-00000010-at_s-l22

浜松医療センター(浜松市中区)はこのほど、血液中の酸素量を増やして低酸素状態にある組織の改善を図る高気圧酸素治療を始めた。同センターによると、県西部の急性期病院では初めて。

 患者は大気圧より高い気圧(水深10~20メートル相当)の装置内で90分間過ごし、体の隅々まで酸素を行き渡らせる。適応疾患は突発性難聴や難治性潰瘍、頸椎(けいつい)損傷など。一日一回の治療で、疾患に応じて7~30回繰り返す。これまでに約30人が治療し、おおむね症状が改善したという。

 血管外科部長の山本尚人医師は「従来の治療と併用することで、より良い治療効果が期待できる」と話す。

 治療は保険適用。問い合わせは同センター<電053(453)7111>へ。

コメントから

高気圧酸素療法は昔からやっていてもちろん保険適用ですよ。潜水による減圧症をはじめありとあらゆる疾患に効果があります。私の恩師のひとりの医師は、若い頃手術時に麻酔器のトラブルで子供の患者を死なせてしまいそうな危機的状況になりましたが、高気圧酸素療法で意識を回復し今も元気で時々挨拶に来てくれるそうです。
でも、たいがい高気酸素室や高気圧酸素カプセルは病院の地下室にひっそりありますから、なかなか一般の方は目に触れませんよね。
操作をする人もあまり知られていない臨床工学技士さんです。コロナ関係でエクモとのくくりで最近は日向に出てきましたが、世の中には地味で誰にも知られることなく、それでも大切な仕事をされている方がたくさんいるんですね。

え?今?
高気圧酸素って中側掃除大変じゃないですか?
コロナ終わるまで使えないですね。。
でも、これに入る人は割りと改善するんで、助かる人増えますね。

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乳酸菌はヨーグルト一辺倒よりも「漬物+納豆」で 専門家の「最高の免疫アップ法」

2020-05-18 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200514-00000043-sasahi-hlth 略

 漬物の「すぐき」やキウイから見つかった乳酸菌もある。これらは「植物性乳酸菌」と呼ばれる。この言葉を日本で初めて使った高崎健康福祉大学教授の岡田早苗さんに話を聞いた。

「植物性乳酸菌が含まれる食べ物の代表選手は漬物です。少量ずつでいいので毎日欠かさず取ることで効果が得られます」

 漬物は塩分が気になるという人も多いが……。

「長野の木曽地方には塩を使わない『すんき』という乳酸菌の発酵だけで作られる漬物もあって、機能性の高い乳酸菌が豊富に含まれています。他にも、乳酸菌で発酵させた茶製品で高知の『碁石茶』、徳島の『阿波番茶』などがあります。薬ではないので感染症に効くとはいえませんが、ヨーグルト一辺倒ではなく、植物性乳酸菌を含む他の食べ物も選択肢の一つとして考えたほうがいいでしょう」

 3月上旬には納豆も品薄になった。現在も都内の一部店舗では数に限りがあるようだ。ヨーグルトと同様に腸内を活性化させる効果がある納豆菌は、免疫アップという面でどうか。

「納豆菌にも腸内を活性化する効果はあると思いますが、『食べておいしい』という面で商品開発が行われていることが多い。ヨーグルトの乳酸菌のほうが機能面では選び抜かれている印象があります。ただ、最高の免疫アップ法はバランスの良い食事です。納豆を毎日1パック食べるのはいい習慣です。ヨーグルトも漬物も納豆も、可能なものを続けてください」(日本獣医生命科学大学教授の戸塚護さん)

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新型コロナと子供の川崎病や血栓症の関係について ワクチン薬抗体 免疫の宮坂先生(下)

