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コロナ患者の約37%に急性腎不全、NY医療機関の研究で判明

2020-05-18 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200518-00010004-reutv-n_ame

 米ニューヨークの医療機関で治療を受けた新型コロナウイルス患者の3分の1以上が急性腎障害を発症し、およそ15%が透析を必要としたことが、同州最大の医療機関グループ「ノースウェルヘルス」の調査で分かった。

 新型コロナウイルスがどのように人体を攻撃するのか、世界中の専門家が解明を急いでいるが、ニューヨークから新たな報告が。

 NYの医療機関で治療を受けた新型コロナ患者の3分の1以上が、急性腎不全または腎障害を発症し、そのうち14%が透析を必要としたことが同州最大の医療機関グループ「ノースウェルヘルス」の調査で分かった。

 調査に当たった1人、ケナル・ジャヴェリ博士によると、調査は3月1日から4月5日までの5449人が対象。

 調査に当たったケナル・ジャヴェリ博士
 「患者のうち36.6%が急性腎不全または腎障害を発症した。そのうち14%が透析を必要とした」

 腎障害は腎臓が機能不全に陥り、老廃物をろ過できなくなることで起こる。

 腎機能低下は早期の段階で発生していることが調査から判明した。約37%は病院搬送時すでに症状が見られたか、入院後24時間以内に発症した。

 ジャヴェリ博士によると、人工呼吸器を必要とする重症患者の多くに腎不全が見られたという。人工呼吸器を必要とした患者1000人以上のうち、約90%が急性腎不全を発症した。

 ただ博士は、一般的に重症患者は状態が重くなるにつれて腎不全を併発する傾向があるとも述べている。

 だが博士は、こうした症状を発症する危険性のある患者の割合を知ることで、患者数が増加した際に必要な設備や人員の配置計画に役立つだろうと話している。


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