2020-05-18 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200517-00178891/

[ロンドン発]欧州やアメリカで新型コロナウイルスに感染した子供の中に、全身の血管に炎症が起きていろいろな症状が出る「川崎病」に似た症例が相次いでいます。

どうしてなのか、テレビでもすっかりお馴染みになった免疫学の第一人者である大阪大学免疫学フロンティア研究センターの宮坂昌之招へい教授に引き続きテレビ電話で質問してみました。

木村:新型コロナウイルスは変異を繰り返し、地域適合したり、適者生存したりしているのでしょうか。平均で14日ごとに変異を繰り返している(日本の国立感染症研究所)と考えていいのでしょうか。

宮坂氏:新型コロナウイルスは変異を続けていますが、他のRNAウイルスに比べると変異の度合いは少ないようです。

それでも変異後、地域適合をしていることは確かで、これが宿主とのマッチングの問題なのか、適者生存なのかは今後の解析が必要だと思います。

木村:中国・浙江大学医学院の李蘭娟教授らの査読前論文では、変異株でウイルス量の増え方が270倍も違ったことが報告されています。

深刻な被害を広げた欧州や米ニューヨークで流行っている新型コロナウイルスと日本で流行っているのとでは別物と見た方が良いのでしょうか。

宮坂氏:In vitro(イン・ビトロ、「試験管内での」という意味)の感染試験の結果は注意してみないといけないようです。李蘭娟教授らのウイルス量の増え方が270倍も違ったという報告に再現性があるのかは分かっていません。

今のところ、生体レベルで見る限り、病原性が大きく変わったものが出てきているという確たるエビデンスはないように思います。

木村:世界各地の報道を見ていると病態が微妙に異なっているように感じることがあります。

例えばニューヨークの医師は高山病や一酸化炭素中毒のように自覚症状がないまま血中酸素濃度が急落していると報告しています。イタリアでは「死因は肺炎ではなく超微細な静脈血栓」と言う医師もいるそうです。

アメリカや欧州で重症化した子供たちに非定型の川崎病のような症状が見られるとのことです。

イギリスでは大人の患者に過炎症またはサイトカインストーム症候群(免疫系の暴走による過剰炎症)、マクロファージ活性化症候群、血球貪食性リンパ組織球症が見られると言われています。

宮坂氏:確かに多彩な症状を引き起こすウイルスです。一つの病気の中でウイルスがどこに感染するか、血管の内皮細胞に感染する人は血栓系がどうしても大きくなってきます。

スライドを用意したので、まず真ん中の大きな流れから見ていきましょう。

 

<figure class="image imgC" style="color: #333333; display: block; font-family: ' メイリオ','hiragino kaku gothic pro',meiryo,'ヒラギノ角ゴ pro w3','ms pgothic','ms ui gothic',helvetica,arial,sans-serif; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: center; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; width: 100%; word-spacing: 0px; padding: 0px; margin: 10px 0px 10px 0px;">宮坂氏提供 <figcaption style="color: #999999; display: block; font-size: 75%; line-height: 1.2; text-align: center; padding: 0px; margin: 0px auto 0px auto;">宮坂氏提供</figcaption> </figure>

(1)重症化する人はウイルスに曝露する量が多い。医療従事者で直接浴びたとか、偶発的に非常にたくさんのウイルスを浴びてしまう人がいます。そうした人は重症化しやすくなる。
喫煙歴がある、過去にウイルス感染がある、炎症を起こしていたというケースでは肺にACE2(新型コロナウイルスのレセプターになる酵素)の発現が上がってしまいます。こういうことが重症化のもとにあると思います。
循環器疾患や糖尿病など持病のある人は重症化率が高い。
(2)普通はウイルスが体内の宿主細胞に感染すると、インターフェロンがつくられます。ウイルス感染を抑える1型インターフェロン(抗ウイルス系のサイトカイン)です。
どうも新型コロナウイルスはインターフェロンのシグナル伝達に必要なSTAT1タンパク質のリン酸化が阻害され、ウイルスが入ってきてもインターフェロンがうまくつくられないようになります。
(3)それが原因となってさまざまなサイトカイン(免疫系を機能させる情報伝達物質)やケモカイン(サイトカインの一群)が制御できない形でどんどんつくられてしまいます。
(4)それが肺で起こると血液から肺に単球やマクロファージ(いずれも白血球の一種)が集まってきます。サイトカインやケモカインが単球やマクロファージを呼び寄せるのです。
(5)多数の炎症性サイトカインが大量に生み出されます。
(7)そしていろんな臓器で炎症が起きます。特に、既に炎症細胞浸潤が存在する臓器で炎症が増強されます。
肥満の場合、脂肪組織に炎症細胞がたくさんあります。動脈硬化は動脈の壁に炎症細胞があります。糖尿病は膵臓の組織に炎症細胞があります。慢性閉塞性肺疾患では肺の中に炎症細胞浸潤が起きています。
こういうところに大量にサイトカインが流れ込んでいきます。サイトカインは炎症細胞をさらに活性化させてしまいます。だからもともと炎症細胞が浸潤している臓器では特に炎症が強く起きます。
持病を持っている人がどうして重症化するかと言うと、すでに前もって炎症細胞浸潤が起こっている。そこにサイトカインがやって来て、さらに炎症を起こせと言われるので、二進も三進もいかない状況になります。
(8)それが免疫細胞に働くと疲弊と機能不全が起こります。
(9)それが肝臓や腎臓などの種々の臓器で起こると、多臓器不全になります。
これがたぶんサイトカインストームが起きる一番大きな流れです。ウイルスが宿主細胞のインターフェロン依存症シグナル経路を遮断してしまう。これがどうも原因としてかなり強いと考えられています。
次に薄い水色で示した右の流れを見てみましょう。
人によっては血管内皮細胞にウイルスレセプターであるACE2がかなり出ている人もいて、ウイルスが血液中に入った時に内皮細胞に感染します。血管内腔で炎症が起きます。活性化されると、そこに血小板がくっつきやすくなります。血栓ができやすくなります。
血小板自身が炎症性サイトカインの働きを受けると、血小板は凝集を起こしやすくなります。血小板の方もペタペタになってくっつきやすくなります。血管内皮細胞の方も活性化を受けて血小板がくっつきやすくなります。
両方がうまく働くものですから、体内のそこら中で血栓ができます。どの血管が感染したかということによって、小さな血管が感染すれば川崎病のような血管炎が起きるでしょう。脳の血管でそういうことが起これば脳動脈の閉塞が起こります。
木村:炎症性サイトカインを“アクセル”に例えるなら、“ブレーキ役”の抗炎症性サイトカインもあります。抗炎症性サイトカインはどうしているのでしょう。
宮坂氏:(5)から(7)にかけてですが、抗炎症性サイトカインのIL-10もたくさんつくられています。
炎症性サイトカインが大量につくられるので、ブレーキをかけなければと抗炎症性サイトカインもたくさんつくられますが、量的に足りないのだと思います。ブレーキが効かない状態になっています。
木村:抗体がつくられても重症化がひどくなるのはどうしてなのでしょう。
宮坂氏:悪玉抗体は抗体依存性感染増強現象(ADE)を起こしてしまいます。抗体はY字型をしています。Y字のしっぽの部分をFc領域と言います。
抗体と抗原がひっつきます。悪玉抗体の場合、抗体のFc領域がマクロファージに非常にひっつきやすい。マクロファージの表面にはFcレセプターがあって、Fc領域を捕まえる分子が出ています。
したがって抗原(=ウイルス)は抗体と結合したままマクロファージの中に取り込まれます。
マクロファージは普段なら殺菌性物質をつくっているのでウイルスが死ぬはずなのですが、殺菌性が弱いとマクロファージの中で逆にウイルスが増えて放出され、さらに感染が広がってしまうのです。
抗体もウイルスとともにマクロファージの中に取り込まれるのですが、それで血中の抗体が減るかどうかは分かりません。マクロファージの中に抗体と結合した抗原が取り込まれることで逆にマクロファージが感染するのです。
T細胞(リンパ球の一種)でも同じことが起こります。T細胞が活性化されるとT細胞の上にもFcレセプターが出ていて、ウイルスと抗体が結合したままT細胞の中に取り込まれ、T細胞も感染するという論文が中国からも出ています。
これが(8)の免疫細胞の疲弊につながります。当然それによってT細胞が死んでT細胞の数が減ります。
どうもこのウイルスはいろんなことをしていて決して善玉抗体だけができているわけではありません。
特に重症化する人は抗体ができているのだけれども善玉抗体が働くよりも悪玉抗体がメーンになって免疫細胞まで感染させてしまいます。
患者さんが亡くなる前に炎症性サイトカインがいっぱい吐き出されるものだから、免疫細胞のみならず周りの上皮細胞も筋肉細胞も影響を受けて多臓器不全になります。
SARS(重症急性呼吸器症候群)の時にもワクチンができて第1相試験まで行きました。これを動物試験でやった時に抗体依存性感染増強現象(ADE)が起きて悪くなったという例が報告されています。
ネコのコロナウイルスのワクチンでも同じことが起きています。MERS(中東呼吸器症候群)でも同じことが報告されています。
コロナウイルスではこういうことが比較的起こりやすい。どうして善玉抗体と悪玉抗体ができるのか、何がそれを決めているのかというのはおそらくウイルスの表面にスパイクタンパク質にあります。
スパイクタンパク質の上には善玉をつくらせるエピトープ(抗体が認識する抗原の一部分)と、悪玉をつくらせるエピトープがあると考えられます。ワクチンをつくる時に、うまく善玉をつくらせるエピトープをメーンにすれば善玉抗体はできやすくなります。
間違って悪玉抗体をつくるエピトープをメーンにしてしまうと逆に病気を悪くしてしまいます。
重症化すると免疫系が頑張らなければいけないと抗体をたくさんつくります。でも、それが役なし抗体と悪玉抗体がメーンだったら、症状がどんどん悪化していきます。
抗体量も上がっていくのですが、ウイルスの数は減らず、感染は広がり、重症化が進んでしまいます。
抗体をつくるためにはT細胞が必要です。T細胞の中にはヘルパーの他にキラーがいます。キラーT細胞はウイルスを殺さないけれども、ウイルス感染細胞を見つけ出して爆撃して殺します。
インフルエンザは抗体ができてくる時にこのキラーT細胞も同時にできてきて、血中のウイルスは抗体が殺す、細胞の中に隠れているウイルスはキラーT細胞が感染細胞を殺すのでウイルスが死にます。
キラーT細胞による免疫はどうも非常に重要で、新型コロナウイルスに感染して治った患者さんをみると新型コロナウイルスに特異的なキラーT細胞ができています。
死んでしまった患者さんはキラーT細胞のでき方が悪かったのか、これから調べてみる必要があります。
抗体を見るだけでなくてウイルスに特異的なキラーT細胞がどれだけできているかを調べないと、本来は免疫の程度が測れません。キラーT細胞は特別な研究室でないと測れないので、今は目に見える抗体だけで測るしかありません。
でも残念ながら測れているのはウイルス結合性抗体だけです。今は免疫のほんの一部しか見ることができないのが現状です。
木村:軽症者を施設収容や自宅療養に切り替える場合、重症化する兆候を見逃さないことは可能なのでしょうか。イギリスでは病院に入れず亡くなった方や我慢しすぎて手遅れになった人が少なくありません。
集中治療室(ICU)病床数や気管挿管の人工呼吸器、ECMO(体外式膜型人工肺)の数を強調する人もいますが、重症化すると生還率は著しく下がります。
無症状や軽症者にパルスオキシメーターを装着して医療機関の担当者に通知が行き、血中酸素濃度の低下を早期発見できるシステムを作れば死者を減らせると思うのですが、いかがでしょう。
宮坂氏:はい、日本でもパルスオキシメーターは広く使われていますが、今のものだと普通に動いている人がずっと装着しているのは不快なようです。機器が改良されれば当然、移動時でも常時装着が楽にできるものが出てくるでしょう。
木村:新型コロナウイルスが変異するスピードを考慮した時、どんなワクチンや治療法開発が必要なのでしょう。また治療薬候補として「アビガン」「レムデシビル」を重視する日本の戦略は有効なのでしょうか。
宮坂氏:治療薬候補は、アビガン、レムデシビルの他にイベルメクチンやシクレソニド(*これ、喘息のステロイド薬オルベスコね)なども有望視されていますが、もっと症例数が増えないとその善し悪しの判断は困難です。
一方、ワクチンはいずれ良いものが必ず出てくると思います。日本でもいくつかの大学、研究機関、製薬会社が開発に乗り出しています。
今のところ、世界中で、DNAワクチン、RNAワクチン、リコンビナント・ワクチン(病原体の遺伝子やタンパク質だけを用いる)、不活化ワクチンなど、種々のものが開発されつつあり、どれが最終ゴールに達するかは読めない状況です。
木村:新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」や「ニューノーマル(新常態)」が言われるようになりました。
宮坂氏:例え新型コロナウイルスのワクチンができたとしても、どれぐらいの免疫を付与してくれるのか。ワクチンが善玉抗体だけをつくってくれたら良いのですが…。
ネコのコロナウイルスのワクチンでは開発途中に悪玉抗体ができて病気が悪くなったという例も報告されています。
ヒトのRSウイルス(RNAウイルスの一種)のワクチンでは、免疫が変な方向に行ってワクチン接種後に病気が悪化してしまった例もあります。
一方、正しいワクチンができて免疫を変な方向に持っていかなければ少々、効きが悪くても、お年寄りの重症化を防げるかもしれません。そうなるとワクチンの価値は十分にあります。
いま学校が再開されると、子供がうつって、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんに感染が広がることが心配されています。
インフルエンザでこうしたことが起こらないのかというと子供たちにうつっても、大人の方は前の年、その前の年にインフルエンザを経験しているので感染はそれほど広がりません。
お年寄りは免疫力が落ちてきますが、ワクチンすると死亡率は下がります。感染率はあまり変わりませんが、重症化は明らかに防げます。
新型コロナウイルスでもインフルエンザ程度のワクチンができればそれで新型コロナウイルスとお付き合いできるようになる。
ニューノーマルにあまりこだわらなくても、インフルエンザと同じぐらいのお付き合いで行けるようになると考えています。
木村:口や鼻から出るウイルス量を迅速抗原検査で測ることができるようになるのはいつごろのことでしょう。それまでは韓国のようにPCR検査で代替することは可能なのでしょうか。
宮坂氏:既に迅速抗原検査は実用化され、近日中に唾液でもできるようになるでしょう。もちろん、PCRほどの感度は期待すべくもありませんが、ウイルス抗原量の多い人がこの方法で見つかれば結構なことです。
というのは、ウイルスを口の中にたくさん持っている人が他の人に感染をうつす力が強いはずだからです。抗原検査は安価で迅速で容易にできるという利点があります。
PCR検査は一定数しかできませんが、迅速抗原検査ははるかにたくさんできる可能性があります。今後さらに性能の良いものが開発されることと思います。
木村:イギリスでは毎日のように犠牲になられた医師や看護師の話が掲載され、その数は170人を超えました。死屍累々となっている高齢者施設でも介護士への感染が懸念されています。
日本の医療現場や高齢者施設の現場には十分な感染防護具(PPE)が行き渡っているのでしょうか。また、こうした医療従事者やケアラーに対する支援、逆に差別・虐待は日本ではどのように広がっているのでしょうか。
宮坂氏:日本ではマスク、手袋、フェースガード、防護衣はいずれも大きく不足しています。差別・虐待問題は顕在化しつつあります。
木村:都市封鎖(ロックダウン)によって息を吹き返した動物や植物が非常に楽しそうにしているような錯覚に陥ります。
グローバリゼーションによって痛めつけられた地球のエコシステムが新型コロナウイルスを作り出し、人間を戒めているようにも感じられるのですが、どうお考えですか。
宮坂氏:私には分かりません。このような流行が輪廻(りんね)のようにやってくることは確かです。

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ツイートから5月18日の3 頭痛も症状のひとつ&血栓症のリスクは遷延 退院時の抗凝固薬服用に関して考慮の必要&肺炎重篤化で回復が大変か 他

2020-05-18 | 医療、健康

なんてことだ デトロイトで5歳の女の子がCOVID-19で死んでしまった 1ヶ月前から頭痛を訴えており人工呼吸器に2週間繋がれた後脳膜炎で脳死 https://detroitnews.com/story/news/local/detroit-city/2020/04/19/5-year-old-first-michigan-child-dies-coronavirus/5163094002/ 頭痛という症状もあるのか

しつこい頭痛は、コロナウイルス感染後に発症する症状の一つ。 ・持続する高熱 ・持続する空咳 ・呼吸障害 ・嗅覚、味覚がなくなる ・持続する頭痛 ・持続する筋肉痛、関節痛 ・まれに下痢 など

「DICに対する対応」 日本血栓止血学会のエキスパートコンセンサスを参考に厳密なDIC治療に留意するよう求めた。 「退院後の抗凝固療法」も独自に取り上げ 「#COVID19 では血栓症のリスクは遷延するとされる。退院時の抗凝固薬服用に関して考慮する必要がある」とコメント。

OGPイメージ

COVID-19で血栓症発症リスク増大、学会が警鐘

日本血栓止血学会は5月13日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染によって血栓症発症リスクが増大するとの警鐘をウェブサイトで発信し...

日経メディカル

 

 「凝固異常に伴う血栓症発症とDICがCOVID-19の予後増悪因子」では、日本でも「COVID-19を血栓症発症の重要なリスクと捉え対応する必要がある」と指摘。その上で、COVID-19感染者の重症度に応じた対応を求めた。

 「軽症患者に対する対応」では、「D-ダイマーの上昇などの血栓症の陽性所見のある場合は、抗凝固薬による血栓症予防療法を考慮する」とした。また陽性所見のない場合は、「深部静脈血栓症(DVT)予防のために継続的な運動、弾性ストッキング着用、あるいは IPCなど理学的予防法が推奨される」とし、「指定ホテルあるいは自宅で隔離された症例もこれに準じる」とした。

 「中等症患者に対する対応」では、「エビデンスは未だ報告されていない」との前置で、「COVID-19が血栓症発症の重要なリスクであることを考慮し、臨床症状、D-ダイマー値、フィブリノゲン値、血小板数を考慮して抗凝固療法を実施する」と提言。実施に当たっては、日本循環器学会の「肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン2017年改訂版」を参考に厳密な血栓症予防療法に留意するよう求めた。

 「重症患者に対する対応」では、国際血栓止血学会のCOVID-19暫定ガイダンスに準じて、「臨床症状、D-ダイマー値、フィブリノゲン値、血小板数を考慮した上で、抗凝固療法を実施することが推奨される」と結論している。

 「DICに対する対応」では、日本血栓止血学会のエキスパートコンセンサスを参考に厳密なDIC治療に留意するよう求めた。また、「退院後の抗凝固療法」も独自に取り上げ、「COVID-19では血栓症のリスクは遷延するとされる。退院時の抗凝固薬服用に関して考慮する必要がある」とコメントしている。

 なお、COVID-19感染者の重症度は、以下のように定義している。
 軽症:下記以外
 中等症:酸素療法が必要な患者
 重症:人工呼吸器やECMOによる管理等を要する患者

歯の資産価値は約3,000万円で、しかも 歯が無いと医療費は2,000万円多くかかるのね。フロスと定期的な歯のクリーニングするだけで5,000万円の価値を維持できる。ということは1年間に2〜3万円歯に投資するだけで、年間100万円のリターンがあるということ。若い人は今のうちから歯に投資するのは賢い選択

コロナウイルスで無くても肺炎重篤化すると身体には恐ろしいほどダメージ残るの

OGPイメージ

肺炎で人工呼吸器つけたら、どれくらい回復が大変かって話

 

ベトナムでビジネスを

 

 

 

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感染した人々はウイルスを標的とするT細胞を抱えていることが明らかになり、回復を助ける可能性

2020-05-18 | 医療、健康

https://sciencemag.org/news/2020/05/t-cells-found-covid-19-patients-bode-well-long-term-immunity…

T細胞として知られている免疫の戦士は、ある種のウイルスとの戦いに役立つが、#COVID19 を引き起こす #SARSCoV2 との闘いにおける重要性は不明。 現在、2つの研究により、感染した人々はウイルスを標的とするT細胞を抱えていることが明らかになり、回復を助ける可能性がある。
どちらの研究でも、#SARSCoV2 に感染したことがない人がこれらの細胞防御を持っている人がいることがわかった。 これはおそらく、以前に他のコロナウイルスに感染していたためと考えられる。
研究では、#SARSCoV2 感染をクリアした人が将来的にウイルスを防ぐことができるかどうかは明らかにしていないが、どちらもウイルスに対する強力なT細胞反応を特定した。
ウイルスに対する強力なT細胞反応を特定できたことは、 「長期的な防御免疫の開発にとってよい前兆」 調査結果はまた研究者がよりよいワクチンを作成するのに役立つかもしれない。
開発中の100を超える #COVID19 ワクチンは、 主に別の免疫反応である抗体に焦点を当てている。 これらのタンパク質はB細胞によって作られ、 理想的には #SARSCoV2 にしがみつき、 細胞に入るのを防ぐ。 https://sciencemag.org/news/2020/05/t-cells-found-covid-19-patients-bode-well-long-term-immunity…
対照的に、T細胞は2つの異なる方法で感染を阻止する。 ヘルパーT細胞はB細胞やその他の免疫防御細胞を活性化させ、 キラーT細胞は感染細胞を標的にして破壊。 疾患の重症度は、これらのT細胞反応の強さに依存する。
バイオインフォマティクスツールを使用して、 どのウイルスタンパク質断片が 最も強力なT細胞反応を引き起こすかを予測。 次に、軽症の #COVID19 から回復した患者10人の 免疫細胞をこれらのウイルスの断片にさらすと、 全員の免疫細胞がヘルパーT細胞を運んだ。
10名の患者は、他の #SARSCoV2 タンパク質に反応する ヘルパーT細胞も宿しており、被験者70%からウイルス特異的キラーT細胞も検出。 「免疫システムはこのウイルスを見て、効果的な免疫反応を開始する」と言える。
以上の結果はベルリンの病院において、#COVID19 入院患者18人中15人にスパイクタンパク質を標的とするヘルパーT細胞を同定したこととも一致する。 感染していない68人の血液も分析。 34%が #SARSCoV2 を認識するヘルパーT細胞を宿していたことが発見された。
現在のパンデミック以前、2015年~2018年の間に収集された保存済み血液サンプルの約半分でこの交差反応性を検出。 研究者らは、これらの細胞は、風邪を引き起こす4つのヒトコロナウイルスの1つによる過去の感染によって引き起こされた可能性が高いと考えている。

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